かわい有美子さんのレビュー一覧

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

流されたふりはずるい

受けはおとなしい植物みたいな、でもちょっと小ズルイ感じの子。
攻めはいわゆるヤンデレらしいです。

侑央が千秋にずるいと言うけど、私からしたらお前のほうがするいよ!っていう。

侑央は千秋の兄を好きで、千秋はずっと一途に(病的に?)侑央を好きでした。
千秋が我慢できなくなって、「目閉じて声だけなら兄貴と一緒だよ」的なことを言って関係を持ちます。

や、ずるいよ、侑央。
自分可愛さ…

7

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

この二人がいとし、いとしです(*^_^*)

前作より内容を深く掘り下げたストーリーになってる2作目。


前作では、ぼんやりと描かれていた高校時代の二人の関係。

千秋の切ない想い、侑央の真っ直ぐな故に自分を責めてしまう辛い胸のうちが丁寧に書かれていて胸が締め付けられました。


そして、前作ではまだはっきりとしなかった二人の関係がここで決着を!


この読後に味わう胸キュンを貴方にも知って頂きたい!


作者様曰く「陰険腹黒ヤンデレ攻×天…

1

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

甘・切ない方のかわいさん

第2次世界大戦前後の、上海を舞台にした、英国人貴族と、中国人の健気な執事との、ピュア・ラブストーリー。
繊細で、きれいな物を、そっと大事に差し出されたような、
そんな、甘くて、切ないお話でした。

純粋な思慕の情景がたっぷりの作品。
この本が、年末の発売されたのは、コレで心を浄化して、新しい年を清らかな心で迎えましょう、っていう、ことかしら? 

1

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

映画のワンシーンのような

1900年代初頭の上海、共同租界、南京路といえば、BLはおろか“やおい”という言葉もまだ違う意味で使われていた頃の“耽美”なシチュエーションとして多くの作品に登場している、美しく、退廃的で、独特の雰囲気が漂うアイテムです。

幼馴染みではあるものの、イギリス人貴族の息子と親に捨てられた中国人使用人である二人、レイモンドとエドワードのお話。
無邪気な子供の頃から、一旦離れ離れになり、再会した後…

4

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

純粋一途の王道主従ストーリーです

竹美家ららさんの淡い雰囲気の絵がぴったりのピュアな雰囲気のお話でした。
話の軸はズバリ主従!
たまには、こんな純粋なお話もよいものですね。

第二次世界大戦前夜、上海のイギリス租界にいる伯爵家では、美人のメイドと伯爵の運転手が駆け落ちします。
後にのこされたのは、5歳になる名前も解らないメイドの息子。
親切な伯爵夫妻のおかげで、下働き見習いとして伯爵家に置いてもらえる事になります。

4

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

殿方の京都弁、腹黒そうで好き

「腹黒陰険ヤンデレさん」と「清純天然毒婦さん」の、しっとりはんなりしたお話。
二人の高校生編と、前作に続くお話の2話構成。
「ユキウサギ」
高校生といえば、まだまだ子供、
千秋もユキも、お互いに肉欲に負けてしまいます。
といっても、キスやさわりっこ、素股止まりの関係ですが、お子様な接触の分、禁忌感が高くてよけいに隠微。
最後に千秋は、東京へ逃げ出すことでユキを解放するのですが、、、

1

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

やっとラブラブになれる?

『ユキウサギ』は、千秋が侑央に執着を持ち始める頃のお話。
千秋視点でお話が進むため、狡さや執着や腹黒さ全開で、何を考えているのか丸わかりです。
それだけに、重い、重い。
体調次第では、鬱っとなりそうな気が。

千秋のあまりの執着さに、侑央がだんだんと笑わなくなっていくことに気が付き、ようやく自分のしてきたことを振り返るわけです。

ですが、千秋は侑央のことを『案外頑固』と思っているわ…

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いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

あとがきでかわいさんが、「陰険腹黒なヤンデレ男」と「清純派、やや天然毒婦気味」と二人のことを解説しています。まったくそのとおりですね。

京都の老舗旅館「井筒屋」の次男・井筒千秋と隣の紙司「兎月」の一人息子・観月侑央のシリーズ2作目。

【ユキウサギ】
侑央と千秋の高校生時代のお話。
お隣同士で一つ違いの二人は、兄弟のように育ってきましたが、侑央は千秋の兄・荘一に片想いをしており、千秋はそれを承知で侑央を思っています。
荘一は外見も性格も申し分のないくらいできた男ですが、意外に無神経なところも多いのです。
年の離れた弟た…

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いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

男なのに喪服の未亡人みたいな色気が!

男にも未亡人萌えというのがあるのなら、これはそれが一番似合う登場人物です。
何より、舞台が京都で老舗旅館に紙処、京都弁のはんなりした空気が一層それを引き立てて、しっとりと進むお話にとてもマッチしていました。

老舗旅館の若旦那・荘一が亡くなった葬儀のシーンから始まります。
隣の侑央は、荘一がずっと好きだったのです。
そこへ東京から帰ってきた次男の千秋。
旅館の跡継ぎを引き受けるという条…

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いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

狡さはコンプレックスの裏返しでした

一作目「いとし、いとしという心」で思いを遂げた攻め様と受けちゃんの、高校時代のお話と、本当の恋人になるまでの現在のお話の2編が入っております。

一作目で、兄・荘一が亡くなったことから実家の老舗旅館を継ぐことを条件に、幼いころから心を寄せていた幼馴染のユキを手に入れた千秋でしたが、
実は高校時代も、ユキの荘一に対する想いを逆手にとって、自分のものにしようとしていた腹黒な千秋。
でも、それは…

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