愁堂れなさんのレビュー一覧

淫らな躰に酔わされて 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

気軽に楽しむが勝ちだと思うシリーズ。

ドラマCDが好きで、でも4枚しか出ていないので
先が気になって11冊まとめて買ってしまった好きシリーズ。

突っ込みどころはあると思う。
登場人物たちの言動やら立ち居振舞いやらだとか
ミトモと「三友」だとか。

けど、キャラクター達が楽しくて可愛くて
そんなことはまあいいか、と思えちゃう。

3組の中でも一番好きなのがこの高円寺×タローちゃん。
CDの影響もかなり大きいという…

0

孤独な犬たち 小説

愁堂れな  葛西リカコ 

いつもの愁堂れな劇場

電子書籍を購入。
挿し絵あり、あとがきあり。

いつもの、愁堂れな劇場。
二時間ドラマ。
安定の満足感。

強いて言えば、
今回はヒネリが少なく、話が見え見えだったかな。
あと、攻めがどの段階で受けを好きになったのか、わかりにくかったです。
関わりの深かったお兄ちゃんではなく、ほとんど接点のない受けに惹かれた理由が薄かったような。。。
もう少し、何かエピーソードがあったら良か…

3

美しすぎる男 小説

愁堂れな  蓮川愛 

もうひとつ欲しかったかも

まっすぐな刑事モノです。事件捜査と共に親密になっていくというストーリー。
廣瀬(攻)と藤川(受)、両方の視点で語られるので、惹かれていく過程が分かりやすかったです。
上層部からの圧力に屈しないというスタイルも好感が持てましたし、事件も解決しましたし。

ただ、私は推理物が好きなので、警察関係の作品を多く読んでいるせいか、個人的にデジャブ感がありました。もうひとつ何か欲しかったです。レイラと…

1

乗るのはどっちだ 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

さらっと読める2時間ドラマ原作風

警察・事件ものBLです。
主人公は麻薬取締官の青江。潜入捜査を得意としていて、ゲイ。そして美形。
捜査上のターゲットが事故死した事件で、警視庁捜査一課警部の紅原(こうはら)と知り合います。
紅原とはなぜかすぐ張り合ってしまうような感じで、表面上はにこやかなんだけど、嫌みというかわざとらしい丁寧さで冷たい会話、という感じです。
この辺、良くも悪くも「2時間ドラマ」的な感覚。
俳優の演技で見…

2

美しすぎる男 小説

愁堂れな  蓮川愛 

けんかっ早い絶世の美貌の男



警視庁捜査一課に移動してきた藤川レイラ(受け)は絶世の美貌の持ち主ですが、その美しい容姿がコンプレックスなため容姿が絡むとすぐに好戦的になってしまいます。赴任早々、一課内でも怒りを爆発させ暴走し、解剖所見に疑問を抱いた監察医の廣瀬京(攻め)に突撃します。その邂逅によりお互い苦手意識を持つのですが、気にくわないと思いながらも、上の言うことを聞かず勝手な捜査をしようとする藤川を心配した廣瀬は捜…

3

反転 リバース 小説

愁堂れな  奈良千春 

『境界 ボーダー』の続編

愁堂作品の『境界 ボーダー』の続編。前作が微妙にツボらなかったのでどうしようかなと思ったのだけれど(いや、失礼!)、奈良さんの表紙に釣られ購入。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





『境界 ボーダー』で恋人同士になった渡辺×松本の二人。
彼らの甘々な濡れ場からスタートしますが、この濡れ場がエロい…!愁堂さんの濡れ場ってあまりエロいイメージがないのですが、なんていうんだろ…

3

刑事執事 小説

愁堂れな  今市子 

ブルジョア生活の描写で笑い、攻めさんの真摯さで萌える

電子書籍で読了。挿絵有り。

今まで読んだ愁堂れなさんのお話の中でも一番好きかもしれません。
石原悠二郎くんは国内屈指の財閥家の次男。出自を明らかにしないまま築地東署で刑事をやっていますが、流血が苦手だったり、運転がへただったり(日常生活では運転手がいるため)、刑事になるための交換条件のお母様と夕食を取らなければならない約束があるため職場づきあいが出来なかったり、何よりそのご大層な名前のため…

1

美しすぎる男 小説

愁堂れな  蓮川愛 

同族嫌悪ではなくて…

表紙買いでしたが、相反する二人が近づく様と事件解決への流れなど、なかなか読み応えありました。

『美しすぎる男』は表紙左側の茶髪の藤川。
誰もが見とれるその美貌、そして男にしては独特な名前(レイラ)の影響か勝気な人物。
所轄から本庁に移動した早々、殺人事件の監察結果に異を唱えに監察医の廣瀬の元に怒鳴り込んでくる。
そんな出会い方をした二人はお互い印象は良くなかったが、ある事件を機に少しづ…

7

ビーボーイ&ダリア ノベルフェア 2017 スペシャル小冊子 夜顔 グッズ

ゲットできてよかったです。

 昼顔もいいけど、やっぱり夜顔もでしょう、と言う事でもちろんこちらもゲット。
以下、がっつりネタバレしてます。

 「タフ」シリーズの2人。
こちらは攻め様の響視点です。嬉しいー。
昼顔のシンゴ視点が響視点からのお話に、そのままその続きへと。
2人で休日を過ごして寝オチしたシンゴをベッドへ運び、自分も隣で寝ていてふと気付くと隣にいたはずのシンゴがいない。
そこへロシアンブルーの猫がす…

4

哀しくて、愛しい(表題作 声) 小説

愁堂れな  yoco 

中立

評価が分かれる一冊だと思う。
甘々、王道BL好きの私は合わなかった。
私自身攻めに愛着が持てなかった部分もあり、読んでいてモヤモヤ。
受けに対して暴力を振るう姿が痛かったからだ。
しかし、人の死をきっかけにストーリーが展開され、
親と、私自身自分との関係を考えさせられる機会もあった。

各、章毎に短編的にまとめられ、読みやすい構成。


4
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