かわい有美子さんのレビュー一覧

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

シリアス9割、エロ度控えめ。

あらすじを読んだ印象とはだいぶ違う、描写が美しい物静かなファンタジー作品でした。
攻めの王子の諦観ぶりが切なく、受けと出会って生きることにまた前向きになれて良かったなと思いました。
ただ、2人の関係性よりそれ以外のお話が多くて、物足りなさを感じました。
エロもかなり後半に来て少しだけという程度。
男だとバレてもアッサリと周りに受け入れられていて、拍子抜けでした。
かわい有美子さんは作者買…

1

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

美しい

表紙が素敵過ぎて、葛西リカコ先生のイラストが素敵過ぎて手に取らずにはいられなかったです。

ため息が出るほど美しいと思います。
こんなに美しくて16才だそうで…。

カイがエルヴァンに恋するまではゆっくり進行です。
男だとバレないように頑張ってるけど、プロローグでバレてしまってる。

プロローグはカイがアイラと偽りエルヴァンの後宮にやってきて何日かたったあとの話。
エルヴァンが疑…

3

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

清泉学院シリーズ(2)

清泉学院を舞台にした副会長×生徒会長シリーズ(今のところ)三部作の第二弾です。シリーズものと知らずに読んだのですが、一つの作品として完結しているので読みにくさはありませんでした。

今まで読んだ数少ない男子寮モノはそんなにハマらなかったのですが、この作品は面白かったです。二人の友情や恋愛感情は勿論、寮や学校での生活、生徒会活動、仲間達との関係性、それぞれのバックボーンなどが絶妙なバランスで描か…

1

恋するクラゲ 小説

かわい有美子  草間さかえ 

専門職は面白い

いやぁ、面白かったです!
専門職BL大好きですし、大人な二人というのも大好きで。
高級老舗ホテルの裏側、楽しかった~。
企画営業の天宮のお人好しっぷりがかなり良いですし。
コンシェルジュの朧谷(おぼろや)の二面性もめちゃくちゃ面白い♪

でだしの天宮と朧谷の電話での会話、ここでグッと物語に引き込まれ。
その後お客さまの無理難題に頑張る天宮の姿勢、惚れ惚れしました。
飄々と爽やかにお…

3

ルナノベルズ2012 春のらぶらぶv小冊子 グッズ

6作品の番外編SS

7作品(うち2作品は作者が同じなのでコラボ)の番外編SSが6作品収録されています。文庫サイズより縦長い小冊子に二段組で、1作品につき5ページ書かれています。

かわい有美子先生の「金のフォークに銀の匙」が大好きなので読みたくて、なんとか入手しました。その番外編「ちいさなクマの話」は、三谷の目線で進んでいきます。本編で三谷の入院中に不破が贈ったクマのマスコットの話題から、甘い恋人同士の夜に誘われ…

1

「金のフォークに銀の匙」コミコミスタジオ特典 SSつきカード グッズ

ルンバに名前は必要?!

コミコミスタジオ特典のポストカードです。

表は表紙イラスト。スプーンを股にはさんだポーズの三谷がちょっと色っぽいです。文字がない分、童話の表紙のような古風で洋風なテイストが際立っていると思います。

裏は、本編「金のフォークに銀の匙」の後日談SSです。
三谷の父親に依頼された財務立案の素案を練っていた不破に、三谷は「このルンバ、名前決まった?」と掃除機のルンバが動くのを眺めながら尋ねま…

3

魅惑の恋泥棒 小説

かわい有美子  高峰顕 

トロットロに可愛くされちゃう

思ってたよりも、面白かった・・!いや、こんな言い方失礼ですよね;
基本、裏社会ものが好きで、かわい先生の作品は、警察ものはほぼ制覇してる私なんですが・・
この作品は、そういうのとちょっと違うだろうな、とは思ってはいたんですが、全然、泥棒さんx泥棒さんで楽しかった!

私が、かわい先生の作品で好きなところは、ちょっと生意気な子が、しっとり抱擁大人に、メロメロに可愛くされちゃうってとこですv

3

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

遠い日の夢のような味わい

魅力的な世界観、麗しく好みの主人公たち、
うっとりするような挿絵、と三拍子揃っていて
読みやすくてとても面白かったんだけれど、全体にはさらりと淡く、
どこかベールの向こうのような、遠い日のおとぎ話のような味わい。
それが魅力な反面、個人的には若干物足りなさも……。

大オスマントルコ帝国と思しき大国に攻め込まれた東の小国。
まだ成人前の第二王子カイは、生き延びて祖国の再興を……と

12

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

美しく静寂な物語

挿絵とあらすじに惹かれ購入。
これが大正解でした。
かわいさんのファンタジーは時々痛いので苦手なこともあるのですが、読んで良かったと思わされる美しいお話でした。
そして、葛西リカコさんのイラストがこの作品の空気感にとてもマッチしています。
特に美しいのは口絵なのですが、葛西さんの熱量の感じない水の中いるような絵柄に合わせて書かれたかのような、二人の美しく薄幸な王子たちの静かな物語でした。

22

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

心の琴線が震えました

かわい有美子さん
初読みでした。
舞台は近代、第二次大戦前の上海の租界。
歴史もの、外国人が出てくるものは避けていたのでしたが。
もうきっと歴史の中でしか存在しない租界のノスタルジーと
主従関係でも結ばれたファンタジーとダブルで感動しました。
皆様が行っている通り戦火のなか、イギリスに帰ろうとするレイモンドだけどエドワードには旅券がない。どうしても二人で船に乗りたいのに、外国籍以外中国…

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