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小林典雅 松本花
ふばば
ネタバレ
小林典雅さんの江戸時代もの。 主人公はお堅いお武家さま。だから口調がとっても凛々しくて生真面目なのです。 『榊鉄之丞には嫁がいない。』 からはじまる物語、しかも榊には人に知られると気まずい嗜好があるという。 これは「男色」の事かと思いきや、設定は全然違うのです。 嫁がいないのは、まとまった縁談の相手が祝言前に必ず病気や不慮の事故で命を落としてしまうから。その数、何と4人!おかげで榊は「呪…
小林典雅 小椋ムク
ほほん
私自身、不妊治療、生殖倫理に関わる仕事をしているので、最初はこんなアホな話があってたまるか!と一瞬読むのをやめようかと思いました。人ひとりの人生を簡単にホイホイ請け負う騎一と、それに順応してしまう和久井と結哉に幻滅したりもしました。でもシリーズ1作目がとても好きだったので、頑張って読み続けてみて−−− からの大どんでん返し!そうか!それなら全然問題無いです。OKです。 尚が騎一に惹かれる部分も…
小林典雅 円陣闇丸
maruchan
シリアスでエロ特化の時代物BL…と宣言している作品。 中身は実質2部構成のような形といいますか、突然殿の稚児として召し上げられることになった主人公が性技を仕込まれたりする「後宮小説」的な展開を見せる前半と、色々あって山寺に幽閉されることになった主人公の元に初恋の相手も現れて三角関係が繰り広げられる後編で作風が変わっちゃってます。 前半は主人公の気持ちも痛いし、殿と先輩小姓との三つ巴も官…
小林典雅 佐倉ハイジ
渋茶
一般人攻め×人気絶頂のアイドルってカップルの設定が年の差、ハッピーエンドって好みにうまく嵌っているなと感じた甘々で微笑ましい話だった。 この作家さんの小説は今回が初読みになるが、一つの文章の長さとかは気にならなかったし、読み易かったほうだと思う。 他小説でも、受けの心境がグルグルと渦巻いているような文章に出くわす事もあるし…。 私は元々年の差ものが大好きだが、年下側の旬が恋心を抱く年上の…
小林典雅 柚名ハルヒ
bonny
先生のデビュー作ということで時間をかけてゆっくり読みました。堅物看護師×旧財閥御曹司と、おおらか小児科医×御曹司の義理の兄の2本立て。わたしは後半のお話の方が好きでした。佐川先生がイイんですよ〜。むつこさんとはホント、ツボが被るなぁ。 ✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎ 看護師の雨市(ういち)が仕事から帰宅すると、玄関前に品の良い美貌の青年が雨市の帰りを待っていた。身勝手で常識外れなお願いなのはわか…
小林典雅 砧菜々
すみれ0401
私の萌えツボの一つに、どちらか一方が敬語・丁寧語を使う・・・というのがあり、今作ではまさにそのシチュエーションをたっぷり堪能できる作品となっていました。 受け様の天然さと丁寧語が、とても楽しい化学反応を起こしていて、読んでいて何度も笑ってしまいました。 攻め様も受け様も、とても好感の持てるキャラでしたし、綺麗な顔を持ちながらも、コンプレックスやトラウマを抱える2人の葛藤も興味深く読みました。 …
snowblack
超イケメンなんてちっともいいことはない!と 小さい頃から理不尽な目に逢いまくって、 恋愛もどうでもいい的なサラリーマン・若菜高秋と 美形メガネなんだけれど、コミュ障気味なサラリーマン・紀ノ川諒。 元劇団シベリアブリザード(←典雅読者なら分かりますね?)に 所属していた高秋の従兄がやっている人材派遣会社でたまたま出会い、 スタッフだと勘違いされて、コミュ障の友人役を引き受けたことから…
ちゅんちゅん
超イケメンだけど性格が地味な会社員、高秋(攻め)が、たまたま従兄の経営する人材派遣会社に依頼に来た諒(受け)のレンタル友人としてなりゆきで働くことになるのですが・・・ 面白かったです。大筋は確かに「国民的スター・・」に似ていましたが、攻めの性格が違いましたね。高秋も諒も楽しい人たちでした。 高秋は確かに性格が地味というか普通なんですが、励まし方とか考えることがユニークで楽しくて、何度も笑っ…
てんてん
本品は雑誌「小説Dear+ vol.63 アキ号」の 読者プレゼントペーパーで雑誌掲載の 『国民的スターと熱愛中です』番外編です。 『国民的スターと熱愛中です』は既刊 『国民的スターに恋してしまいました』の続編で 真中のゲイ疑惑釈明会見の様子が描かれています。 「恋人の記者会見を眺めてしまいました」 出演作で心臓病の役をした旬は その公開に合わせてチャリティ企画で 写…
潤潤★
やっぱり家で1人で居るときしか読めない典雅さん作品。 クスッとツボるとこから、あははと声に出して笑いそうになる場面が多々あるにも関わらず、話的にも最後に綺麗にまとめてくれるのがやっぱり凄い作家さんです。 『国民的スター~』のときにも思いましたが、溺愛攻め視点っていいですね! 受け視点の作品ばかりに出会っていた中で衝撃を受けた記憶があるのですが、この作品も攻め視点からだからこそリズミカルに…