春原いずみさんのレビュー一覧

天才外科医の憂鬱 小説

春原いずみ  乃一ミクロ 

弾かれた天才達がが集う王国

この作家さんが描く医者者がかなり好きなんですが、今回も良かったです。
個人的な感想なのであてにならないですが(笑)

出身大学と違う働きにくい医局に遭えて進んだ攻め様である矢代は大学病院での
派遣医師を続けていて、半年ぶりに医局に戻ってみたら、自分の席は既になく
戻ったその日に新たに医局を出される事に決まっていて、出向いた先は
長期療養型の病院で外科医の自分では役にたたないのではと思っ…

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きみは不埒なエゴイスト 小説

春原いずみ   

「きみ」シリーズ最終巻

読んでいて違和感があったのは、シリーズものだったんですね。
知らずに最終巻を最初に読んでしまった・・・(涙)
最終巻だけでも読めないことはないですが、
前巻2冊を先に読んだほうが良さそうです。
(読後、どのようにカップルになったか気になるので前巻を読むつもりでいます)

始め、多岐の口調が受け付けられなくて困ったのですが
キャラクターがつかめてくると気にならなくなりました。
イラス…

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壊さずにはいられない~Sの恋人~ 小説

春原いずみ  神葉理世 

確かに壊れてました

内視鏡専門医と看護師の物語。
この攻である内視鏡専門医が、人格破たん者で、「超ド級のS」
とのことで、手にとってみたのですが、
私はちょっと入れ込めませんでした。

攻は、お気に入りほど壊したくなるという性格をしており、
医師としてのカリスマ性も持っているのですが、
そんな攻に気に入られてしまった受は、
負けん気のある看護師。

負けん気があるからこそ、より攻は受のことが気に入…

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恋愛免疫不全症候群 小説

春原いずみ  水名瀬雅良 

自然でさらさら

 病院に整形外科医として勤める杉崎聡は、若手エースといわれるほど、腕がいい。
 そんな時、空いていた形成外科医の席に突然現れたのは、「アーティスト」の異名を持つ御原。
 帰国子女であるというその男は、独特の診療スタイルと言動で、年功序列の感が強い日本の医師のたちの反感を買ってしまう。
 けれど、杉崎はその彼のナニモノにも縛られない“正しい”行動に却って新鮮な驚きを感じてしまう。

 そし…

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きみは不埒なエゴイスト 小説

春原いずみ   

永遠に振り回されそう

シリーズの完結篇&スピンオフ篇となる今作です。
相変わらず何を考えているのか判らない多岐さまに
散々振り回されている瀬川の姿が哀れで哀れで・・・(笑)
1作目ではこんなにヘタレになるとは思いもしませんでしたが
3作目になると多岐さまのオモチャであり奴隷に成り下がりましたね。
きっとこれ以上の浮上はありえないと思います。
多岐さま独自の愛情を完全に理解出来る日が・・・
きっと永遠に無理…

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きみは不敵なアフロディテ 小説

春原いずみ   

古さを感じさせないですよね。

初版から既に10年近くを経過しているにも係らず、
全然古さを感じさせませんね。何度読んでも面白い。
これだけ掴みどころの無い受け様も少ないような気がします。
まるで悪魔か天使のような人を惑わす笑顔を振りまき、
本人にその気がなくとも誘蛾灯のように人を引き付ける。
それとは対極にいるような、攻め様も愛嬌があっていいです。
1作目よりもヘタレ具合が進行しているのは気のせいでしょうか?
今…

4

トリアージ ~金の瞳の異邦人~ 小説

春原いずみ  高群保 

最高です

精神科医兼カウンセラーの主人公は、金髪に見える栗色の髪でヨーロッパの血を引く美貌の青年、齋川修里に出会います。
齋川は天才的な腕を持つ医師で、救命救急の仕事をしています。
二人は同じ病院で働くことになり、やがて主人公は、齋川の不思議な魅力に引き込まれ、翻弄されていきます。
でも、齋川は人知れず孤独をかかえていて-

齋川がとても魅力的なんです。
天使の美貌と、天才的な医療技術を持ち、ピュ…

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警視庁十三階の罠 小説

春原いずみ  宮本佳野 

シリアスな仕事の現場が魅力的

前作「警視庁十三階にて」は瑞木警視正の強引ぶりに愛を感じないわーなんて、ちょっと渋い評価をしてしまったのですが、外事課の仕事としてはリアルを感じて好きな分類ではあったのです。
前作で”愛”なんて甘っちょろいものにこだわってしまったからいけなかったんですね。
今回2作目を読んで、この作品の、そして主人公の魅力にはまりました!!

「抱きたいから抱く。壊したいと思うから抱く」瑞木警視正のその態…

3

恋は、突然嵐のように 小説

春原いずみ  史堂櫂 

美人受けさん、好きですが・・・


イケメン眼鏡士と超美人の眼科医のお話です。

眼鏡士、長瀬は自分を助けてくれた中性的でおっとりとした口調で話す
優しい深見と恋人になりますが柾木という脳外科医が現われ
自分の顔を認識できない深見が柾木の顔を覚えていることにショックを受けます。


物語の構成やキャラの性格、眼科と眼鏡屋の関係など詳しく
書かれていますし、萌えどころもたくさんあります。
ですが私はいまひとつ、萌…

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舞台の幕が上がる前に 小説

春原いずみ  禾田みちる 

互いが互いしか見えない。

 たまたま同時期に読んでたせいで、他の作品とものすごく印象が丸かぶりしてしまって、ちょっと勝手に比べてしまったり、なんて失礼なことをしてしまいました。ごめんなさい。

 さて、話自体はアイドル俳優から脱却を目指す耀の話。
 ただ当初脱却を目指していたのは、事務所だったり耀の兄が「その方がいい」と思っていたり、など完全に外からの圧力。耀自身は割とのんびりしたもので、流されるがままに仕事をしてい…

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