きたざわ尋子さんのレビュー一覧

ありふれた恋よりも 小説

きたざわ尋子  ほり恵利織 

心でも力でも必要としあう2人…を読みたかった

元々90年代に書かれた作品の新装版で、この後も続くシリーズ物の1作目。

超能力・霊障系統のお話です。
が、怖くはありません。
ストーリーや恋愛にこの能力が絡んではくるのですが、それ以外の設定とかがなんというか中途半端に複雑で、肝心のストーリーの方もなんだか焦点が定まらず、というか。
まず主人公の梓希(しき)。
家は母子家庭、父親は資産家らしい。小さい頃に兄?の夢ばかり見ていた。
こ…

0

恋って何でできてるの? 小説

きたざわ尋子  高星麻子 

血の繋がらない叔父と甥ってくっつくのにうってつけの定番だというのに…

2016年刊。

(-_-)…
ここまで話にもキャラにも喰いつく事ができなかった、集中して読めなかったのは久々だった。
ほとんどがお隣さん姉弟との近所付き合いの延長の中で、朔海への過保護ぶりを見せつけられるだらだらした展開に苛ついてしまった。

大学生になった朔海に絡んでくるチャラ男くんも当て馬として中途半端どころか、何の為に登場したのか意味不明で滑っているし、幼なじみの正晴も朔海の番…

1

週末の部屋で 小説

きたざわ尋子  Lee 

ほのぼの年の差カップル

シリーズになっていて、4巻あります。
タイトルがそれぞれ微妙に違っていて、Vol1, Vol2...と記されていないので、どの順で読めばいいのか分かりにくかったです。

ネタばれあります。

この作者様のスタイルなのか、ドラマッチクな出来事も無く、全体的にほのぼのです。一番スリルのあった出来事は、受けが教授にナイフで押しかけられた場面だと思います。それ以外は、シリーズを通して受けの心情が…

0

熱情と執着のベクトル 小説

きたざわ尋子  高宮東 

敬語を話す攻めが好きで買いました。

この本と、続刊の2冊を読みました。続刊の感想と重複している箇所があります。

タイトルだけで見ると、どっちが一巻なのか区別が付かず、同じタイトルで「下巻」とかにすれば、購入する時も分かりやすいのになと思いました。




ネタバレ注意です。

刑事物で味わえる様なスリルは無いです。受けの主人公の悩みが中心に書かれていて、全体的に落ち着いた流れの物語です。受けの悩みというのは、家族…

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ルチルレーベル創刊23周年&ルチル文庫創刊14周年記念小冊子 グッズ

22小編

小説は全て3段組です。コミックは未読のものが多く、申し訳ありませんが
コメントできないものあります。以下長文失礼いたします。

1.安曇ひかる先生「純情タヌキ、恋に溺れる」番外編「純情タヌキ、お仕置きされる」8P
 季史と鼓太郎が温泉へ旅行に行くお話+温泉エッチ話。

2.伊郷ルウ先生「王子様と愛され初恋二重奏」番外編「王子様と永遠の二重奏」8P
 本編未読。お風呂エッチ話。

5

透明なひみつの向こう 小説

きたざわ尋子  麻々原絵里依 

恋愛ものではない……

 相馬睦紀は、アルバイトをしても失敗ばかりで、なかなか続かない。
 そんな時、誘われたのが占いの受付のバイト。
 実はインチキだけれどよく当たると評判の占いで、従業員同士の関係もとてもよく、客からも気に入られてスタートは上々。

 ところがそこに現れたのは雇い主の兄・麻野裕一郎……
 睦紀は以前のアルバイト先で、裕一郎を見かけ、優しくしてもらい、そっと憧れていたのだった。

 という…

0

嵐のあとは桜色 小説

きたざわ尋子  麻々原絵里依 

少しトゲの取れた普通の恋人同士の日常話

 麻野裕一郎と付き合い始めて、幸せな日々を送る相馬睦紀。
 そんな中、睦紀の弟の春海が大学進学の準備のために、睦紀の家に居候することになった。
 嘘のうまくない睦紀は、なんとか殆ど自宅に帰ってないことを誤魔化そうとするが……

 という話でした。
 睦紀には実は、少々ブラコン君の弟がいたことがわかるシリーズ2作目。
 1作目は少々、睦紀のバイト先である占いの館により気味の内容でしたが、…

1

また君を好きになる 小説

きたざわ尋子  鈴倉温 

確かに攻めざまぁだけど……

攻めがクソ男なんですね。
女の子に告白されたからと言って受けをふり、数ヶ月後には受けの元に舞い戻り、そして再び女の子に告白されたからと去っていく……
くっついたり離れたりを7回も繰り返してる二人。
7回ですよ……!!

こんな自分勝手な男を、いつも許す受けも受けなんだけど。

なんでこんな男がいいんだろ??と思うんだけど、なんかわかる気がするんですよね。
ピュアでまっさらな15歳の…

3

イミテーション・ロマンス 小説

きたざわ尋子  陵クミコ 

不和が転じて…

2015年刊。
スピンオフというよりも続編として話が進行しているので、先に『イミテーション・プリンス』を読んでおいたほうがいい。
自分も最初「おっっ!!義理の兄×弟(・∀・)」って飛び付いたものの、初っぱなつまづいたからね。

智紀はかつての冷え切った家族関係に心を痛めつつ、特によそよそしい態度の義理兄・和志を気にしながら好きだという自覚が芽生えていく…
と想像していたが、そんな展開じゃ…

0

イミテーション・プリンス 小説

きたざわ尋子  陵クミコ 

肉親運がない者同士の縁

2014年刊。
実は先に『イミテーション・ロマンス』から読もうとしたのだが、数ページで引っ掛かりを感じてしまい、急遽こちらも取り寄せたのだった。
(しばらくの間積んでしまったけれどね…)
この話、年老いた資産家の孫を探しているという切り出しから入るから、確かにこちらから先に読んで正解だった。
登場人物の一人、須田の意地の悪い人柄ってのも早々に分かって良かったし。

母親を亡くしてからの…

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