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37/81(合計:809件)
かわい有美子 南田チュン
薄雲
ネタバレ
いやぁ……前回、見事にモヤモヤエンドだったので、今回は素敵にほろ苦エンドでとっても良かったです。 無駄な甘さはなく、最後は静かに甘い。 苦いお抹茶を頂いた後に、落雁食べた時のような……そんな感じのいい塩梅でした。 甘酒と塩昆布みたいなね。甘すぎず、苦すぎず、しょっぱすぎず。 作品世界は相変わらず和風で、情緒の塊のような空気感です。 そして、ストーリーに抑揚は本当にありません。 こん…
京都老舗旅館跡継ぎ息子×京都老舗紙司跡継ぎ息子。 徹底的な攻の片思いで滾りました。 腹黒キツネ×強気兎とでもいいましょうか。 流されるかと思えば、容赦なく攻をひっぱたいてみたり、振り払ってみたり、そのくせ妙に色気があってエロかったりと、もうすごい何なのこの魔性の受。 内容全然甘くないのに、お腹いっぱいなんですけど! 続きがあるので、この巻ではまだ曖昧な関係のまま。 受はひたすら…
かわい有美子 円陣闇丸
雲絶間姫
「男にとって好きになった相手はいつだって姫君だ」って、犬飼ののさんの「裏切りの薔薇」で攻めのレイザックが言ってました。けだし名言だと思います。常日頃およそその言動からはロマンの欠片も感じさせないような男であっても、胸の奥底にはそんな柔らかい思いを後生大事に抱えていてほしい。 本書の攻め、黒澤一誠も、公安警察のキャリア官僚で、齢39にして理事官の出世頭。切れ者すぎてモンスター呼ばわりすらされ…
かわい有美子
ひびや
北嶋が可愛すぎて悶えながら読みました。牧田さんへの深い想いが伝わってきます。 同僚の女子社員からは「キラキラした美形だけど、ツンデレではなく自己中ヒステリー男」と手厳し評価をされていますが、牧田さんの事を考えた時の笑顔はいいっ!とビックリされる程の表情の変化が見られます。 牧田さんのために初めての料理に奮闘したり、何ができるか?悩んだり泣き上戸の酔っぱらいになったりと色んな姿があり、更に北嶋が…
かわい有美子 緒田涼歌
アニロン
おおらかな犬伏が好きなので橋埜の「こんな犬伏が好きだ、愛しい」発言に共感しながら読んでます。 今回犬伏負傷、胸が締め付けられるようでした。 何度も何度も本がボロボロになるぐらい読み返しています。 相棒物が好きな方にはおすすめなシリーズです。 攻める受け橋埜と尻に敷かれながらも素直じゃない橋埜を温かく包みこんでいる犬伏。 そんな二人の関係に危機が!? という今回のお話ですが、大好きだ…
ピピン
萌えました。私は、不器用でぎこちない大人のラブが好きなのです。 まず、表紙イラストがいいですね。 タイトルの「墨と雪」にふさわしく、小雪の舞う中に、墨色のダークスーツ姿の主人公二人。色目を抑えたイラストで、かえって主人公たち二人の表情が際立って見えました。 今作では、平河寮シリーズ(私は全作既読済みです)の「甘い水」で当て馬(?)だった、SITの隊員・篠口が主人公です。 私は「甘い水」で、…
ミルクオオメ
ここで大好きだと絶叫したいのは山々なんですが・・・ スイマセンっやっぱり大好きです!! 警察官の物語という硬質な色を持ちながら、その中のキャラクター達の愛らしい事・・っ 普段クールな分、垣間見せる二人の間の会話や日常の中に、意外な程の親愛や慈愛の表現を発見する度、どうしようもなく愛しくて、顔が弛んでしまいました。 このシリーズ、全巻完読済みですが・・続きが出るの本当に待ってましたよ〜〜…
ふーさん
----- ハイジャック事件を機に互いを唯一無二と認め合ったSAT隊員の橋埜と犬伏。怪我を負った橋埜が制圧班から指揮班に異動した現在も、表面上は言い合いながら心身ともに堅く結ばれていた。あるとき、いつもの口喧嘩のあと素直になれないまま別れたふたりは、後日待ち合わせた商業施設内で爆弾テロに巻き込まれる。体育会系×毒舌クール美人、SATシリーズ! ----- SATシリーズ、犬伏と橋埜再び。 …
SAT、第2制圧班班長の橋埜は、クールで知性派に見えて実は近接格闘技が得意でナイフを持たせれば10人くらいはまとめて相手にできる腕前だし、仲間思いで熱い男前。第1制圧班班長の犬伏は、体格腕力ともに優れていて、性格は豪快で懐が広く、細やかな気遣いができる根っからのリーダー気質。2人、互いに信頼し合い支え合う関係。 橋埜がハイジャック犯の制圧の際に負傷してSAT を辞める決意したことで、犬伏に恋情を…
かわい有美子 あじみね朔生
M+M
表題作と短編の2作品が収録されています。 表題作は、笹野(受け)の目線がメインですが、ラッカム(攻め)の視点も折々に入っていますので、二人の気持ちが分かりやすいです。 まずは仕事の仲間として好意を抱き、それが恋愛に発展していく…のですが、余りに穏やか過ぎて私には物足りませんでした。ラッカムは紳士ですし、笹野は温和な性格なので、強引にどうこうという場面やはっきりした転機があるというのでな…