かわい有美子さんのレビュー一覧

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

優しいお話でした

順番としては、このお話が先でしょうか?
レビューは前後すると思いますが、透過性恋愛装置の方を先に読みました。
透過性恋愛装置の北嶋王子の面倒をなんだかんだとみてやっている良い人、滝乃くんと祐季ちゃんのお話。
不倫していたという祐季ちゃんの過去にびっくり。
でも、祐季ちゃんは、優しくて、まじめで、本当に良い子なんですよね。
登というなんでも相談できる友達がいて、滝乃くんにも再会できて本当に…

1

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

静かに美しく紡がれる物語……

高度な文明と科学の老成した大国レーモスが統治するエイドリアは、
未だ未開な文明のままの大地だ。
ここに執政官として赴任して70年、エイドリア辺境伯カレル・エサイアス卿は
赴任してきた28歳の頃の容姿のまま、まるで人生を消費するようにして生きている。

君臨すれども統治せず、という姿勢で現地のことには殆ど関与せずにきたカレルだが
ある日視察先の内陸の街で、何の気まぐれか売買されていた年若…

26

Je te veux 小説

かわい有美子 

タイトルがベタですが・・・

流星シロップの生徒会長、峰くんと副会長、衛守くんのお話です。
生徒会主催の学校行事の後の入浴シーンから・・・このシリーズ、寮の入浴シーンがやたら多かったような(笑)
学校行事が盛会に終わって高揚した生徒達のにぎやかさが伝わってきます。
こういう高校生らしいエピソードを忘れないところが良いな~と思います。
そして、部屋に戻ると同室者は自宅へ帰っていてふたりきり、そこからお約束のシーンへ突入し…

1

君を思い初めにしか 小説

かわい有美子 

ふたつの幸せのかたち

「微熱惑星・月一滴」「遠雷・甘い水」の2編が収録されています。

「微熱惑星・月一滴」
嵯上視点で話が進みますが、嵯上とお仕事中の北嶋王子。
相変わらずのとんでも王子です。
北嶋のペースで進めると嵯上の方に被害が及びそうなので嵯上は大人の対応です。
いつか、嵯上も北嶋のペースに巻き込まれる話も読みたいですが、それはあまりにも可哀想でしょうか?
橋本くんは相変わらず可愛いです。
テデ…

2

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

古さを感じさせない

10年も前の未完の作品だそうですが、今回は2冊で完結になるということで読んで見た。
大阪を舞台にしているので、10年も過ぎれば描写される景色は変わっているけれど
左程違和感なく読めてしまう、逆にどこかモノクローム的な雰囲気であっている。
旧作を読んでいないので本当に更状態で読み始めるが、個人的にはシリアスで深層に何かを
訴えかけるような作品はあえて避けていたのですが、最近はその傾向の作品が…

10

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

うーん・・・

硬派で格好良い衛守(攻め)と美人で頭の回転が速い峰(受け)の組み合わせ、とても可愛かったです。二人が、じっくり時間をかけて結ばれるのも素敵でした。
また男子寮、(ギムナジウムもの)っぽい独特の若い心の葛藤、どこか未成熟な部分や雰囲気も伝わってきて面白かったです。

ただ・・・関連作1作目と3作目を読んでいないせいもあるせいか、登場人物が多くて、混乱してしまいました(汗)
生徒会のメンバーは…

4

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

夏の完結編が楽しみです!

旧版『イノセント・ワールド』の2冊目『深海魚の眠り』を読み終えて、
「うわ~!3巻目、長い事未刊じゃないか~!読まなきゃ良かった!」と悶えた作品。
私が出会ってから思いがけない早さで、こうして新版が出て
どうも夏には完結編が読めそうな成り行きに
もう本当に感謝!&嬉しい!

従来の3巻立てから、今回は夏に予定されている下巻との2巻の予定で、
今回の1冊目は旧版の2巻めの途中まで。

6

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

可愛い話だけど。

うむむ。

可愛い話だと思いましたが、好みに合いませんでした。

半寮制の男子校を舞台にしているだけあって登場人物は多いのですが、ステレオタイプばかりでいまいち新鮮味に欠けました。ステレオタイプだとしてもせめてもう少し掘り下げてほしかったです。主人公以外の登場人物の人物像がぼやけている気がしました。

シリーズだから仕方ないのかもしれないけど、高いスペックを持って派手に登場しておきなが…

6

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

いよいよ完結を見据えて新装です!

未完のまま10年経ち、改題して発行された旧題『いのせんとわーるど』は、今回新装に当たって2巻構成で夏ごろ完結できるとか(作者あとがきより)
作者さんの『スキャンダル』が大変に好みで、その路線をいっているがっつり仕事の硬派なこの作品、未完だったということで待ったかいがありました!!
ただイラストが石原理さんから麻々原さんに変わっていて、少しそれが残念ですが新装ということで新たなイメージも悪くはな…

8

鮮烈に闇を裂け 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

待ってましたのムッツリ攻め!

『饒舌に夜を騙れ』に出てきた、ムッツリ班長こと(私が勝手につけたアダ名です)飯田真也と、犬伏に恋心を寄せていた高梁晄のスピンオフですやったー!
期待に鼻膨らませてたけど、やーもー最高のムッツリ攻めでした。
なんだかんだと理由をつけて、アキラを自分の班に強引に移動させたりと、のっけから周到な飯田。
もっと時間をかけてじっくり攻め込むのかと思ってましたが、手を出すのも予想外に早かったし、合意じゃ…

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