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愁堂れな 奈良千春
maruchan
ネタバレ
本編では裏切り者として描かれている田崎課長のほんとうのことを描いたスピンオフ作品。 本編でも「なにか理由があるに違いない」という程度は匂わせているのですが、意外にそこまでひどい話でもなかったというか…。いや、本人とってみたらひどい話なんですけどね。 切り抜け方はもうちょっとなんかあったんじゃないですか?という感じがして仕方ありませんでした。 しかしまぁ、スーパーヒーローが登場しました…
みんな揃ってrevueですよ〜!といった趣の一冊。出て来る人たちの肩書並べたら派手派手しいことこのうえないですね。(マフィアのボス、ヤクザの組長、人気キャスター、大金持ちの御曹司、FBI、無免許医師…!) でもって、助け出された後に自分の意志で王の元に戻った真紀さんは、なんだか前よりもお気の毒なことになっている所からはじまるのですね。「真紀を助けたかった」故の行動ということなのですが、なにゆ…
ついにユキちゃんが、自分の気持をはっきり自覚して口にした…! が最大の山場となる1冊でした。 旗本家…じゃなくて早乙女家のお家騒動のドタバタは、正直なところちょっと拍子抜け。陥れる方もちょっと仕掛けが稚拙なんじゃないでしょうかね? それにしても毎回"ファミリー"のみんな暇ですよね。人気キャスターとか大ヤクザの組長とかそんなに余裕あるんでしょうか?謎。 とにもかくにも…
1〜2作目では、便利屋・早乙女&ユキちゃんが物語がコミカルに展開し、3作目(スピンオフ)では、香港マフィアの王&ユキちゃん兄の真紀の物語がシリアスに語られたのですが、トーンの違うその2つの物語が交叉したのが、この「~愛欲の交叉~」でした。 本筋がコメディな所に挟まれる兄エピソードの悲惨なことよ…。兄ちゃんが可愛そうでやりきれなくなります。最後のあたりなどまだ「単なるストックホ…
「新宿退屈男」のスピンオフですが、実質的にはシリーズ3作目。これは、これだけでも独立して読めるのですが、これだけだと救いも何も無いお話。そして、「新宿退屈男」は、4作目を読む前にこれを読んでおかないと、ちょっとよくわかんなくなってしまう…そんな位置づけの本です。 …と、そんな風に本編シリーズと深く絡んでいるエピソードなのですが、作品のテイストは全く違います。本編は軽いコメディタッチなのですが…
新宿退屈男の2作目。~快楽の祭典~ってサブタイトルが笑えます(笑) エピソードとして、オリンピックが登場するからだってのはわかるけど、別にそんな内容でもないじゃん!って。 ストーリーは、1作めから続く友紀の兄探しについて。香港マフィアとかも絡んできて、隠された謎はどんどんややこしい方に行っている印象です。兄がえらいことに巻き込まれているらしいことは匂わせているのですが、なかなか核心にはたどり…
(エロがなければ)2時間サスペンスドラマシリーズにでもなりそうな基本設定が楽しいシリーズの一作目です。 タイトルのネタ元であろう「旗本退屈男」のように、実は超お金持ちである早乙女(主水之介じゃなくて)文人は、(黒羽二重の着流しではなくて)女性ものの緋襦袢がお気に入りの変人。そして、直情型の刑事の友紀がメインの登場人物。 友紀が早乙女に身をまかせることになったきっかけには、友紀の兄にまつ…
いるいる
スピンも含め9作目。 2017.4の段階でこれが最終巻となってます。 全ての始まりであるユキちゃん兄の件も 細かいゴタゴタも解決してるので これが最終巻ですよーと言われても納得かな? 今回も例によってトラブルが舞い込み 時折ツッコミどころがありつつのドタバタ劇となってます。 メインに輝いていたのはまさかの碑文谷! 他人事には手助け惜しまないくせに、自分のこととなると迷惑…
あれ…? 上下巻の評価つけてる皆様と全く真逆評価だ(;´д`) 個人的に下巻は萌えシチュが散らばってて萌え転がりました。 シリーズの中で一番好きな1冊で読み返すのも楽しい♪ 事前に「花の破片」を読んでおくと映えるシチュがあるのでオススメです。 さて、兄・真紀サイドの〜愛隣の絆〜編。 隷属の国→愛欲の交叉を経て現在の姿はと言うと。。。 もともと甘さが2,3℃あるかないかの寒…
あ…あれ?? 上下にする意味とは…?? 2冊通じて描かれる壮大な事件が起こるのかと期待してたので 友紀サイド(上)・真紀サイド(下)で完全に別軸のお話にガッカリ。 (と言いつつ、下巻は萌え転がるほど大好きです) サブタイトル「愛隣の絆」のテーマが繋がってるという意味の上下巻でした。 テーマに沿っていえば、 ユキちゃんが想いを言葉にする山場となる1冊。 今まであやふやに流され…