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37/82(合計:813件)
かわい有美子 小椋ムク
マキヲ
ネタバレ
シリーズの記念すべき第一弾です。青春群像劇としては面白かったのですが…うーん、今いちハマりきれませんでした。 シリーズ最初の作品のためか、設定上の説明文がまぁ多かったです。これは私がシリーズの別作品を既読のせいも多分にあるでしょうが、それにしても総文字数の割に二人の恋愛にまつわるエピソードが少なく、代わりにこの世界観における学院や生徒会とそのメンバーのコンセプトみたいなものが何度も語られて、…
かわい有美子 葛西リカコ
はるぽん
小国の第二王子だったカイ(受け)は、母国が大国に攻め滅ぼされる時に父王たちから女性の格好をさせられ逃がされた。しかし敵国の皇子エルヴァンに捕らえられ、女装していたため亡き姉姫アイラとしてエルヴァンの後宮へ入ることに。両親や兄を殺した憎き相手。しかし伽を強要せず、穏やかにカイを気遣うエルヴァンに徐々に惹かれていくカイだったが…。 まず相手は両親と兄を殺した人物で、自分は女だと思われていると…
「空色スピカ」から始まるシリーズの第三弾。作中の時系列では一番古い世代の二人が描かれていますが、前二作を知らなくても読める内容になっています。私は「流星シロップ」のみ既読の状態で読んだので、峰と衛守が思ったより登場していてちょっと嬉しかったです。 前作でしばしば「伝説の世代」と書かれていた弾正と堂本のお話なので、一体どんな強烈なキャラクターなんだろうとワクワクしながら読み始めました。が、結果…
かわい有美子 花本安嗣
シリーズ続編に当たる「透過性恋愛装置」を先に読み、滝乃×佑季の作品があるとな!?と思って読みました。「透過性恋愛装置」ではすっかり落ち着いて同棲に踏み切ろうとしていた二人の出会い編は、しっとりと、エキゾチックで、優しく、ロマンティックなお話でした。 滝乃も佑季も穏やかな男性ですが、ビジネスマンとして必要な強引さや頑固さを備える滝乃に少しずつ心を委ねていく佑季の様子が、本当に花が綻ぶようで微笑…
かわい有美子 南田チュン
薄雲
いやぁ……前回、見事にモヤモヤエンドだったので、今回は素敵にほろ苦エンドでとっても良かったです。 無駄な甘さはなく、最後は静かに甘い。 苦いお抹茶を頂いた後に、落雁食べた時のような……そんな感じのいい塩梅でした。 甘酒と塩昆布みたいなね。甘すぎず、苦すぎず、しょっぱすぎず。 作品世界は相変わらず和風で、情緒の塊のような空気感です。 そして、ストーリーに抑揚は本当にありません。 こん…
京都老舗旅館跡継ぎ息子×京都老舗紙司跡継ぎ息子。 徹底的な攻の片思いで滾りました。 腹黒キツネ×強気兎とでもいいましょうか。 流されるかと思えば、容赦なく攻をひっぱたいてみたり、振り払ってみたり、そのくせ妙に色気があってエロかったりと、もうすごい何なのこの魔性の受。 内容全然甘くないのに、お腹いっぱいなんですけど! 続きがあるので、この巻ではまだ曖昧な関係のまま。 受はひたすら…
かわい有美子 円陣闇丸
雲絶間姫
「男にとって好きになった相手はいつだって姫君だ」って、犬飼ののさんの「裏切りの薔薇」で攻めのレイザックが言ってました。けだし名言だと思います。常日頃およそその言動からはロマンの欠片も感じさせないような男であっても、胸の奥底にはそんな柔らかい思いを後生大事に抱えていてほしい。 本書の攻め、黒澤一誠も、公安警察のキャリア官僚で、齢39にして理事官の出世頭。切れ者すぎてモンスター呼ばわりすらされ…
かわい有美子
ひびや
北嶋が可愛すぎて悶えながら読みました。牧田さんへの深い想いが伝わってきます。 同僚の女子社員からは「キラキラした美形だけど、ツンデレではなく自己中ヒステリー男」と手厳し評価をされていますが、牧田さんの事を考えた時の笑顔はいいっ!とビックリされる程の表情の変化が見られます。 牧田さんのために初めての料理に奮闘したり、何ができるか?悩んだり泣き上戸の酔っぱらいになったりと色んな姿があり、更に北嶋が…
かわい有美子 緒田涼歌
アニロン
おおらかな犬伏が好きなので橋埜の「こんな犬伏が好きだ、愛しい」発言に共感しながら読んでます。 今回犬伏負傷、胸が締め付けられるようでした。 何度も何度も本がボロボロになるぐらい読み返しています。 相棒物が好きな方にはおすすめなシリーズです。 攻める受け橋埜と尻に敷かれながらも素直じゃない橋埜を温かく包みこんでいる犬伏。 そんな二人の関係に危機が!? という今回のお話ですが、大好きだ…
ピピン
萌えました。私は、不器用でぎこちない大人のラブが好きなのです。 まず、表紙イラストがいいですね。 タイトルの「墨と雪」にふさわしく、小雪の舞う中に、墨色のダークスーツ姿の主人公二人。色目を抑えたイラストで、かえって主人公たち二人の表情が際立って見えました。 今作では、平河寮シリーズ(私は全作既読済みです)の「甘い水」で当て馬(?)だった、SITの隊員・篠口が主人公です。 私は「甘い水」で、…