緒田涼歌さんのレビュー一覧

ささやくように触れて 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

ズルイ大人と大人な子供

人気イラストレータの執行(攻)と
そのアシスタントをしている直樹(受)の物語。

直樹が学校の入学金を無くしてしまったことで、
執行が「そのお金を出してあげるから、援助交際しよう」
と言いだしたことが始まりです。

この援助交際というのは、「ほっとしたひと時を過ごす」というもので、
直樹の方が、「えっ」となってしまい、執行が気になってしまいます。

読んでいて思ったのは、執行は…

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きみの目をみつめて 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

風威の成長!

前回の「きみと手をつないで」から比べると
今回は、しみじみ風威の成長を感じることができました。

引きこもりホラー作家の風威の作品が、映画化するということで、
俳優の英と出会います。
今までとは違い風威は、積極的に英と接触しようとするので、
香澄が不安を覚えるようになるという物語。

香澄も、家政婦から、風威のマネージャと昇格?しているので、
香澄のマネージャとしての力も試された…

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きみと手をつないで 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

攻の誠実さ

金髪ハデな家政婦の香澄(攻)が、ホラー作家の風威(受)の家で
働くことになったことから始まる物語。

風威の育った環境に起因する性格の「不安定さ」が
何となく、恐いです。
「そういうことあり得るのかな~」と子育って難しいものなのね・・・
と考えてしまってみたり。
ちょっと話がズレましたが、
風威の浮世離れした性格は上記のことを考えなければ、
なんともかわいいです。

そして、…

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恋する人魚 小説

高峰あいす  緒田涼歌 

人魚が攻め様だったんですね

受け様が7歳の頃、身体が弱く避暑をかねて訪れていた場所で出会った、
攻め様である金髪の青年、チョットしたきっかけで仲良くなった二人。
受け様は歳の割に物静かで身体が弱くみんなに心配を掛けている事から
ワガママひとつ言わない聡明で思いやりのある子供なんです。
攻め様も家の事で悩んでる時期だったので、受け様との交流はその小さな身体で
精一杯生きて、健気さに心を癒される存在になるのです。
受…

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恋花 傾国の花嫁 小説

秋山みち花  緒田涼歌 

私にとっては、BL本の中でバイブル的存在の本です。

初めて買ったBL本(その1)です。

どういう経緯でこの本を知ったのかは忘れてしまいましたが、
知ったのは発売から半年ほど経った頃でした。
それ以来、購入するまでの約半年間、ずっと気になっていました。

鳥海さんが出演しているCDをチェックしている時に、
『ルナノベルズ フェア2011 ~番外編CD全員サービス~』
のフェアがあるのを知り、そのフェアを機にようやく購入しました。

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絶対引力の愛 小説

橘かおる  緒田涼歌 

伴侶の匂いはクセになる。

前作同様面白く、読んでいて楽しい作品でしたが好み的には前作『絶体絶命の恋』の方がより好きなテイスト満載。
シリーズ二作品目は健気で頑張り屋のしっかり者受けと、強気で傲慢な所があり、だがやはり伴侶の香りには弱かった・・・!な攻めの話でした。

攻めが受けに対して、はぁはぁはぁし過ぎだと笑ってしまった。
猫にマタタビを与えたような、匂いに酩酊するイメージで、あんなにも『伴侶の香り』というものに…

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絶体絶命の恋 小説

橘かおる  緒田涼歌 

溺愛され過ぎぐらいがちょうどいい

ストーリーも好み、攻めの受け溺愛も好みで面白く読んでいて楽しい作品でした。
表紙絵も素敵。
作者さんのあとがきを読んで私も帯を外した口です。
うさぎさんのお尻と、それを狙う獅子が・・・!全てを物語っています。

攻めの一族には、魂の匂い、簡単に言えば善悪を見極めるようなものを感じ取れる特殊な能力があって、添い遂げる伴侶になる人物はとても良い匂いを漂わせている。
そんな伴侶の香りを漂わせ…

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絶対引力の愛 小説

橘かおる  緒田涼歌 

今度のウサギは黒兎

前作の「絶体絶命の恋」の関連シリーズスピンオフ篇の作品で今回も皇一族の
不思議な匂いを嗅ぎ分ける力が題材で、前作の主人公の皇獅子と同じ能力を持ってる
弟分的な蒼鷹が攻め様として登場、相手役の受け様は叔父が経営する
人材派遣会社の代表代理として働いている普通の男なんだけど、何故か男を惹きつける
事が悩みのタネでもある受け様。
前作の受け様はビクビクした白兎だったけど今回の受け様は生意気やん…

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手のひらから伝わる 小説

神楽日夏  緒田涼歌 

無垢で箱入り系なのにちょっぴり天然小悪魔さん?

霊媒師の受け様と霊媒師の息子だが能力の無い攻め様との穏やかなロマンス
受け様は『霊媒師』として代々続く〈諏訪〉の名を継いだ四代目なのですが
諏訪とは血縁関係でなく、本来は15才の時に助けを求めて来た依頼者なのです。
受け様は、人の痛みを自分が替わりに引き受けるヒーリング系の能力者で
触れた相手の痛みや苦しみを身に取り込んで、それを自分では浄化出来ずに
諏訪に助けを求めて来たのですが、霊媒…

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手のひらから伝わる 小説

神楽日夏  緒田涼歌 

巫女姿だけど、巫女じゃない

神楽さん作品はファンタジーが代表的ですが、その中でも特殊能力とか人外みたいな題材を扱った作品は結構好きで、今回も期待を裏切らないというか、
ちょっと毛色の変わったお話で、読み進めるに従ってどんどんと面白くなる♪
そんないい作品だと思いました。
主人公が巫女の格好をしていて、余り巫女設定が好きでないのですが、これは単なるコスプレに近い巫女装束である部分も自分に受け入れやすい要素だったと思います…

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