小山田あみさんのレビュー一覧

捜査官は愛を知る 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

伏線を回収しつつ進むストーリーに圧倒されました

『捜査官は愛を乞う』の続編にして完結編。

前作はいまいちツボに入らず、だったので、こちらも買おうか悩みましたが、いやいや、

めっちゃ面白かった…!

前作で解決しなかった、篠森の恩師である海老塚の死。
この事件を追う形でストーリーが展開していきますが、とにかくストーリーの動かし方、伏線の回収の仕方、キャラのインパクトの強さ、そういった諸々が非常にお上手。

登場人物はそれなり…

7

棘の檻 小説

本庄咲貴  小山田あみ 

思ってた3Pと違った…(;ω;)

愛憎が絡む三角関係。
兄弟で1人の男を取り合うような流れが個人的には新鮮でした。
しっかり絡む3Pは1度だけでしたが、精神面では攻め1人×受け2人に見えます。
(挿入の形としては連結で主人公である弟が真ん中の人になります)

ガチ兄弟込みの3Pが読めると浮かれて手に取ったものの
思ってたのと違う三角関係で、私の好みからは外れてしまいこの評価でごめんなさい。


兄を慕い、とある事…

2

カタギの分際 小説

櫛野ゆい  小山田あみ 

肩の力が抜ける裏社会モノ

初読み作家さんです。
裏社会モノを探していた時に小山田さんの表紙が目に留まりました。
タイトルと表紙から主人公2人がヤクザ者と花屋さんというのは予想していたのですが、いや~なかなかいないタイプの人達じゃないでしょうか。
評価は萌にしていますが、萌x2に近い萌です。
その位楽しませて頂きました。
主人公2人と桐生の部下の元木とのやり取りが面白くて終始笑いが漏れてしまいました。
なんといっ…

2

獣な王様? 小説

真崎ひかる  小山田あみ 

動物好き

主人公は獣医資格を持ち、いつかサファリで働きたいと夢見る綾野里希(あやのさとき)。
以下、少しあらすじを紹介します。

綾野は地方の小さな遊園地で働いていたのですが、その遊園地が閉鎖することになり、新しい就職先を探し始めようとしていた矢先、ガラシュという国の国立保護区で働く大学時代の先輩の杉から欠員が出たので来ないか?という誘いを受けます。
里希は長年の夢がかなうというので喜んで現地に赴く…

0

捜査官は愛を知る 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

ただそこにある愛に気づく

前作『捜査官は愛を乞う』で不完全燃焼して、どうも納得がいかない気分のまま待っていたこの1冊。
良かったぁ……百合永、ちゃんと『紳士』でした。
私の大好きな鳥谷さんの『変態紳士』!

『攻めさんが受けさんを大好きで尽くしまくる』というシチュエーションは好きです。でも天邪鬼なので、素直に「好き好き」というのでは、何となく物足りないと思ってしまうんですよね。
「じゃあどういうのが良いんだ?」と…

9

捜査官は愛を乞う 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

サスペンスと変態エロのバランスが好き!

最近ゆっくりと小説が読みたいな〜と思うのですが、BL小説初心者のため何を読んだらいいのかわからない…。
コミックスと違って絵柄という見た目での判断が出来ないので、アワードを参考に手に取らせて頂いています。

複雑な出自を持つ刑事・篠森を主人公にしたラブサスペンス。
「国際犯第三係」という特殊チームを率いて、次々と巻き起こる事件を追う展開はとてもスリリング。

親の愛を知らずに育った私生…

6

捜査官は愛を知る 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

愛を知る事が出来た瑞紀に乾杯!

「捜査官は愛を乞う」の続編で、完結巻になります。
完全な続き物なので、気になった方は前巻からお読みなった方がいいかと。

で、タイトルが深いんですよ。
前巻では、愛を信じずに生きてきた主人公が、愛を認めて求めると言うのがテーマなんですよね。
そして、今作で愛を知るー。

知ったばかりで、「愛」に関しては初心者も初心者の主人公。
愛を知ったばかりに、経験する事になる苦しみ。
そして…

16

シンクロハート 小説

剛しいら  小山田あみ 

シンクロするのは隠している心

「エリート警部x犯罪心理分析官のセクシャル・スリリングLOVE」の帯通りの、2時間TVサスペンス的なお話。
私は元々こういうの好きなので非常に面白かったです。
攻めの陵(みささぎ)は、絵に描いたような3高のイケメンエリート。
一方独特なのが、受けの犯罪心理分析官・空也(くうや)の造形。
BLの多くでこういうカップリングの場合、分析官はクールビューティなツンデレ眼鏡のイメージ。
だけど、ア…

1

淫魔を孵す 小説

沙野風結子  小山田あみ 

三角関係が辛い

一人の男と二人の同じ男の表紙。
変則三角関係なんですね。

なかなか辛く苦しい描写が多く鳥羽が口説き続けても宰に届かず読んでいて折れそうになりました。
でも宰も実は鳥羽を好きになってたんですね。
兄のことで全てを完璧に振る舞い生きてくことで感覚や感情が狂ってしまって。

鳥羽のお陰で白いトンネルからも脱して兄の呪縛からも逃れ。

しかし水川恐るべし。いや、鳥羽がちゃんと別れなかっ…

1

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

生きなおして人として成長していく主人公の軌跡を読む

時間をおいてしばらくするとまた読みたくなる作品の一つです。
榎田作品は再読したくなることが多く何度読んでも面白く、時間を経て受け取る感想が変わったり登場人物への思いも変化したり新たな発見があるものです。

以前読んだときは久我山の自己中でオレ様なところが嫌いで、こんな男が過去に戻るという不思議体験くらいで急にいい人になるのか?
なんて思いもしましたが、17歳のガキの強がりや知ったかぶって人…

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