かわい有美子さんのレビュー一覧

夢にも逢いみん 小説

かわい有美子  あじみね朔生 

魑魅魍魎の平安時代へようこそ

平安時代ど真ん中なお話。
受けが、なんと後に帝となります。攻めは後に左大臣…になるんだろうか(そういうニュアンスを感じました)。
これ、趣味の分かれるお話だろうなと思います。
まず、受けも攻めも、どちらも嫁を迎えること。(当時の時代背景を考えると、そうしなきゃリアリティーがなくなるもんね)
あと、文体の固さ。耽美調というか擬古文チックというか…な文体なので。
リズムに慣れたら読みにくくはないんだけ…

4

人でなしの恋 小説

かわい有美子  金ひかる 

三角関係、でもいまいち観念的

BLとしてはわたしには、タイトル↑につきます。
友人である3人がいて、花房(攻め)×仁科(受け)+黒木(仁科は黒木は花房が好きだと思っており、花房は黒木は仁科を好きだとおもっている)---という構図です。
花房は友人である黒木を裏切っていると罪悪感に悩むのですが、頭であれやこれや観念的に悩むだけで、黒木が恋を阻むようなエピソ-ドも特になく、うしろめたい気持ちのまま関係を持ち、結ばれます。お話が…

2

恋する金魚 小説

かわい有美子 

温泉・牧田の挿絵が見たいーっ。

同人誌ですしね、挿絵がないのは当たり前なのかもしれませんがね…
このストーリー読んでると、牧田さんのいい体系が見たくなるんですよ!!

今回はメイン?(登だっていい味出してるし)
3カップルが出てきてますね~
でも私は牧田さん重視で読んでるんですが( ̄w ̄)

今回は温泉ですよ、温泉(´∀`)
そしてばったり3カップル鉢合わせ?!

この温泉に来る前、登の店で飲んでるとき(北嶋…

1

夢見る金魚 小説

かわい有美子 

相変わらずのメロメロぶり( ̄∀ ̄)

一話目には「上海金魚」の2人のお話
でも私は2話目の「透過性~」の2人が読みたくて入手( ̄w ̄)ムフフ
あれ、これって目次のタイトルと実際のタイトルが違う?!

相変わらす牧田さんにメロメロな北嶋~
エッチの後の北嶋の感想にやはり私は大笑い!!

今回はクリスマスで、北嶋、料理頑張る!!なお話。
だけど料理は置いといて、やはりエッチに突入(゜∇゜ノノ"☆
エッチのとき…

1

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

なんだかんだで、北嶋勝利?!(笑)

もうね、もうね牧田さんがいいの~っ(><)
大人の男性ってカンジがとにかくいいの~っ!!
それだけでいいっvv

感想終了…って訳にはいかないけれど(笑)

あらすじにも書いてある通り、牧田と北嶋は出会う訳ですがっ。
牧田に惚れた北嶋のプチストーカーのような行動に苦笑(^^;)
そして告白、玉砕。

だけどそのままお話が終わるわけもなく…
牧田の方も、なんとなく北嶋が気になる…

3

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

CDを聴いてから

CDを聴いてから原作読みです。
CDもですがこの作品は前作「上海金魚」を読んでから読むと
ますます楽しめます。
皆さんもおっしゃる通り、北嶋のギャップにやられます。
ほんとに可愛い・・(*^_^*)
CDでは北嶋目線のお話で終わっていたので、なんだか急で慌ただしい
感じでしたが、ノベルのほうでは牧田目線の「Night&Day」というお話が
あり、どうして北嶋に・・・の理由がわ…

2

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

水槽の中に漂う金魚のような・・・

水槽の中に漂う金魚・・そんなイメージを思わせる作品でした。
CDであらかじめ「透過性恋愛装置」を聴いて、原作を読んでみたくなり、CDにも
なんだか不思議と存在感アリアリだった北嶋の友人のお話だと知り、「透過性恋愛装置」
を読む前に読んどいたほうがいいかな?って感じで購入。
・・・大正解でした!
滝乃と水端。この2人の恋愛の過程を知ってから「透過性恋愛装置」を読むと
ますます楽しめると思…

1

人でなしの恋 小説

かわい有美子  金ひかる 

40年と40年代

昭和初期の時代背景を活かした、ちょっとレトロな言葉遣いが、耽美小説を髣髴とさせるこの本。
ストーリーは、猟奇な推理小説のスパイスをちょっと加えた、
ひどくまじめな青春小説でした。

お話は、仁科視点と花房視点で語られる部分が入り交じっています。
それぞれの思いは、フラットで、並列的に描かれている感じ。
そのため、読んでいても、作品世界に深く入り込むというよりは、複雑なのに平面的な、こっ…

2

人でなしの恋 小説

かわい有美子  金ひかる 

色んなものが混ざっているけど、まぁいいでしょう

昭和初期(作者談)、一高~帝大時代の同級生、人外のモノが見える小説家の仁科と医者の花房、そして検事の黒木の、それぞれがそれぞれに抱く庇護欲やプラトニックな恋愛感情と情欲が、今と学生時代を行き来しながら語られます。

現在恋人関係にある仁科と花房の目線で語られるので、彼らの微妙に食い違いながらもお互いを必要としている様はよくわかるのですが、何かにつけ引っかかってくる黒木の存在が気になる状況で1話…

5

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

上海だけどノーブル

いくつかかわいさんの作品は読ませていただいてますが、その中でも一番好きかもしれない。
かわいさんの文は、状況自体は激しいものでも一冊通して読むと、時が穏やかに流れていくような情緒があるのが素敵です。



レイモンドもエドワードも想い人に対して、とても一途に大切にしているなというのが、ひしひし伝わってきてます。
初めから2人の線が繋がるわけではないけれど、状況が変わるうちに2人の関係も…

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