愁堂れなさんのレビュー一覧

ロマンスの帝王 小説

愁堂れな  石田惠美 

奇妙な世界観は魅力的ですが…

女性向けロマンス小説の編集者・瑞帆(受け)は、仕事に厳しい編集長・黒川のことが苦手。
ある夜、偶然見つけたサロンで酵素カプセルに入ると、夢の中に出てきたのは黒川そっくりのアラブの王・マリク(攻め)。
瑞帆を「花嫁」として大事にしてくれる彼に会いたいがために、酵素バーに入り浸りになるが…

夢の中で会えるマリクと、現実世界で厳しいことばかり言う上司。
瑞帆は一体どちらを選ぶんだ?というファ…

7

罪な裏切り 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

シリーズのファンの皆さんに敬意を表して

2016年5月現在で17作品も出ている長寿シリーズ。CDは1作品だけ聴いたことがあるものの、原作は初めて読みました。何故このシリーズ12作目を選んだのか…我ながら謎です笑

読み終えた感想は、なんてスローペースなシリーズなんだろう!ということです。新参者が何を言う、とぶっ飛ばされそうですが、過去11作品で二人は一体どんな時を過ごしてきたのでしょう。いつまでもラブラブで初々しいこと自体は素晴らし…

0

美しき標的 小説

愁堂れな  小山田あみ 

伝説の父を持つ同士のジュニア対決

伝説と名を残すSPを父に持つ卿は、頭でっかちな優等生。
一方の伝説の刑事の息子は「優秀」と「しょうもない」の両極端に評価される一見アウトロー的な刑事。

水と油のような二人が出会ったのは来日した外国要人が前回来日した時の殺人容疑の捜査でのこと。

卿が頭のいいお坊ちゃんで確かにSPとしても優秀なんでしょうけど、犯人逮捕のために自分を囮にしてやられた挙句政治的取引で帰国を許すことになったの…

1

きわどい恋のリプレイス 小説

愁堂れな  タカツキノボル 

気持ちいい程の勧善懲悪

さら〜っと楽しく読めるお話でした。
男にモテるが「あなたの絶倫についていけない」といつもふられてばかりの男恭一郎が、某I国の大使館付医務官として転職した先で、
彼が絶倫になった原因であるかつての恋人、一文字に再会し、色々な事件に巻き込まれるというお話。
今作に2話入ってます。

この恭一郎、男に目をつけられやすいモテ男だからなのか、
すぐに捕まって裸にされちゃって縛られちゃってと、危な…

2

新宿退屈男~愛欲の交叉~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

やっと一段落…だけどこの先も読んでみたい気になる登場人物達

新宿退屈男第3弾…ではありますが、実質は第4弾。
前回の「隷属の闇」はスピンオフっという事ではあるんですけど、必読だと思います。
今回のを読んで更にそう思いました。
もし今作を読もうと考えていたら、1作目からスピンオフ迄読んでからをオススメします。

はぁ〜やっと話がひとまず落ち着きました。
長かった…

今回は香港が舞台。
真紀を連れ去った王(わん)の暗殺計画がある事が解り、早…

0

隷属の闇 小説

愁堂れな  奈良千春 

次巻の対決に向けての必読準備巻

新宿退屈男のスピンオフ第1弾、
友紀の兄、真紀が香港に連れ去られた後のお話です。
新宿退屈男とはガラッと変わって、明るい所いっさいなし。
容赦なしの性奴隷状態で、
せつないな〜とかそういう心温まる所もいっさいなく、
ただひたすら真紀を連れ去った王(わん)が真紀を辱めていく事が書かれています。
その中で真紀は自分を見失わず、弟の友紀を守りたい…いやいや守りたいというレベルではなく、
心…

0

新宿退屈男~快楽の祭典~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

お兄さんは?お兄さんはどうなったの⁈(笑)

新宿退屈男シリーズ第2弾。
第1弾の欲望の法則は、早乙女と竜紀の出会いから、
竜紀の兄の真相が解り、実は死んだと思っていた兄が生きている事が解り、そして兄を落としめた兄の親友?田崎の元では働けないと竜紀が警察をやめる所でお話が終わっていました。
今回はその半年後のお話で、
兄を見つけたい竜紀が「便利屋の早乙女」で所員として電話の応対をしてる所から始まります。

相変わらずお話はツッコミ…

0

新宿退屈男―欲望の法則 小説

愁堂れな  奈良千春 

香港のコメディ映画みたい

小説でも漫画でも、作家さんで選ぶので、
ついついいつも偏ったものを読んでしまい、
たまには全然違うものを読んでみたい!と
普段なら正直選ばない表紙、未読の作家さんってだけで選びました。
面白かったー(笑)
物凄いスピードであっという間の展開、
びっくりで解り易くて親しみ易い人物達、
まるで香港のコメディ映画のような感じ。
おいおい、君たちっとツッコミながら笑っちゃう感じ。
こうい…

2

ハイブリッド〜愛と正義と極道と〜 小説

愁堂れな  水名瀬雅良 

ヤクザ物にしては濃厚さとエロが物足りないかなー

鉄板ヤクザ物が読みたくて購入。
男前で頭の切れるじゃじゃ馬受けが好きなので、攻めとの会話のやり取りも楽しめました。
ただ、攻めがすぐ受けのことを好きになって、ヤクザのくせにぬるすぎるところや、事件を解決するのに攻めの手を借り過ぎなところが気になったのと、出てくるキャラクターが嫌な人が多くてあまり爽快感がありませんでした。
どーでも良い話ですが、ヤクザ物で挿入なしの小説、初めてでした。
若干…

1

七月七日 小説

愁堂れな  高星麻子 

淡々と…

ドロドロしてない、激しくない、淡々とお話が進んでゆく不倫モノでした。
でも二人の絡みはしっかりと。

不倫モノですが、妻は最後の方に少し登場するだけでほとんど作中に絡んでくることもないので、不倫の背徳感というものはあまり感じませんでした。
ただ、この関係を二人はいつまで続けていくのだろう、どのように終わらせるのだろうということが気になって、文章の読みやすさもあって一気に読んでしまいました。…

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