かわい有美子さんのレビュー一覧

進行性恋愛依存症 小説

かわい有美子  今市子 

我慢していたんだね

かわい氏のお話にしてはエロが濃い目ですが、全く不満が無かったので神評価にしました。

びしょぬれ特集用の短編のお話【ドラスティック・メタモルフォーゼ】から始まったようですが、十分説得力のある関係で、満足しました。(御巫のように献身的な人って、ファンタジーな気もしますが、そこはねぇ、BLですから)
【報復モラトリアム】から読んだほうが、時間軸的にはわかりやすいですが、やっぱり順番どおりに読むほ…

3

進行性恋愛依存症 小説

かわい有美子  今市子 

さすが、びしょぬれ特集…

社長にコップで水を頭からかけられたびしょ濡れ美人秘書が、
夜の社長室で社長にご奉仕中から始まった小説。
初っ端からこれか?!
いったいこの二人はどういう関係なの?!
と、掴みはOKというか。
いきなり濃厚な作品の世界に引き込まれてしまいました。

やり手の実業家・九鬼を秘書として公私ともにサポートする御巫。
二人がどうして深夜の社長室で淫らな行為に耽るに至ったか、
大学時代に何が…

3

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

青春の甘酸っぱさに背中が痒くなりつつ、萌えました

緑豊かな高原に立つ、伝統あるお坊ちゃま男子校。
寮に生徒会。学園行事を通じて、徐々に気持ちを深めていく二人。
学園ものの王道の王道。ド真ん中すぎて、
奇声をあげたくなるくらい、恥ずかしくて甘酸っぱいのがたまらない!

メインカップルの恋物語も素敵でしたが。
女子の気を惹きたいがために、がむしゃらに頑張っちゃう思春期男子達が
おバカすぎて愛おしいです。キラッキラしている学園生活の描写が…

4

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

空色スピカ

おもしろかった…んだけど、心なしかちょいちょい台詞が長いような…?
そんでまさかクロスで二段組があるとは思いませんでした!!
何じゃこのボリューム!!!!
…あ、あとがき読んだらやっぱりクロスでは初の二段組だって~
しかしムクさんのイラスト可愛い(*´Д`*)はぁはぁ
男子校の生徒会長と副会長に抜擢された二人の出会いから結ばれるまでが、これでもかってくらい丁寧に書かれてます。笑
そのジ…

3

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

王道中の王道

かわいさんが学園物!?ってまず驚きました。
男子校もので、寮もので、生徒会もので、各種行事もので、んー、盛りだくさん。
BLには滅多にない2段組なので読み応えもタップリでした。

清泉学院新生徒会は、生徒会長・楠ノ瀬の天使のような外見と副会長・高科の優等生な外見から「ギムナジウム風美少年」としてプロデュースし、行事に女子が沢山来るよう画策します。

楠ノ瀬は中学から寮生活をしていて、女…

4

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

恋は人を変えるのね・・・

この作品のリンク作である「上海金魚」が好きで、上海金魚の登場人物たちがもう一度見れるということで買いました。

他の方たちも書かれていますが、正直最初は主人公北島の傍若無人さにムカムカしながら読んだんです、これ、この北島の俺様振りにどこまで耐えられるかで話を読み終えられるかどうかがきまってくるかも(オオゲサ?)

でも、北島が初めて本当の恋と言うものを知ってから、良い大人の男が好きな男と…

4

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

嫌な奴が、いつの間にかかわいい奴に・・♪

主人公の北嶋があまりに一生懸命ストーカーして、朝の電車でそっと牧田の姿を探す初々しさは、もうかわいいとしか言いようがないです。

冒頭部分で、あまりに子どもっぽい北嶋のわがままぶりに、本を捨てそうになりましたが。それも70ページほど我慢したら、あとはもう、北嶋の胸のたかなりが、読者の期待の高まりとなり、牧田に振り向いて欲しいと、一緒になって、懇願するようになります。

牧田に好きになっても…

3

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

淡い色彩を感じるお話。

タイトルみたいなふわふわ感が読後にありました。金魚のしっぽがふわふわひらひらするみたいな、ちょっとおとぎ話っぽくて、現実味が薄いような。
話のほとんどが上海での出来事だからそう感じるのかもしれないですけど、だからといってストーリーが適当という意味ではないですよ。
ある意味、その分生々しい所は生々しかったですから。

小さな商社で営業をする滝乃は、その仕入れも行うのでよく海外にも出張に出る。…

2

EGOISTE 小説

かわい有美子  石田育絵 

儚気な美貌をうつむきがちに隠す研修医は好きですか?

不思議と白井が気にかかり、白井を自分のそばに置きたくなった古谷が、白井に一緒に住むように言うところ!気の弱い白井はすぐに承諾するだろうと古谷は踏んでいたのに、言うことをきかない。

泳げない白井をプールに突き飛ばして意地悪(おいおい、泳げない人間を水深4メートルのプールに突き飛ばすのは殺意ありだろう・・)するあたり・・古谷の異常な執着がかいまみえて、気持ちよくぞっとしました。(どんなだよう。。…

5

EGOISTE 小説

かわい有美子  石田育絵 

何度も読み返した一冊

シリーズ三作。
この攻めは確信犯。
ちょっと悪いヤツ(笑)
攻めもちょっと可哀想な、壊れちゃってる人間なんで。
こういう組み合わせは結構好きです(笑)

そして受けの方は「暗い」なんてもんじゃない。
医者なんだから、もうちょっと前向きでもいいんじゃないかと思うものの、エリートなんて健康的じゃないのかもね。
母親の不倫絡みで出きた望まれない存在。
自分の居場所がない「受け」が大好き…

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