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72/173(合計:1729件)
中原一也 小山田あみ
ふばば
ネタバレ
正確に言えば前作が「番外編」でしたので、シリーズとしては7作目。しかし、本作の内容は前作「番犬は悪徳弁護士に狂う」の続編となっています。 冒頭から芦澤が木島に銃口を向け、榎田が絶叫するシーンから始まる本作。 オープニングからハードボイルド感がハンパない。 組に黙って下っ端を殺して埋め、組長の孫娘・優花と結婚を前提に付き合いを始めながらも諏訪と恋をした木島。 諏訪は初めて「愛されている」…
極道スーツシリーズと同時進行している「木島x諏訪」の番外編が遂に1冊としてディープに展開する本作。スピンオフというよりも「極道スーツ、シリーズ第7作」としての存在感です。 シリアスながら甘々に展開する極道スーツ本編の「芦澤x榎田」CPとは打って変わって、こちらの「木島x諏訪」編は誤解、すれ違い、思い込み、言葉足らず、タイミングの悪さ等々、うまくいく要素も甘さもない… そんな破滅系CPが、いよい…
宮緒葵 小山田あみ
fandesu
読み終わった瞬間に、大きく息を吸い込んでいるのに気づきました。 『息をもつかせぬ』ってこういうことなんだなぁ。 中盤からの怒濤の展開がとんでもなく劇的なんですもの。 もう『椿三○郎(白黒の方)』を、念願叶ってフルスクリーンで観た時くらい興奮してしまいました。 時代劇、特にチャンバラ好きにはたまらない1冊です。 小山田画伯のイラストも豪華絢爛! おまけに色っぽいことこの上ない。 も…
シリーズも6作目となり、新しいアプローチで攻めてきます。 やっぱり、忙しい合間を縫って芦澤が会いに来て榎田をエロとろに抱く、だけではマンネリですからね! さて、今回芦澤と榎田を襲う試練は…! ズバリ「記憶喪失」なのですよ。 うーむ。私は個人的に記憶喪失展開は苦手で。なぜなら、この展開が来ると物語に逃げを感じるから。 しかし、さすがBLエンタメ王・中原一也先生は切り口が一味違う。 組の後…
極道スーツも5作目となりました。 前作の「極道はスーツに契る」はかなりのドンパチで、ハードボイルド、バイオレンスな要素が多い作品でした。 対して、本作。 朴の事件も終わり、とりあえずは今まで通りの生活に戻った榎田。 ただ、芦澤と運命を共にするという覚悟がより深まっています。 そんな時、雑誌社より「テーラーえのきだ」と榎田本人に取材をしたい、という依頼があり… ↓↓ネタバレ↓↓ …
ポッチ
『華は褥に咲き狂う』シリーズの4作目。 『華は褥に咲き狂う』→『華は褥に咲き狂う~鬼と剣~』→『華は褥に咲き狂う~悪華と純華~』の続編にあたります。 恵渡幕府の第八代将軍・光彬のもとに純皓が輿入れして3年後、のお話です。序盤、光彬が将軍になった過程や、純皓が男でありながら光彬の御台所として輿入れしてきた経緯が書かれているので、この作品単品でも読めるかと思いますが、でもやっぱり前三作を読んで…
本作は、前作「極道はスーツに刻印する」の続編的な展開です。 そして、ヤクザものとして振り切って過激展開へと進んでいます。 「〜刻印する」で芦澤と榎田を襲い、死んだはずだが死体が無かった佐倉の復讐劇は、まだ終わりません。 中国マフィアにより、榎田と諏訪が拉致され… かなりのバイオレンスなので、この作品くらいから苦手になる人もいるかな。 第1作は「BL界の直木賞」だ!とレビューしましたが、言…
極道スーツ、シリーズ化してひとひねりの展開から始まります。 榎田の元に弟子入りしたい、と懇願する青年・佐倉の登場。 しかし、彼の存在は非常に不穏なのです。 なぜなら、佐倉は、芦澤の忘れえぬひと・恵子に瓜二つで… …という、もうこれだけで2時間ドラマ的エンタメ感がハンパないです! そして本作の大きな目玉は! 堅気のテーラーであり、優しくて穏やかで、それでいて芯の強い榎田弘哉、 芦澤にと…
「極道はスーツがお好き」の続編として発表された本作。 私が「極道スーツ」を知った時はすでに堂々9作出ていてシリーズになっていましたが、初作の「〜お好き」の面白さが引き継がれ、ここからシリーズとして成立していったことがよくわかる作品です。 ヤクザの若頭・芦澤と、カタギの優しい男・榎田はしっかりと恋人になっています。 本作では、芦澤の榎田に対する想いが芦澤のアキレス腱である事をライバルに知られ榎…
極道スーツ伝説はここから始まった……‼︎ 私がBLを読み始めたごく初期に出会い、BL小説にハマり読み続ける元となった作品です。 この作品によって、BL小説の濡れ場表現というものに衝撃を受けたと言っても過言ではありません。 木原○瀬先生作品は「BL界の芥川賞」と称されていますが、それなら本作は「BL界の直木賞」だ… 何と言ってもエンタメ度が他の追随を許さない。 カップリングとしては、強引・…