きたざわ尋子さんのレビュー一覧

だけど運命じゃない 小説

きたざわ尋子  隆巳ジロ 

う~ん、ちょっと微妙かな・・・

きたざわさんお得意(?)の共同生活もの。今回は4人です。

由貴(受)は可愛かったですし、海渡(攻)は意外と・・・。他のキャラクターもそれぞれ個性的でよかったんですが、恋愛面での絡ませ方がどうもスッキリしませんでした。

なんと言っても阿久津(同居人の1人)がダメでしたね。きたざわさんの作品にはよく出てくる、合いの手入れて引っかき回す役回りの脇キャラクターなんですが、私はもともとこの手…

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甘くて傲慢 小説

きたざわ尋子  神田猫 

きたざわさんには珍しい受。

『秘密より強引』のスピンオフ。電話のみの出演にもかかわらず存在感大アリだった理央(受)がメインです。

この理央が、きたざわさんにはありえないくらい珍しいタイプの受だなあ、というのがまず来ますね。身長180cm超え(本来きたざわさん作品なら攻確定)というだけでもまず見ないですし、『当て馬』と桐原を結構冷静に比べてるしたたかさもなかなか他にはないですね。『いかにもな健気受』が多いですから(いや…

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鍵のありか 小説

きたざわ尋子  Lee 

続編の宿命。

前作『鍵のかたち』は文句なく『神』、きたざわさんの最高傑作だとさえ思っています。ただ、好きであればあるほど、続編に対する評価というのは(相対的に)下がってしまいますね。でも、あくまでも前作に比べたら・・・ですから。これはこれでよかったです。

前作でCPになったわけですが、その過程でいろいろとあったために、お互いが気を遣い過ぎてしまって・・・就職もして、対等に扱って欲しいと願う実浩と、囲い込ん…

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鍵のかたち 小説

きたざわ尋子  Lee 

きたざわさんの最高傑作だと思います。

これはホントに大好きなんですよ。個人的に、きたざわさんの最高傑作なんじゃないかと思っています。
きたざわさんは好き作家さんなんですが、特にこの作品(か少し前)あたりから5年くらいの作品に好きなものが多いんです。

実浩(受)がホントに健気ないい子なんです。雅人(攻)の父の妨害で、2人はいったん別れるんですね。これも、結局はそうなる前に上手く行くのがありがちなパターンだと思うのですが、完全に…

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秘密より強引 小説

きたざわ尋子  神田猫 

攻がな~

きたざわさんらしい作品だと思います。ちょっとトラブル(?)もあって、でも甘くて、受が可愛い。そういう『わかりやすさ』もきたざわさんのよさだと思うので、そこには不満はありません。受のタイプがいつもとちょっと違いますしね。

ただ・・・なんかしょっちゅう同じこと言ってる気がするんですが(きたざわさんで、という意味ではなく)攻に魅力を感じなかったんです。これは、私が受のタイプで作品を選んでしまうこと…

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甘くて傲慢 小説

きたざわ尋子  神田猫 

真新しいバカップルが出来上がり

関連シリーズの「秘密より強引」の受け様のアメリカに行っていた幼なじみの
スピンオフになります。
タイプは見た目キラキラ王子様キャラで、ケンカも強くて、でもお母さんみたいに
何故か人をお世話するのが好きで、家事能力抜群のハーフの受け様。
そして攻め様が准教授で、傍若無人で他人を気にする事も自分を気にする事もない
研究大好き、傲岸不遜男で、極めつけに生活能力が壊滅的に無いダメ人間です。
ま…

7

愛できつく縛りたい(上) 小説

きたざわ尋子  高永ひなこ 

『兄』としてだけでも最高です!

これは(言ってはなんですが)正直大した内容じゃないとは思うのに、なぜか好きなんですよ。

数馬がとにかくイイんですよね。ちょっと『ホントに大学生?若さがないよ・・・』とは思うのですが、それも魅力のひとつかな。実際にはそれほど違わないはずなのに、『年の差もの』みたいでした。もう夏鹿が可愛くて仕方ない、って感じでよかったんです。
それに『兄弟』としてお互い強く結び付いて生きてきた2人が、その上…

3

愛できつく縛りたい(上) 小説

きたざわ尋子  高永ひなこ 

優等生で美形、憧れの兄は実は

とにかく兄がストイックでかっこいいです
13歳から何年間も、自分を殺して弟のためだけに鍛錬
弟・夏鹿もサラッと家督を譲るいい子なだけに
このWホモップル作品のもう一組、小悪党カプの攻めのエゴイスティックな子供っぽさが目立ちます
結局、父からも本当に愛されてないわけじゃなかったし
でも話の分量から考えて、作者は多分こっちの方に思い入れがありますね
下巻には兄弟2人のお話はないです
もっ…

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掠奪のメソッド 小説

きたざわ尋子  高峰顕 

過保護な溺愛ブリに磨きがかかってます。

前作の「掠奪のルール」の続編になるストーリーです。
前作で既婚者である柘植にダメだと思いながらも惹かれてしまう舜、そして自分自身に
誓っていた既婚者や恋人がいる相手との恋愛はしないと決めていた舜が
結局好きな気持ちが止められなくて・・・恋人同士になる話でした。
まぁ、でも柘植は結婚してると言っても偽装結婚だった訳なので、結構イジワルです。
大人なんだけど何処か掴みどころもなくて、優しいけ…

1

ひそやかな微熱 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

激しくない穏やかな最初は無理やりもの。

“楽だから”という理由で、ホテルのスイートルームで暮らし続けている皓介は、突然訪れた亡くなった父の恩人・坂崎に、景という名の美貌の少年を託される。
 景は、その美貌とは裏腹に、奇妙なほど、気配を殺して暮らそうとしている。
 皓介は年の離れた景と坂崎の関係をいぶかり、愛人関係にあったのだと思い込む。
 皓介はそんな厄介な居候を早々に追い出してしまおうと、景が居づらくなるようにほとんど声をかける…

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