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かわい有美子 あじみね朔生
マキヲ
39歳のイギリス人支社長と32歳の日本人秘書。表紙のイメージよりも大人な二人のシックな恋愛物語でした。 激しい恋情というものは登場せず、宝飾品や着物などの芸術品としての歴史、英日の文化の違いなどを紹介しながら、お互いが静かに恋心を育てていく様子が描かれています。 かわい有美子さんらしいクールな雰囲気の作品ですが、その分、艶っぽい雰囲気は控え目でした。あとがきにも書かれていましたが、スー…
かわい有美子 葛西リカコ
雀影
葛西先生の美しくも繊細な絵に彩られた歴史ファンタジー。 キーワードは、大国に攻め滅ぼされた「亡国の王子」。 父王の、生き延びて国の再興を果たせという命のもと、シルカシア王国第二王子のカイは、前年に亡くなった姉姫に扮して城を脱出するのだが…。 もうこれ、カバーイラストが圧勝! 美貌で謳われた姉姫に扮しても、王子と見破られない美少年。 取り替え花嫁のお話には挿絵の力がどれだけ味方するか、…
かわい有美子 小椋ムク
みおりーぬ
一気に読み終えてしまいました!とても面白かったです。ほのぼのとしていて何だか心が浄化された気分…。主人公の峰が大好きです。強い受けが好きなのでドンピシャでした。素敵な物語をありがとうございました。
かわい有美子 笠井あゆみ
はるぽん
ネタバレ
良く言えば丁寧に描かれた、京情緒のしっとり穏やかな作品だけど、悪く言えばダラダラして盛り上がりに欠ける作品、という感じでした。 端的に言えば、京都に住む30がらみの幼なじみ同士が結ばれる話なのですが、これを263ページの長編単行本にする意義があまり感じられなかった。 箇条書きにすると、幼なじみが大人になっても近所に住んでいて、偶然を装って毎日顔を合わせている。受けはかつて大事故に遭い、足を…
かわい有美子 緒田涼歌
Krovopizza
『饒舌に夜を騙れ』の続編。 スピンオフ『鮮烈に闇を裂け』を挟み、シリーズとしては第三冊目になります。 『饒舌に〜』で、片想い相手の犬伏(攻め)と恋人同士になった橋埜(受け)。 橋埜は、前作で負傷し制圧班から指揮班に異動になったり、実家の寺をどちらが継ぐか兄と押し付け合っていたり…と色々あるものの、犬伏とは相変わらず強い信頼関係で結ばれています。 前半は、そんな二人がキジ鍋を食べに行…
ルチル文庫11周年記念フェアで、黄色い帯つきのルチル文庫を購入すると貰えるSSペーパー。 次の5種類から選べます: ★かわい有美子「君と僕と夜の猫」より ★きたざわ尋子「月と恋わずらい」&「月に蜜色の嘘」より ★愁堂れな「花嫁は二度さらわれる」&「花嫁は三度愛を知る」より ★凪良ゆう「薔薇色じゃない」(2016年6月末発売)より ★間之あまの「食べごろ誘惑ハニー」&「お兄ちゃんのお…
東雲月虹
京都の町屋で、冬のある日目覚める夏生の冒頭から 雪国とは違う厳しく刺さるような寒さだろうなと 想像しながら読み進めさせていただきました。 しかも事故での足の痕の痛みまでツラそうで 亡くなった両親や老舗の刃物専門店“佐用”の跡継ぎのこと、 夏生が不憫でなりませんでした。 ただ、自分で出来る努力を惜しまず “柳井”という小さいながらも今風の店を構えたのが 芯の強さと負けん気の強さを感じ…
あーちゃん2016
ずっと前から読みたくて、なかなか手に入れられずやっと読めました。 美しいカバー絵。内容をそのまんま表してると思います。 ファンタジー好きにはたまらん。 いや、そりゃ色々思うところはありますが、それを全部いいやっと思わせるぐらい、この穏やかな愛情が好き〜。 攻めさんが頑張って待って、最後多分幸せになったろうと思うのですが、 ほんと号泣。ティッシュ何枚使ったことやら(笑) 二人いつまでも穏…
muccu
両親を早くに亡くし、自身も学生時代の事故で足が不自由な夏生。 そんな夏生を傍でずっと見守ってきたのが、向いに住む幼馴染の智明。 二人は互いに”相手の存在”に依存していますが、でもその間には深く踏み込みすぎない一定の距離があり、二人だけが分かっているその距離感が好きでした。 京都弁の独特の雰囲気も夏生の不幸な生い立ちとそれを過保護に見守る智明の雰囲気とマッチしていてよかったと思います。 …
かわい有美子
大大大好きな「透過性恋愛装置」の続編があると知り、小説同人誌なるものを初めて買ったのがこの作品です。規定のページ数に収まるように、ほぼ二段組というボリューム満点の一冊になっています。 正確にはシリーズ第一作に当たる「上海金魚」の続編も収録されているのですが、「透過性恋愛装置」にドハマりした自分はやはり以下の三篇に激萌えしました。 ・恋は遠い日の花火ではなく (53ページ) 牧田の視…