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秋月こお 紋南晴
M
どんな人にも好かれてしまう特殊能力の持ち主・神明人……とはいえ、明人の人気は女の子にキャーキャー騒がれるという種類のものではなく、どちらかというと、小柄で童顔な明人をポケットモンキーのように愛でるものである……というたぐいのものであった。 もっとも、明人自身にどんな人にも好かれているという自覚はまったくなく、ごく普通の高校生として、学校生活を送っていた。 ただ他と少し違う所と言えば、高校…
秋月こお 波津彬子
むつこ
『銀月と云ふ男』の続編です。 時代は大正。 もう、めちゃくちゃ面白かったです。 秋月さんって富士見シリーズばかりが有名だけど、絶対にそれだけじゃない。本当に、どんな設定の話も上手いです。スゴイです。 主人公の小太郎が、ついに恋愛面に絡んできました。 優しくて前向きで働き者の小太郎は、ひねくれてねじ曲がった周りの男たちに、いい意味で影響を与えまくってる、それがじんわりとあたたかいんです。いいなァ…
秋月こお 後藤星
雀影
帯に踊る「シリーズ最終章 スタート!!」の文字。 1994年に最初の本が出てるので、開始からもう15年! さすがに長い! 富士見シリーズは、お話の軸が、今ではすっかり 「悠季の音楽家としての成長」 に移ってしまっている感がある。 それはそれで、大変面白くて、続きを楽しみにしていた。 小説の中の時間は、現実の時間の流れよりは進みが遅い。 今回、殊更のように、作品世界の中の年が19…
大正時代が舞台です。 超面白かった。 秋月さんの知識の深さにも感嘆しました。この時代の文壇について、ただ調べたというだけじゃなく、ちゃんと消化して血肉にしたうえで物語のなかに折り込んでいるので、すごく分かりやすかったです。 夏目漱石とか江戸川乱歩とかがちょこちょこと登場するので、ニヤニヤ笑いが止まらなかったです。 主人公は小太郎という少年です。 実家を離れ、『現代』という雑誌を発行している本屋に…
秋月こお 徳田みどり
やっぱり秋月さんの作品は面白いなァ。 出版点数が多いのでなかなか網羅できないんですが、適当に手に取る作品にぜんぜんハズレがないので、「いつか過去作品ぜんぶ読んでやろう」って気持ちになります。 ドタバタでハチャメチャなストーリーでも、作品の根底には作者のしっかりしたオトナの価値観が流れてるので、安心して読める。 事故で片腕が使えなくなった男と、眠り病(ナルコレプシーだと思う)にかかった医者の話です…
秋月こお かすみ涼和
satoki
光魚のそばにいるために強引に大学に編入を果たしたシータ。 人間の常識がない彼の正体を守るために奮闘する光魚だったが、なぜかシータファンの女の子たちを敵に回してしまう。 さらにはシータの同族に夜ばいまでかけられて、光魚の毎日は相変わらずハチャメチャで?! 王様な猫、第3巻。 巻を経るごとに上がる光魚の不憫度(笑) 色々あって猫姿も光魚の家族に受け入れられたシータです。 家族公認への道…
人の姿をしているけれどその本性は巨大な猫のシータと、なんの因果か彼のパートナーに選ばれてしまった光魚。 色々あって一緒に暮らし始めた二人だったが、シータに発情期がやってきたせいで光魚は毎日が貞操の危機の連続だ。 そして春休みが終わって、大学に通い始める光魚に、シータは自分も着いていきたいといいだして…… 久しぶりに本の中でABCを見ました。A……キス、B……というヤツです。 なんかこれ…
つかさ
ネタバレ
今回は珍しくコンサートマスターと指揮者が喧嘩していないです。 仲良しの指揮者・桐ノ院圭とバイオリニスト・守村悠季の二人です。 秋月先生は定期的に外伝物を出されていますが、これもそういう流れの作品で、本編にはない、短い、可愛い作品がたくさん入っています。 「恋人を悪漢から守る十一の方法」は「撮影お断り」「パパラッチ対策」など十一の対策をいちいち立てて、悠季に実践してやり「だから危ないんです…
今回から目次のあとに登場人物の紹介の挿絵が入りました! これで、皆さん登場するいろいろな人物の特徴をつかみやすくなったと思いました。 簡潔な紹介文も入っていますので、第一部からでなく途中から読み始める方にも、わかりやすいと思います。 今回は夫婦喧嘩プラス「実家に帰らせていただきます!」ネタでした。 いつものごとく、指揮者・桐ノ院圭と、バイオリニスト・守村悠季の二人の喧嘩ストーリーで…
秋月こお 唯月一
平安王朝ものです。 こういう時代ものの小説は、歴史事項などが漢字でいっぱい出て来るから難しいですよね。時代背景もいろいろと難しそうだし。秋月こお先生も「調べまくった」と、あとがきで書いておられますし、なかなか大変でいっぱい苦労があったことがしのばれます。 専門的に見ていくと、いろいろとツッコミどころもあるのですが、そこはご愛嬌。 主人公は千寿丸。 如意輪寺の前に捨てられていたのを、この…