小山田あみさんのレビュー一覧

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『溺愛オトコ』と『年上の男性』目当てに

8作品の番外編が各4ページずつ入った全サ小冊子。
ハルヲさんと野原さんの作品以外はエロなしor少なめです。

■青野ちなつ『恋愛革命』シリーズ
泰生の仕事の関係でパリに来ている潤。
先日結婚式を挙げたギョームとベルナール(『情熱の恋愛革命』参照)に送るブーケを選ぶため、未尋の働く花屋へ。
そこで未尋の作ったブーケを選びます。
そこへ未尋の恋人・冬慈がやって来て、いつものように未尋を猫…

4

タンデム ~狂犬と野獣~ 小説

沙野風結子  小山田あみ 

雄と雄のぶつかり合い

公安の靫がに接触してきた族あがりのヤクザ峯上。
敵対する相手かと思いきや、靫が捜査しているカルト教団の闇をあばくとういう共通の目的で協力関係を結びます。

二人ともSっ気たっぷりで男くさくてカッコいいです。
お互い強気で普段は斜に構えた接し方なのに、峯上の愛撫に落ちた時の靫は色気があってエロすぎです。
そして心の中に響くラスボスのエンジン音がエロさを増幅させてます(笑)

1巻はカル…

2

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

あなたが生きていて良かった

我ながらびっくりですが榎田尤利さんの作品を初めて読みました。(…このフレーズ、つい最近、別の有名作家さんでも書きましたが…)

心温まるタイムスリップファンタジーです。小難しい印象はなく、複雑になりそうな展開がシンプルに読みやすくまとまっていました。要所々々に涙腺にグッと来るシーンがあって、読んで良かったなぁと思います。

俺様な主人公・久我山の一人称で書かれているため、序盤はその傲慢で身…

3

棘の檻 小説

本庄咲貴  小山田あみ 

兄のキャラクターが強烈

傲慢で誰のことも信じられず人格が歪んでいるイケメンで絶倫な俺様攻が、翻弄されて追い込まれる受に対してさんざっぱら鬼畜の所業(もちろんセクハラ)を繰り返した挙句「お前が好きだ。こんな気持ちになったのはお前が初めてだ」と言えばすべてが許される――という展開に「またこれか…」と思わずにはいられませんでした。

気を取り直して…。この作品の面白かったところは、何と言っても主人公・白斗の兄・利一の異常な…

2

楽園彼岸 ~蝶の褥~ 小説

夜光花  小山田あみ 

救済ルートはない

「楽園彼岸~溺れる劣情~」の下巻に当たる作品です。上巻よりホラー風味が強くなっていて、人がどんどん死んで行きますので要注意。

正直、実はみんな(特に匠の身内は)生きていた…というようなオチも頭の片隅にありつつ読んだのですがそんな救済ルートは用意されておらず、普通に(?)凄惨な大量殺人事件のお話でした。とはいえ、隼人の不穏な動き、匠の記憶障害の描写、徐々に明らかになる関係者の本性、そして全てを…

4

奪還する男 小説

水原とほる  小山田あみ 

男っぽいのかも いやでも男っぽさもちょっと足りない

お仕事感たっぷり目なお話でした。
ページ中、漢字多し、文章固めで、ひらがなでの感じてる声とかの描写は
あまりない印象・・・。のんきにリラックスしたいときに、ちゃちゃっと
読む感じではなかったでした。
ゆっくりしたい週末に読んだ私がばかだったかも。

なぜこの本を手に取ったのか、自分でも経緯が思い出せず(笑)
冒頭を立ち読みさせてもらって、爆弾テロ?かなんかの緊迫感あるページを読んで、…

0

閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

二転三転するストーリー展開に引き込まれます

作家買いです。タイトルの『閨盗賊』というタイトルといい、小山田さんの描かれた麗しい表紙といい、ちょっと淫靡なかほりが漂い、読む前からテンションが上がりました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

沙野作品なので一筋縄ではいかないストーリーなんだろうなとは思っていましたが、そう来たか!というストーリー展開でした。伏線があちこちに巻かれていて、それを回収しつつ二転三転するストーリー展開は…

22

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

静かに泣かせてくれる物語でした

読後、えも言われぬ幸せと哀しさが相まった感情に埋め尽くされていました。
この気持ちを言葉で表現するのはとても難しい作品です。
最後のSSは、作者のあとがきでも言われていますが、好みは二分するでしょうね。
でも、私はとても幸せを感じました。
つぐみも朔太郎も、お互いに約束を果たし、永く共に生きていた証を見せてもらえた事がとても嬉しかったです。
みぞおちにズーンと重石を載せられるような、本当…

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閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

幼い頃の2人が可愛くて萌え萌えです

そうきたか!と唸らされる一捻りあるストーリーでした。
とにかく一番萌えたのは、幼少期の2人で、盗賊団の息子なのに受けを甘やかしてあげる攻めに非常に萌えました。。
受けのあかぎれの手を蜂蜜のオイルで優しく塗り込めてあげるなんて。。
可愛すぎました!!
大人になってからは、いわゆる誤解が重なったすれ違いものでしたが、いきなり受けを疑うのではなく、もーちょい信じてあげても良かったのになーと。

7

閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

こじらせ愛に萌える英国モノ

英国ビクトリア朝末期を背景とした物語。
英国の作曲家ヘンリー・チャールズ・ラン(1817-1894)が「昨年亡くなった」という記述があるので、1895年の話と思われます。

主人公は准男爵の息子・レン(受け)。
彼は12年前、14歳のころ盗賊団に誘拐されたことがあり、そのとき優しくしてくれた棟梁の息子・カイル(攻め)に淡い恋心を抱いていました。
12年後、父のあとを継いで貿易商となったレ…

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