愁堂れなさんのレビュー一覧

rutile souvenir bouquet グッズ

「Golden Dew」by 一穂ミチ 〜あなたは稲妻のように〜

「街の灯ひとつ」番外編のみのレビューです。
初鹿野が築と一緒に京都に出張した帰り道新幹線で雷雨に見舞われ、
片喰のもとへ駆けつける話。


平和に京都駅でお土産を調達し、新幹線に乗ったものの途中から鳴り出した雷鳴に
恋人の事を思っていても立ってもいられなくなる。
かつて雷に打たれた経験を持つ片喰にとっての雷は、想像を絶する恐怖だ。
新幹線の中からかけた電話にも出ない(出られない)恋…

4

哀しくて、愛しい 小説

愁堂れな  小山田あみ 

悲惨を越えて

全く違う世界で生きていた二人が、偶然出会い、関係を持つ。

愁堂さんの作品はそうたくさん読んでいるわけではないのだが、今まで読んだいくつかのとは違う作風。
妻子を一度になくし、この世とのつながりが危ういような状態で歩道橋の上にいた和也は
いかにもチンピラという若い男・和美に拾われる。
そのまま彼の家に泊まり、強姦のようなセックスをし……

家族の死、暴力もありセックスシーンを含めて悲…

6

はつ恋の義兄 小説

愁堂れな  小椋ムク 

とにかく受けが健気でかわいい

この「義兄」、本編では「あに」ってルビが振ってあったので、「はつこいのあに」って最初読んでたんですけど、タイトルの方は「ひと」って読むんですね^^
さてさて、私の好きな義兄弟ものですが、ネット上の評価を見ると意外にちょっと芳しくないですね。
私的にはとにかく虎太郎くんが健気でかわいいねって話ですw
かわいいだけじゃなくて、結構行動的なのもグッド。
まあ、うーん、この小説の場合は、なんかネタ…

1

rutile souvenir bouquet グッズ

甘くこぼれる金色の滴

この度もミチさんお目当てでゲットしたので、
『街の灯ひとつ』番外編、『Golden Dew』のみで失礼致します。
片喰×初鹿野となると俄然テンションMAX!!になってしまう為、
落ち着かなくちゃとは思うのですが
やはり落ち着くなんて事は出来ないので諦めます(何を)

葛井と共に京都の“先端バイオ産業フェア”へ1泊2日で向かった初鹿野、
帰りにお土産を買おうと百貨店に寄ります。
葛…

5

欲望の鎖に囚われて 小説

愁堂れな  如月弘鷹 

謎めき過ぎて

作家&イラスト買いだっただけに、残念な作品でした。
ホスト•刑事•ヤクザもので、美人刑事に謎多きナンバーワンホスト。あと、覚醒剤取引も絡んでくる、愁堂先生お得意の二時間サスペンス調のラブストーリーになっていて、設定もストーリーも好き系なんですが、今ひとつ入り込めませんでした。攻めが受けを強引に…の流れもこの作家さんではお馴染みなので、そこに監禁という美味しい要素も組み込まれて、どっぷりハマってい…

1

rutile souvenir tresor グッズ

“藍”と“愛”は遥以外の何者でもない

アンソロですが、ミチさんがお目当てだったので
『藍より甘く』の番外編、『クラッシュド・ブルー』のみで失礼致します。

上司の代理で向かった九州出張。
無事商談もまとまり、
最後は取引先会長のご自宅でのガーデンパーティに出席する入江です。
庭の片隅に見つけた“忘れな草”で遥を想い、
会長に「季語は“藍微塵”だ」と教えられる。
声を掛けられた時に力の加減で摘んでしまったそれを
ハン…

3

sonatina 小奏鳴曲 小説

愁堂れな  水名瀬雅良 

またもやトラブル

unisonシリーズ10作目、昼メロ的なトラブルが毎回起きる作品で、それもいいところで
続くみたいな展開は焦らされまくりですよね。
今回も一応のトラブルの解決を見たような展開ですが、意外にこれがキッカケで
次回が波瀾に満ちてくるのではと言う気がしてしまう内容でした。

前作では攻め様の過去の悪行が受け様を精神的に追い詰める展開になり、更に受け様の
上司で攻め様と過去に関係があった上司が…

1

罪な輪郭(表題作 十三回忌) 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

地道に続いて欲しい作品

もうそんなに経ちますか?
最初に読んだのはアイノベルズ。
陸裕さんの挿絵(表紙)に惹かれて手に入れた覚えが!!
でもだんだん良平が若くなってるような気がしないでも…
どうせなら、ミトモ繋がりで「淫らシリーズ」も短編集出て欲しいな~っ。
っていうかどうせなら、ちょっとしたリンクじゃなくて
事件に絡めてオールキャスト登場希望!!
出版社違うと無理かやっぱり?

毎度ラブラブな関係にも…

1

猫耳探偵と助手 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

評価に悩みますが

愁堂さんの新作、探偵ものということで、
今回は見送ろうかと思ったのですが、
表紙のカッコよさに惹かれ、購入しました。

職を追われた環は、
ひょんなことから探偵事務所に就職することに。
その事務所の所長、羽越と仕事解決に向かうのですが、
何故か羽越は、突如猫耳カチューシャをつけ始めたのでした。

ストーリーは、環が職を追われた理由である
環の元彼で、上司だった男が殺される事件に…

3

猫耳探偵と助手 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

続編が出れば評価も違うかも

タイトル見た時にはネコ耳ファンタジー萌えかと思ってワクワクしたら、
単なるネコ耳カチューシャを付けた元刑事で探偵の攻め様と不当な理由でクビにされた
受け様が探偵事務所の求人募集で出会い、その後に受け様の身近で起こった事件で
受け様も巻き込まれてしまったトラブルをネコ耳付けて事件を解決を背景に
二人が恋人になるまでを描き、更に攻め様が警察を辞めることになった事件の伏線を
最後に盛り込んだよ…

3
PAGE TOP