秀香穂里さんのレビュー一覧

ノンフィクションで感じたい 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

六年ごしの恋は大人の恋

小説家の吉井
編集者の神尾
二人は学生時代に一度は、結ばれた仲。
週刊連載でトップをとれたら、映画!だが、吉井は官能物が苦手・・・
神尾が糸をひく。

2

劣悪な環境で恋は生まれる 小説

秀香穂里 

人生相談

コンビニ店員二人のお話。
成人指定ですが、それ程ハードなお話ではありません。

かたや、バイト代を貯めて世界一周旅行をしようとしている吉田くん(25歳)。
かたや、仕事一筋で頑張ってきた外資系企業をリストラされて、途方にくれている花沢さん(32歳)。

たまたま吉田くんの別のバイト先(ゲイバー「キブラ」・・・秀作品には度々登場)に現れた“マズイ状況の”花沢さんを助けちゃって、突然の告白…

0

桜の下の欲情 小説

秀香穂里  みずかねりょう 

強引だと思われた攻めが実は

異動して新しい職場になかなか馴染めず、居場所のなかった本郷。
九重と組んだ仕事によって認められ、この先編集者としてやっていく自信をつけることが出来ます。
そして、とある理由により傷つき、絵が描けなくなっていた九重。
傷ついた原因を、ちゃんと確認しないといけない! と、腰の引けている九重を叱咤する本郷。
そして、きちんと本当のことがわかったときは、なんか私までホロッと来ました。

二人が…

1

シェフは強欲につき 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

スマートな印象

「場を読まない超絶腕前の強引野郎」飯塚四郎×
「美形でも絶対に甘い言葉になびかないツンデレ」御園克哉(後書より)
ということで、結構コメディチックなお話なのかなと思いきや
やはり秀さん、舞台が高級レストランということもあって
スマートで大人な印象の作品でした。

飯塚のキャラクター的に、ゴリ押しでうざい感じかと思いましたが
そうでもなく、ちゃんと仕事もこなせる男だったし
同い年なの…

2

3アタック 小説

秀香穂里 

相変わらずの3人であります

カップリング入力できなかったのですが、
佐野雅仁×岡崎遼一
も絶賛同時進行です。

幸村に手料理をねだられ、迷いつつも自宅に初めて他人を入れる岡崎。
だんだん許容範囲が拡がってきている…大丈夫か岡崎さん。
しかし素麺と冷や奴って、少し味けなさすぎるのでは…。

その後はまあ予想通りの展開です。佐野監督も途中参加でえろえろ…。
何だか本編に続けてこちらを読んだら、佐野監督に少し親し…

1

他人同士 3 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

恋愛一色では立ち行かないのが男×男の恋愛

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
大変切れ味よくぶった切って下さった2巻から2週間後、ワーカーホリック度がますます酷くなった諒一は暁の不在に調子を崩しっぱなし。
まっすぐ気持ちをぶつけてくるワンコ暁に対し、諒一の往生際の悪さに焦れに焦らされます。

あーだこーだと言葉を捏ねくり回して理論武装する諒一の思考は、ひたすら自分へ言い訳しているように聞こえます。
若い頃に読んでいたら、ただ「…

2

他人同士 2 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

強烈な元恋人・帯さん登場!

萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
恋愛方面が濃厚になってきて、俄然面白くなってきました。

恋愛なんて、と諒一が考えるようになった元凶とも言うべき過去の手痛い失恋話からこってり始まります。
そのお相手の元恋人・帯さんがまた大変手強いキャラクター。存在感だけなら暁をぱっくり喰ってる気がします。
とってもクセがある人物で、リアルでは友人にももちろん恋人なんて絶対お断りタイプですが、なぜか嫌…

1

他人同士 1 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

秀さんの「初心」がこのシリーズに

萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
BLのどこに惹かれるのか?
その最も大きな理由は、男と男でしか味わえない恋愛が読みてぇんだ!ということを改めて確認させてもらえたこのシリーズ。
今ではエンターテイメント性の強い作品も沢山書かれていますが、本作はデビュー作だそうです。
余計な装飾もないからこそ、これが書きたいんだという当時の秀さんの熱意が伝わってくる話でした。
男のプライドが詰まった3冊、…

2

渇望の部屋 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

綺麗事だけじゃない裏側

トップモデルとして活躍する草一は、売れていることを自覚し、傲慢な態度を取るのは当たり前で、挫折を知らずにいました。
そんなある日、ショップで見かけた1枚の青いシャツに目を奪われました。そのブランドの専属モデルになってやろうと自信たっぷりに望んだオーディションに現れたのは、デザイナー・椎名。
喜んで受け入れられると思っていたのに、椎名はことごとく草一を非難し、「どんな身体をしているか、実際に目で…

1

ノンフィクションで感じたい 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

再会ものってやっぱり好きです

同級生の再会物。
諦めきれずに再び燃え上がる恋心。
かつての恋人の薬指にはプラチナの指輪。
譲れない自分の仕事に対する気持ち。
その仕事のためだけに自分を抱くかつての恋人。
書いている小説の主人公と、自分を重ね合わせてしまう吉井。

吉井視点でお話が進むんですが、もう切なくて。
大学時代に付き合っていた恋人・神尾から、「俺には荷が重い」と別れを切り出され、それも自分自身自覚があった…

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