秋月こおさんのレビュー一覧

要人警護(2) 特命外交官 小説

秋月こお  緋色れーいち 

ここまで職務に命をかけるBL物は稀少

2巻後半から3巻までは舞台こそアラブてすが、よくある陳腐ないわゆるアラブ物ではありません。
内容はあえていうならクーデター物で、
でも子難しくなく解りやすく描かれてて本当にハラハラさせてくれます。
信長の金ヶ崎撤退の際、しんがりを務めた秀吉もここまで大変じゃなかったろうって感じで。
美晴の職務に命を賭ける健気な献身と、それをなんとか助けたい剛志のとる行動も凄いです。

4巻からは国内に…

2

幸村殿、艶にて候 7 小説

秋月こお  九號 

ネタバレですがカップリングを少し

タイトルから主人公の幸村がさぞ艶っぽく、色んな人間を引っ掛けていく逆ハーレムものだと想像しましたが、最終的に幸村は総受けではなくなります。
総愛されになります。

まず、攻の2人がくっつき1人が受けへと化します。
その他攻も邪な想いから、主への想いへと変わっていきます。
私は最初の頃から、受けと化した攻とくっついて欲しいと願っていたので少し残念でした。
可愛いんですけどね、もう1人の受…

1

王様な猫 小説

秋月こお  かすみ涼和 

野性味溢れるもふもふプリンスな猫様が攻め

昨今流行りのもふもふ攻めがお好きな方へ。
古い作品ですが、こちらの作品ももふもふ攻め(猫様)です。
ストーリーはまだ序章を感じさせる程度で、不明な点も多いですが、続きを読ませる力を感じます。

この猫様、人間になりたてなので、いろいろな常識がありません。
考え方が獣です。
受に無体なこともします。
プリンス(タイトルは王様ですがあえて)なので偉そうです。
若いので突っ走ります。

1

富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 波間にて 小説

秋月こお  後藤星 

もっと主人公のBLが見たいです。

今更ながらに本編完結と聞いてまとめ買いした富士見シリーズ。
ここまで読んでみて外伝が本編の様になってきました。
もやもやするのが嫌で完結するまで手を出さなかった身としては、
外伝は一話完結か、せめてその巻で終わらせて欲しいです。
あと本編らしくするのなら、主人公のBL要素がもっと欲しいです。
脇役も好きですが、なんだかんだで悠希と圭が好きなので。
なので今回は★★。

悠希に関して…

2

富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 波間にて 小説

秋月こお  後藤星 

不死身シリーズ……と呼びたい……

かなり無理くりな感じで終わったこのシリーズ、
その後外伝が出始めて早第7弾。
どこまで続くんだろうと思いながら読んでいるのだが、
ほぼ本編なのに外伝と言い続けているのはなんででしょうねぇ?

中身は、本編以来いまだに続くユウキのネガティブグジグジ話。
超速だった本編の最後で、この件については克服したのかと思ったのだが
どうもダメのようです。
というか、これはいまや様式美なのか?

1

富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 波間にて 小説

秋月こお  後藤星 

ここで終わりでいいんじゃない?

外伝というより、本編の続きそのものといった感じでお話が広がってきていた外伝シリーズ。
悠季の怒涛のように忙しかった時期もようやく一段落。
そして、怒涛のように様々な経験を積んだお陰で、悠季は自分の経験したこと、経験させてもらったことの意味を噛みしめます。
この本では、最後に悠季がこれからの人生について決断をするのですが、長く続いたこの富士見シリーズも、ここがちょうどいい終わり所の気がします。…

3

富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 波間にて 小説

秋月こお  後藤星 

悠季はいつまで経っても悠季です。

外伝集も早、第7弾らしいのですが、内容はすっかり本編に戻ってしまったかの様相です。

悠季(受)の元生徒の貞光が、エミリオ先生の元へ留学すると挨拶に悠季の所へ来ます。
そこで、自分の目下の野望は桐ノ院先生のソリストの座であると悠季にライバル宣言をして留学に。
そこから又々いつものように悠季はぐるぐると自分の狭量さや、コンプレックスでストレスを溜め込んでいます(笑)

講師として生徒のコ…

4

王朝ロマンセ外伝 王朝唐紅ロマンセ 小説

秋月こお  唯月一 

業平24歳と国経18歳の外伝は萌えまくれます

諸兄と千寿が主役の本編の方も面白くないことはないのですが、こちらの業平×国経が主役のこの外伝は文句なく最高に面白いです。
平安貴族の醍醐味である恋のかけひきと、せつなさが満載で全編に渡って萌えまくれます。
宮中一の美男子で武官でもある在原業平24歳(攻)と、それに並ぶ美貌と称される藤原北家嫡男藤原国経18歳(受)の一筋縄ではいかない恋の物語です。双方の気位の高さにも痺れます。
この作品に出て…

5

要人警護 小説

秋月こお  緋色れーいち 

最高にかっこいい受け

全6巻で最終巻が発行されて何年も経つという今頃になってこの作品を知りました。
途中で止まらず一気読みしてしまった面白さでした。
富士見シリーズと同じ作者様と思えないくらい違ったテイストで、受けである立花美晴のキャラが最高です。とにかくカッコイイ。
若き準キャリアでクールな美貌、身長177cm 58kの見かけは骨まで細そうなスレンダーな体躯、VIPにブッラクスーツ姿が「喪服の貴公子」とも称され…

6

富士見二丁目交響楽団シリーズ第6部 逡巡という名のカノン 小説

秋月こお  後藤星 

モテモテ

富士見二丁目交響楽団シリーズ第6部第6巻です。
悠季27歳・圭26歳結婚3年目、サムソンとの契約1年目、講師5ヶ月目
『逡巡という名のカノン』
探し物をしていた悠季が、オフシーズンに入る前の圭の日記を偶然見てしまうところから始まります。
8月3日大学のオーケストラスタディ軽井沢にて開始。
8月7日帰宅して爆睡
8月8日圭27歳の誕生日
8月9日フジミ納涼会
8月14日からはエミリオ…

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