小林典雅さんのレビュー一覧

小説ディアプラス創刊50号記念「書き下ろしプチ文庫」 グッズ

後日談の甘さ堪能

本編の番外編15作品の小冊子です。

本編が未読だと「ふーん仲良しだね」だったんですが、本編を読んでから読むと、後日談の二人の甘さにジタバタしそうになりました。

私が一番印象に残ったのは、「溺れる人魚」の番外編「ひとりじめ人魚」です。反省したとはいえ、遊び人の桂(攻)に本編読了後もなんとなく不安を抱いていたのですが、眞生(受)にメロメロだという心中が分かり、ホッとしました。これ、これが欲…

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若葉の戀 小説

小林典雅  カズアキ 

可愛いお話

とにかく出てくるキャラクターが可愛いです。
特に受けのキャラが甘いお菓子に例えられたりと、ふわふわのイメージで容姿を想像しやすいです。

ドイツ語の多様も作品の雰囲気にあってて面白い。
昭和初期の児童文学を読んでいるような気分が味わえます。

学園モノも時代が変わればまた雰囲気が変わりますね。
こういう学園モノのBLを読んだことがなかったので、とても新鮮に感じました。
シリーズ化し…

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あなたの好きな人について聞かせて 小説

小林典雅  おおや和美 

優しい世界

おおやかずみ先生の挿絵に小林先生の年下攻めという私にとって素晴らしい一冊です。

某ドラマを見て年下攻めに再熱し再読しましたが萌えが詰まってました。

泉野くんのハイスペックさと優しさとツンデレ加減にキュンキュンしまくりました。

攻めも受けも良い子で優しい世界です。

エロシーンは少ないですがキュンが止まりませんでした。

おすすめです。

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若葉の戀 小説

小林典雅  カズアキ 

クラシックのBGMが欲しい

大変久しぶりにレビューしたくなりました。
当初表紙を見て、こんな可愛らしい少年たちの話では、典雅さんの面白さが出しにくいのではないかと思ったのですが、そこは問題なかったですね。
しかし、評価がマイナスになった理由がそこにあります。
私としてはもう少し大人な感じのイラストでお願いしたかったなと・・・

内容に関しては他の方が書かれているので、いつも私が典雅さんに期待している『道徳的』な部分…

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茜は見た~夏休み編~「若葉の戀」番外編 グッズ

滲み出るのは友情よりも濃いムードです

本品は『若葉の戀』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、捷の妹である茜視点で
夏休みのある日が語られています。

茜は兄の捷が大好きです。

今年も夏の間、
兄が友人の草介を連れて帰省し
とても楽しい毎日です。

今日は2人が映画に行くというので
一緒に行きたいと言いましたが
フロイントシャフト成立の記念だからと
断られてしまいます。

優しい草介なら…

4

若葉の戀 小説

小林典雅  カズアキ 

大正の恋はちょっと面倒くさいかも

今回は誰とも馴染まないツンな皮肉屋と
朗らかで誰にでも好かれる人気者のお話になります。

受視点で
不仲だった攻様の誤解が解けて両想いになるまでと
攻視点で
出会いから恋人として結ばれるまでを収録。

受様は父親か学生時代を過ごした
全寮制の高校に猛勉強の末に入学します。

その高校は明治中期創立の私学で
帝大合格率が官立のナンバースクールにも
引けを取らない名門校で

3

若葉の戀 小説

小林典雅  カズアキ 

今回の典雅さんはテクニシャン!

今朝早くに届いた典雅さんの新刊。「ちょっとだけ」と思って読み始めたら止められなくなって、本日するはずの仕事が明日に持ち越しに……いや、後悔はしていないっ。

『若葉の戀』と『燃ゆる頬』の二部構成です。いや、これがほぼ同じ話なのに与える印象が違うったらないの。その構成の妙だけで「うふふ」と含み笑いをしちゃうほどでした。

父の思い出話に憧れて、猛勉強の末全寮制の高校に入学した鞍掛捷は同室の領…

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茜は見た~夏休み編~「若葉の戀」番外編 グッズ

超可愛い♡

こういう「〇〇は見た」系統のお話って定番かもしれないけど、やっぱり面白い~!いつの夏休みなんだろう、2年かな???夏休みに受けさん実家にお泊りに来ていた攻めさんと受けさんの夜中のやりとりを見てしまった、受けさんの妹ちゃん(尋常小学校1年か2年ぐらい)視点のお話です。

夏休みに二人で映画に出かけるというので、一緒に行きたいーとおねだりをする茜ちゃん。「夜中に厠に行けなくなるような怖い映画だよ」と言…

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若葉の戀 小説

小林典雅  カズアキ 

双方向の感情が

超表紙買い。この光の使い方、大好き!典雅先生、苦手なお話の時もあるのですが、あまりに好みな表紙だったので購入。あまりドタバタはしていないように感じたので、個人的にはセーフでした。「ディアプラスに掲載された本編」130P+書下ろしの「攻めさん視点で本編と一部ラップしているお話」90P+先生のあとがきでした。いやーこれ雑誌掲載分だけだったら、「えーーーここで終わるのー」という気持ちでいっぱいだったと思…

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若葉の戀 小説

小林典雅  カズアキ 

面白いのだけれど

作家買い。

表紙といい、タイトルといい、ちょっとノスタルジーを感じる。という事で、もしかしたらいつもの典雅さんの作風はなりを潜めているのかなとも思いつつ読み始めました。

バンカラ。
ドイツ語混じりの学生用語。
旧制高校。

設定は確かにノルスタジックな雰囲気にあふれていますが、内容は典雅さんらしいコメディ色の強い作品でした。ところどころでぶっこんでくるギャグに、腹筋崩壊しそうに…

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