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かわい有美子 麻々原絵里依
marun
未完の小説の完結編、でもこの手の作品には本当の完結はないのではと思えるような ラスト展開で、BL的には違うのではないかと感じてしまう。 野々宮と伊能、二人の恋愛的な面で云えば前作の方がアリでした。 伊能が過去のこだわりを野々宮との再会で踏み越えて前向きになる、 野々宮の強さに助けられながら、検察官として、今まで以上に取り組む姿が印象的。 続編の完結と言う事でBL的な何かがあるかと思っ…
かわい有美子 麻生海
NKB59
設定も悪くなく文章も読みやすかったのですが、どうしても物語の世界に入り込めず、私にとって最後まで萌えたところがありませんでした。。。 ただ、全くつまらないというわけでもなかったので、『萌』よりの『中立』でしょうか(汗) 攻め視点オンリーで、攻めの心境の変化をもっと掘り下げてくれたら良かったかなぁ、と思います。
snowblack
面白かった! 未完と知らずに旧版を読み始め、続きが読みたくてもだえた本作。 10年以上のブランクを経て、新装版上下二巻で刊行。 下巻にあたるこの「贖罪」の後半3/2程が、書き下ろしの完結編にあたります。 (書き下ろし以前のレビューは、旧版の方で書いているので詳しくは割愛します。) : 大学時代の先輩後輩だった二人の検事の物語。 親友の渡瀬を失…
茶鬼
ネタバレ
未完だった作品がとうとう完結しました。 前の巻を読んで自分で予想していた展開とは違う意味で裏切られたと言うか・・・ しかし、意図としようとしたことはわかったような気がします。 旧題の「いのせんと」そして今回題名の「光」の意味するところ。 この2巻の展開とエンドがまさにそれを象徴しているような。 彼等はまっとうな道をまっとうな方法で歩いて行くのだと。 前の巻が仕事や人間関係を通して伊…
かわい有美子 葛西リカコ
サガン。
葛西さんの絵がステキで表紙に惹かれてかってしまいました。 いや、あらすじも読んで面白そうだなと思ったから買ったんですけど、ちゃんと読んでなかったのかSFだって気づいてなかった! 読んでみたらSFな感じで驚いちゃったり。 物語は偶然の出会いから始まって。 気まぐれのようにほんの些細な流れでそばに置くことになって。 結果的に置くことにはなったけれど、なんとなく感じる熱い視線はあるもののそ…
方や500才くらいの寿命がある選ばれた人種と文明水準が千年も遅れているような 地域で暮らす人間との気まぐれな思いから始まる出会い。 これだけ寿命が違うと同じ人間同士とは思えないファンタジーなのですが、 老成した大国出身の受け様は、近代医療でも治す事の出来ない病を持っていて、 受け様の生まれた国でも異質で排除されるべき存在なんです。 それは老成した大国が優生学を良しとしている為に遺伝子に不…
一読し某作家さん2名の某SFファンタジーBLが似ている感じがすると思われました。 作者さんは、今回は萩尾望都「マージナル」の辺境伯へのオマージュということを描かれておりましたが、もうすでにマージナルが忘却のかなたの作品なので再読してみないことには比較のしようがありません。 さておき、とてもゆっくりとした時の流れの、とてもきれいでとても優しいお話だったと思います。 ただ、冒頭の入り。 こうい…
かわい有美子 花本安嗣
絵夢
上海金魚シリーズ(帯の裏側に書いてありました)かわいさんご自身は「透過性恋愛装置」のスピンオフとおっしゃっていたのですが・・・。 主人公は「オテル・ド・エンピール」のドアマン、橋本和樹と傷心のフリーのデザイナー、嵯上匠人。 「オテル・ド・エンピール」なら、牧田さん登場と思ったら先に北嶋王子がきました(笑) 初読みのときは、王子に全部もっていたかれた感ありましたが、2度、3度、と読みすすめてい…
順番としては、このお話が先でしょうか? レビューは前後すると思いますが、透過性恋愛装置の方を先に読みました。 透過性恋愛装置の北嶋王子の面倒をなんだかんだとみてやっている良い人、滝乃くんと祐季ちゃんのお話。 不倫していたという祐季ちゃんの過去にびっくり。 でも、祐季ちゃんは、優しくて、まじめで、本当に良い子なんですよね。 登というなんでも相談できる友達がいて、滝乃くんにも再会できて本当に…
高度な文明と科学の老成した大国レーモスが統治するエイドリアは、 未だ未開な文明のままの大地だ。 ここに執政官として赴任して70年、エイドリア辺境伯カレル・エサイアス卿は 赴任してきた28歳の頃の容姿のまま、まるで人生を消費するようにして生きている。 君臨すれども統治せず、という姿勢で現地のことには殆ど関与せずにきたカレルだが ある日視察先の内陸の街で、何の気まぐれか売買されていた年若…