かわい有美子さんのレビュー一覧

星屑シトロン 小説

かわい有美子  小椋ムク 

フェロモン過多のヘタレワンコ×硬派な優等生

シリーズ3冊目は、フェロモン垂れ流し男(副会長)と硬派な優等生(生徒会長)。
時系列は、今回も遡って、前作の2世代前となります。
1年上の柏木×葵も魅力的なのに、逆にあまり魅力を感じなかった名前だけはちょろと出てきていた硬派な弾正か~とちょっと手に取るのをためらいましたが、これまで面白かったこのシリーズですから読まずにはいられませんでした。

次期生徒役員の白羽の矢が立ったのは、フェロモン…

1

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

弱みを見せない女王様と溺愛する騎士でした

いい話だった。
ラストシーンの卒業式では涙滲みました。

シリーズ2作目は前作『空色スピカ』の主役カップルの前期の会長&副会長がメインカップルです。
前作でもキラキラ王子さま(実は計算高い腹黒)な会長が気になっていたので読んでみました。
時系列から言うと、彼らの幼い頃から中高時代なのでこちらを先に読みたかったような気もします。
後半の楠ノ瀬らが出てくるあたりから彼らの別視点が見…

9

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

八ヶ岳の澄んだ空気と水のようなピュアな恋物語

書けないと思い込んでいた学園王道ものに挑戦した作品だと、作者自ら語っていらっしゃいます。

山の中の男子校で、いかにイベント事で女子を呼び込むかが命題の生徒会会長と副会長のコイバナです。
同性には全く興味のない二人が、だんだん惹かれあって行く様子がすごく自然でキュンとしました。
歴代の会長と&副会長は、近隣女子の好みそうな美形ぞろい。
王子様系だったりパワフルで派手めなイケメンだったり……

2

オオカミの言い分 小説

かわい有美子  高峰顕 

策士な攻めにズキュンきた!

かわいさんは今年に入ってたくさん本を出されています。
個人的には、この作品が今年の中ではわたしのスマッシュヒット(古い?)でした。
実はこちらの作品は雑誌掲載を読んだことがあったので、なかなか購入せずにいたんです。
かわいさんには『甘い水』でハマり、まだ単行本としてまとめられていない作品も読みたくて中古で入手していたので、わざわざ買わなくて良いかなあなんて思っていたんですよね。
でも、買っ…

2

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

ただでさえ京都弁が色っぽいというのに!

いやーもう、名芸妓だった母の子で花街育ち、
姉のカフェバーを任されている光希がセクシーすぎてたまらんかったです!!
そりゃもう誰もが色香に惑わされるでしょうに…。
光希がお目当てで来店する常連さんも当然いるし
光希がちょっと良い顔をすると多大な勘違いをする輩だっているのに
板前の吉澤があまりにも職人気質で驚きましたw
10年振りくらいに顔を見て体格も好みだったから
どうにかして落とし…

5

東方美人 小説

かわい有美子  雨澄ノカ 

無茶なミッション

スパイものです。あとがきにもあるNATO少佐の有名漫画を読んで育った世代としては、わくわくする設定でした。「東方美人」なんて何だかベタなタイトルも楽しいです。2巻まで読んだんですが、この1巻の見どころとしてはなんといってもホモのヒヒジジイ(NATO役員)に嬲られる美青年スパイ(受け)と任務としてそれをカメラに収める男前スパイ(攻め)のシーンです。そんなエロいミッション本当にあるのか(笑)

切…

4

甘い水 2 小説

かわい有美子  北上れん 

北上さんのイラストとマッチしていて素敵でした。

読んでのまずの感想。カッコよかった~警察ものとか好きな事に最近気づいてきたんですが遠藤さんが今回カッコよすぎました。
前作で遠藤さんの気持ちとかところどころう~んてなるところがあったりもしたんですが、この1冊で見方が全然変わりました。遠藤さんごめんなさい。
そして無口な神宮寺。心から良かったね~って言ってあげたいくらい一途でした。
本当に報われて良かったよ~でも好きって言われてないけど。

4

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

マシュマロのようなふんわりとした手触りのお話。

言葉(方言)による印象って凄いですねぇ。感心しました。
お話の感じや主役達の性質としては「いとしいとし~」の方が好みで、
この作品のように曖昧な感じで関係が始まるのは少し苦手なのですが、
なにせとっても柔らかい優しい言葉で繰り広げられるので、
今回はそのまますっと入り込んでいってしまいました。
勿論、京都の言葉だからという以前に光希の性格付けも大きく関係していますが、
スタイルの良い人…

3

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

はんなりな裏に見せる強かさと弱さ

いいですね、久しぶりに京都弁の作品を堪能致しましたね。
活字にすると方言は伝わりにくいこともありますが、運よくと言っていいのか
京都は母方の実家でもありますので作品に出てくる場所に思いを馳せながら
懐かしいような気持ちで読ませて頂きました。

今までに付き合ったことがなかったタイプの親しくもなかった小学生の頃から知ってる
ご近所さん的な攻めになる板前の吉澤にちょっとした好奇心から意図し…

4

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

上品な京都弁萌えどすえ~

かわい先生の作品は『銀の雫の降る都』や『東方美人』等を拝読させていただきましたが、今回の『朧小路の~』はまさに私のツボにハマりました。

京男の色気と方言は萌えの宝庫とも言うべきものだなと…。特に光希の甘えた口調がものすごく可愛くて個人的にとても好きでした。
また、挿絵も多く、宮城先生の細い描線が儚げで、作品の雰囲気に更に花をそえられていました!

ストーリーも読みやすく、感情移入のしや…

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