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3/3(合計:28件)
山藍紫姫子 小島文美
橘盾
はぁ~・・(ため息)、ドキドキした・・・! 次は誰が痛いの?次は誰が歪むの?次は?次は? 主人公の秋生は暴走族の副総長の時の暴走行為や障害などで刑務所に行っていたが、退所の日、義父の陰某で送られた先は「聖なる島」という地獄。 そこは、凶悪犯罪を犯した青少年を、看守の様な大人達がいたぶり酷使する違法な農場。 秋生をはじめ、そこに集められた青年達にあるのは、死と隣り合わせの欲望やストレス、…
吉原理恵子 小島文美
ぐりりんwwらぶ
号泣必死!というレビューを見てから購入しました。 設定は中世で、青年王と吟遊詩人・・それだけなら本当に少女マンガに 出てきそうですよね。 いえいえ、やはり吉原ワールドです。 「愛は狂気」テーマが揺るぎないです。 そして、何といっても文章が詩的でとにかく美しい! これが、吉原先生が25年も前にJuneで書かれたと思うと、 それだけでも感動します。 一気に読みましたが、本を閉じるまで自…
茶鬼
ネタバレ
ハンカチを用意してください、できればタオル地がいいです。 自分は電車で読んでしまって危うい目に会いました(汗、、) 最初から最後まで胸を締め付けれる苦しさに、どこまで耐えられるのか、心を試されているような愛の姿がここにありました。 17歳にして王になったルシアンに「誕生日の贈り物として操をもらう」として強引に奪われたものの恋人となったキラ。 しかし、乳兄弟として育った王の妹イリスをかば…
haruko4869
攻・ルシアン(22) 帝王 受・キラ(18) 吟遊詩人 乳兄弟であったルシアンとキラ。 ルシアンは17歳の誕生祝いの席で、キラに祝いの品を求めます。 キラは「王が望むものを差し上げます」と応えたことから、ルシアンは「キラの操をもらう」と。 以来、ルシアンはキラだけを愛し続けます。 ルシアンの妹・イリスが家臣との密会のためキラに言伝を頼んだ場面に行き当たったルシアンは、キラが妹と…
えくぼ王子
私はこの本を読む前にドラマCDを聞いたことがありました。(借りてですけど) そして・・・翌日に目がはれそうになるくらい号泣したんです。そこでずっと探していたんですが・・・もともとの発売が古くて見つからない・・・。そこへKAREN文庫さんで再び出るということで即購入した作品です。 お話はまだ若い王ルシアンとその小姓であるキラの恋愛模様。愛しくて愛しすぎて・・・そしてどうしようもないくらいに憎…
野阿梓 小島文美
葡萄瓜
時代が軋みつつうねりゆく中、 引き裂かれた運命は再び出会い、そして空白を 埋める様に濃密な情愛を展開する。そこには 世情の律の入り込む余地なぞ一切無い。 やがてひと時の騒乱が過ぎて後…。 仮想史書として大きく広げられた風呂敷が耽美と 言う過程を経て収斂され、思念の対峙と言う SF的過程を経て日常へと還って行きます。 執行雅が過ごしたのは、青年への階段と 一言で言うには余り…
「月光のイドラ」で描かれた事件より一年後、 執行雅は寵愛される者としての美しさを開花 させつつも未だ不安定な心理状態の中にあった。 その最中に巻き込まれた理不尽な状況。 そして雅は否応無しに濃密な性愛の儀礼へと 巻き込まれてゆく…。 耽美とSF、そして精神理念を融合させた妖しくも 硬質な世界が展開されています。 暗い美しさにじっくりと浸る事ができる作品でしょう。
衆道志向の下集った私塾で縁を持った公彦と雅。 二人の関係は密やかな敬愛も絡んで中々に濃厚な ものとして描かれて居ます。 その縁で結ばれた二人の活劇譚、と言う一面も 愉しめるでしょう。 元々SFの手練れであった野阿梓氏が試みた『やおい』です。 続刊である『緑色研究』上・下もかなり良い歯応えです。