かわい有美子さんのレビュー一覧

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

夜に読み終わったのでお腹がすきました(笑)

京都BL読みあさり中なので、「いとし」に続いて読みました。
しかし正直なところ、私にはいまいちでした。内容はともかく読みやすさは「いとし」のが読みやすかったと思います。
無口なノンケ×男女どっちでも誰でもいい美人で舞台は花街だったら、個人的には萌えツボ満載なのですが、そもそも受けが攻めに興味を持っていく展開が分かり辛かったような。
明確に「落としてやるぜ!」という訳でもなく、何か曖昧にアプロ…

2

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

天然毒婦、なるほど。

これ、1、2じゃなくて、明らかに前編、後編ですよね。
前回が本当、途中で終わっていたので、やっとこ完結した感じです。

前回は攻めのよさがいまいち分からなくて、受けに最後まで拒絶したれやとまで思いましたが、こっちを読むともしかしてユキの方が酷いんじゃないかしら?と思い始めました。天然毒婦、なるほど。
此処まで読んでやっと、「千秋が可哀想」と思えてきました。
過去編で上京する時の「もう逃が…

1

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

攻めは悪い人じゃないんですけど

元々京都は大好きですが、年始にみたNHKの特番がツボだったので、個人的に半年京都がマイブームです。(特番はゲイでもなんでもないです)
京都BL読みたい!と思ったのですが、思ったよりもなくて。
去年も探してましたが、読んだのは「京恋路上ル下ル」だけでした。
京都弁で受けが喘ぐの、たまらなく色っぽいと思うのですけれど。

で、どうやら受けも攻めも京都人という事で、買ってみました。
結果は完…

5

恋は遠い日の花火ではなく-総集編- 小説

かわい有美子 

萌え悶えながら読みました!

北嶋が可愛すぎた!牧田さんのことが本当に大好きで甘えまくってました。

牧田さんサイドのお話しでは、[透過性〜]で牧田さんが何を考えていたのか知ることができてよかった。前の奥さんと別れてしまった後から、その心の傷のせいで、恋愛というものから自分を遠ざけていた牧田さんだけれど、ホントウは、北嶋の直球な想いに翻弄されていたのだと、読んで知りました。読み終わった後に、エンピールの社員さんの間で『牧田…

4

月一滴 小説

かわい有美子  花本安嗣 

優しくて満たされる雰囲気。でも萌えます。

しんみり。心があったかい。よかったね。

これが私がこのお話を読んだ後に思ったことです。

受けが以前上京して、まだ右も左も分からないとき。AVにスカウトされ、よく分からないままで応じてしまった。
そのせいで周りから陰口を言われて嫌な思いをしていた。
「自分は尻軽だと思われてる」と俯いて、自分なんかはほんとの恋は出来ないのだと諦めていた。

それを攻めが優しく受け入れてくれる。

2

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

もうほんと萌え!

これまで読んできた小説のなかで、一番好きです!

受けの北嶋が、最初はタカビーなのに、恋をしたとたん初々しいコイスルオトメになってました。
攻めの牧田さんは本当に紳士的な人で、読んでいるこっちが惚れ惚れしちゃいます///


お話も前半と後半で雰囲気がガラッと変わりますね。
どたばたしたり、キュンキュンしたり、切なかったり。でもやっぱり萌えてニヤニヤしたり。
読んでいて、「早く次を…

5

未成年。 小説

かわい有美子  金ひかる 

こういう小説を欲していました!

青春小説にBL要素があるみたいな、甘酸っぱくて切ない作品だと思います。
最初は恩田さんの『ネバーランド』っぽい感じなのかな〜と読み進めておりましたが、やはり!かわいさんです!トライアングル大好きだ〜!

朴訥とした東郷もこれはこれで素敵なのですが、対する伊集院がいいですね〜。DKとは思えないジェントルさを備えています。同級生というより、先輩にいそう。
甘い反面一途な男だと思うので、今後の活…

1

水曜日の嘘つき 小説

かわい有美子  街子マドカ 

土下座まではよかった

  本作のメインテーマは「ヤリチンの男が土下座」だそうです。まあ、かわいさんにはめずらしく、なんておげれつであからさまなんでしょう!! 生まれてこのかた色恋方面では負け知らず、ノリが軽くてシモのゆるい、取り得は顔だけ男が、はじめての本気の恋になすすべもなく立ち尽くす・・・って個人的にすごく好きなパターンなんです。この場合お相手は、トーゼン難攻不落の高嶺の花が望ましいですよね。

 期待度MAX…

3

東方美人 小説

かわい有美子  雨澄ノカ 

ノスタルジックなスパイロマンス

東西冷戦時代の懐かしいテイストのスパイもの。

かねて読みたいと思っていたものの、読みそびれていたのですが
先ごろ非BLの傑作BLを読んで魂を持って行かれ(※)
なんとなくモードがこっち系統になっていたので、入手。
未完だった作品がに文庫版として完成版が出たもの、
旧版は未読です。

          ☆  ☆  ☆

東西分断の壁がまだあった時代1980年代のベルリン、

2

金のフォークに銀の匙 小説

かわい有美子  麻生海 

周囲の力あればだけど

二人の関係が進展するのには、周囲の力がかなりあります。

交通事故の被害者と加害者になった後、不破が三谷と食事をとるようになったのは、カフェの仲間や客であるクライアントからの圧力ですし、不破が三谷を追いかける羽目になる状況を作ったのは、三谷に手を出した不破の友人です。

三谷は控えめですし、不破は人を受け入れるより拒絶するタイプなので、彼らだけだとそういう関係にはならなかったと思います。そ…

4
PAGE TOP