愁堂れなさんのレビュー一覧

哀しくて、愛しい 小説

愁堂れな  小山田あみ 

愁堂作品で1番好き

作者のこれまでのイメージが覆った今までと全く違う作品でした。
そのイメージって“時間割通りの卒ない2時間推理ドラマ+BL”でして・・・。
辛口でごめんなさい。
既読作品の背景や登場人物の感情等の表現の平坦さもあって、進んで読まなくなっていたんですが。
でも、何でも大仰に書けば良いもんじゃない。
その平坦さがこの作品には深みになり味になっていました。

始まりは、家族を事故で亡くしたば…

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3P -スリーパーソンズ- 小説

愁堂れな  大和名瀬 

3Pのなんたるかを根本から考え直していただきたい!

たまにあるんですよ……落としどころが見えない3Pって……。
まさにその典型を見たなと思った作品。

軽妙なトーンのしゃべり方を見るにつけ、
やろうとしてることはわからなくもないんだが、安易なんだな~。
3P作品として書くべきところを書いていない。
二輪挿しやれば3Pってわけじゃないんですけど!
また、余計なエピソードが多い、否、エピソードが生きてないといったほうが正解かも。

主…

2

新宿退屈男 色欲の楽園 小説

愁堂れな  奈良千春 

箸休め的な感じでした

新宿退屈男シリーズの6冊目。(スピンオフの2冊含めてです)
今回はちょっと箸休め的なお話でした。

早乙女のお見合い騒動から始まり、お見合い相手のお嬢様が凄かったり(笑)。
そして美人(よしと)がそのお嬢様と、行方不明になってしまい・・・。
いつものメンバーで沖縄まで2人を捜しに行くことになります。


お見合いということで、早乙女の実家での立場が少し見えたような感じでした。

0

花の破片 小説

愁堂れな  奈良千春 

田崎のお話

新宿退屈男シリーズ、スピンオフ。シリーズ合わせて5冊目。
本編で、裏切者といわれていた田崎さんのお話です。

ただ一人の親友を裏切る結果になってしまった。
田崎はその原因である、麻薬取引をしている副島、北原に凌辱されていて・・・。
それでも、真紀を助ける機会をうかがっていて。
そんなある日、目の手術の為、日本に来たという外人、ジェイクと出会います。
そして、犬の散歩を手伝ってくれと…

1

新宿退屈男~愛欲の交叉~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

北京の次は香港です

新宿退屈男シリーズ四冊目。(スピンオフを含めてです)
今回は友紀サイド、真紀サイドで視点が変わりながら、物語が進んでいきます。
時間軸はシリーズ二冊目「~快楽の祭典~」から一~二か月後ぐらいです。


香港で開催される、なんとかセンター(名前忘れた・・・)の竣工式。
その竣工式の取材がしたい春野が、早乙女に(早乙女の父に)口をきいてほしいと頼みに来ます。
竣工式には王も出席するら…

1

隷属の闇 小説

愁堂れな  奈良千春 

兄さん、可哀想です。

新宿退屈男シリーズの三冊目で、兄編です。(スピンオフ扱いかな?)
ずっと気になっていた、お兄ちゃん。やっと登場です。
兄編なので時系列は、本編一冊目の「~欲望の法則~」の半年前から始まります。

麻薬取締官の竜野真紀(まさき)は、掴んだ麻薬取引の情報を友情から、刑事の田崎に知らせます。
その事により真紀は正体がばれて、香港に拉致されてしまい・・・。
香港マフィアのボス王昕(ワン・シン…

2

新宿退屈男~快楽の祭典~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

オリンピックです

新宿退屈男シリーズ二冊目です。

友紀(ともきですが、早乙女にはユキちゃんと呼ばれています)が便利屋・早乙女で働くことになってから半年ほどしたある日。
春野が送ってきた北京五輪のレポート映像に、友紀の兄の姿が映っていて・・・。
いてもたってもいられなくなり、北京に行こうとしたユキちゃん。
そこに早乙女が一緒に行くと言い出して・・・。(パンダだそうです・・・)
そして北京では、日本代表…

1

新宿退屈男―欲望の法則 小説

愁堂れな  奈良千春 

緋襦袢・・・

新宿退屈男シリーズの一冊目です。

刑事である友紀(ともき)は、ある事件の聞き込みで便利屋を訪ねます。
そこの所長の早乙女は、何というか色々と性格の問題が・・・。
しかし友紀はその事件の容疑者候補?の女性を、なんとしてでも見つけ出したい。
その女性が友紀の兄の事に関わっていたから。
早乙女はその女性の行方をどうやら知っているらしく・・・色々あって、友紀は早乙女に女性の捜索を依頼するこ…

2

デュオ ~君と奏でる愛の歌~ 小説

愁堂れな  穂波ゆきね 

ピアノだけじゃない“同じ世界”

芸大レッスン初日、
音楽を司る神様ではないのかと思う程
ギリシャの彫刻に似ているような見栄えのする容姿と
誰にも出せない音色で人を虜にしてしまう遥(はるか)に
「友達になってくれないか」と言われる、こちらもまた悠(はるか)。
今迄自分の才能に絶対の自信を持っていたのに
天才の意味を思い知らされたような気持ちに。
遥に惹かれているのだけれど、中退して海外へ逃げます。

その後、遥も…

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Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

手に入れてよかったです。

大きさもあり、厚さもありで読みやすく凄く満足です。
まだ、本編を読んでいないものが多々ございますので、読みたかったのもだけ3本。
これが読みたかったので応募しました!
まずは樋口美沙緒先生『狗神の花嫁』。
本編のあとの日常のひとこまを藤目線で書いたお話です。過保護になりすぎた狗神がつまらないことで比呂と喧嘩するのですが、犬も食わない夫婦喧嘩に付き合わされる藤です。相変わらず仲の良い2人が読…

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