春原いずみさんのレビュー一覧

病理検査室の暴君 小説

春原いずみ  六芦かえで 

ノミの心臓を持つ天才外科医

春原先生の医者ものはリアルで実感こもっているので大好きなのですが、
今回は天才外科医と病理医の院内ラブ、病理医なんて一般の人間には余りおなじみが
無いのですが、この作品を読んでいるとなる程と、一つ賢くなったかもなんて思います。

主役の受けになる天才外科医の嗣巳は極度の人見知りでそれが高じて対人恐怖症に
なってしまっているくらい、臨床医としてはかなり致命的なのですが、
それでも大学の医…

8

春のダリア文庫フェア2013 脇キャラ本 グッズ

この先が読みたい!

フェアにつられて本を買っちゃいました(笑)
というわけで、そのつられた特典。
「張るのダリア文庫フェア2013 脇キャラ本」
俺様攻とギャップ攻ということで楽しみにしてたのですが…。

まずはギャップ攻。
高月まつりさんの「オオカミは恋を語る」のスピンオフ。
こちらは原作読んでないのでどんな原作がどんな感じなのかはわからないんですが、全体的な空気感が甘かったです。
既に恋人同士の大…

0

天才外科医の憂鬱 小説

春原いずみ  乃一ミクロ 

こちらよりも…。

書店で見かけてフェア帯に釣られて購入。
そのフェア帯の文句に釣られたのですが、どうやらその文句はこのCPのことではなかったようで…。
しっかりあらすじとか読んでおけば良かったのかもしれませんが、思ったものとは違うものを手にすることになりました。

が、だから面白くなかった。
とかそういうわけではなく。
外科医のお話ということで医療系専門用語みたいなのがたくさん出てきて説明もついてたりす…

0

すれちがいの純情(3) 優しさの向こう側 小説

春原いずみ  氷栗優 

シリーズの一気読みがオススメ!

内科研修医と 放射線技師のシリーズものの完結編です。

とはいっても、それぞれの巻は独立したお話で、前巻を読まないと分からない。。ということはありません。

このシリーズは、真面目でマイナス思考。小動物のように可愛く、いつもぐるぐるしている研修医の瑞穂(受け)が、放射線技師で、ゴーイングマイウェイを絵に描いたような巳波さん(攻め)と出逢い、自分の生き方を見つめながら成長していく物語でもあり…

1

恋は、突然嵐のように 小説

春原いずみ  史堂櫂 

ベタで読みやすい話。

 木枯らしの吹くある日、長瀬は突然、目に激痛が走った。
 交差点の真ん中だというのに動くこともできず、痛みに耐えることしかできない長瀬。
 そんな長瀬に救いの手を差し伸べてくれた人がいた。
 突然、有無を言わせず連れ込まれた先は病院の診察室。彼・深見は、眼科医だったのだ。
 けれど長瀬は、治療を終えてからその病院の名前を聞くと真っ青になって飛び出して行った。

 実は長瀬は眼鏡士という…

1

銀盤を駆けぬけて 小説

春原いずみ  須賀邦彦 

タイムリーなので

この季節になって、フィギュアをチェックしている者としては読んでみたかったこの作品。春原先生の作品自体、読むのは初だったので自分に合うか不安でしたが、心配無用でした。全体的に漂う雰囲気と、イラストのイメージも凄く合っていたのが良かったです。表紙絵は少しクールな感じがしますが、中のイラストは柔らかいタッチで素敵です。存じあげなかった絵師さんなのですがお気に入りになりました。
全体はフィギュアの用語が…

0

恋愛免疫不全症候群 小説

春原いずみ  水名瀬雅良 

医療現場のリアルな描写が生かしきれておらず、残念。

少し辛めの評価。
作者の春原先生、実際に医療機関で働いている強みを生かし、
現場のリアルさや細かい描写はBL離れした面白さがあります。

意味不明の専門用語も、緊張感を高める一定の効果になっているし、
形成外科と整形外科の違いは説明不足の感もありますが、ちょっとしたトリビア。
しかし、せっかくそうしたリアリティを持ちながら、ストーリーが凡庸すぎる。
実にモッタイナイな~というのが正直…

0

天才外科医の憂鬱 小説

春原いずみ  乃一ミクロ 

わんこ×にゃんこ

かなりお仕事方面(オペ室内)を詳しく書かれたお話です。
聞きなれない言葉もちゃんと括弧付きで説明もされてるので、意味不明なままお話が分からなくなる…なんて事はありません。

このお話は、なんと言っても「攻めわんこ」のキャラがとてもいいと思うんです。
まさにワンコ。
物語中でも「でっかいわんこみたい」「犬のほうがわかりにくい」なんて言われていますw
対するにゃんこ。途中まで性格付けがイマ…

1

略奪者の弓 小説

春原いずみ  Ciel 

そうきたか!

弓道の宗家を舞台にしたお話ですが、最初まるでお姫様のような世間知らずの主人公と、主人公命の世話役、そしてまるで正反対の男、冷徹な宗家という登場人物展開に、前半イライラさせられ、中盤やっぱりそうきたかと思わせ、終盤こういう選択肢を選んだか!
と、読んでいると幾タイプにもお話がつくれそうな前哨展開が、ユニークな作品だったと思います。
結局のところ、恋愛というよりは主人公の成長物語。
そして、年寄…

1

略奪者の弓 小説

春原いずみ  Ciel 

悩める受け様の秘められた強さ

弓道家元を巡る跡継ぎお家騒動を背景に、三角関係のようなラブストーリーと
受け様を巡っての長年の片思いから、逆に受け様を追い詰める形になってしまった
二人の攻め様のそれぞれの思いと後悔が入り乱れるようなお話でした。

タイトルの略奪者は家元の隠し子である攻め様の事だと思うのですが傲岸不遜な
攻め様なのですが、一途に受け様に片思いしてる健気な面も持っているのです。
受け様は子供のいない家元…

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