かわい有美子さんのレビュー一覧

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

儚い、綺麗なお話

ずっと気になっていたかわい先生をようやく読めました。
静かな文章で紡がれる日常が素敵でした。

あと少ししか生きられないカレルが、少年剣士ユーリスを買い取ります。ユーリスが日々の日常の中で、だんだんとカレルに惹かれていくのですが、その描写が素敵なんです!
ユーリスが好きになってその人のために頑張るところや、恋に対しての向き合い方や、形で残るものをプレゼントとか、純粋さがとにかく可愛い。

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魅惑の恋泥棒 小説

かわい有美子  高峰顕 

盗んだ恋心さえも美意識が高い、のに…

受けの柳井は、旧華族の誇りを持っている元学芸員。
おまけに自分の容姿にも自信を持っていて、自身の美意識に引っ掛かった美術品に標的を定める怪盗の顔も持っている。
しかし、上には上がいるもので、彼以上に遣り手の怪盗が絡んできた。
攻めの沖は華やかな容貌に形成外科医の肩書きだけでなく、義賊の志を受け継いだ怪盗ときて、見事に美味しいところをかっさらっていくような男だ。

この小説、実は怪盗ものの…

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オオカミの言い分 小説

かわい有美子  高峰顕 

会えない時間が愛育てる…のか…?

このレビューを書くにあたり既読の「魅惑の恋泥棒」と関連していたことを知って、思い出そうと頑張ってみたのですが…キャラが交差するような場面、ありましたっけ?(汗)…ダメだー、ぜんぜん思い出せない。

さて、健気に耐えるオオカミさん・末國と、オオカミさんの秋波にまったく気づかないニブチンな赤ずきんちゃん・高岸のお話です。キャリアステップは違えどそれぞれ弁護士として頑張る二人の男性が主人公なのですが…

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RuTiLe souvenir Petit four グッズ

ようやく刊行!!!

当初の刊行予定日から1年以上待ち・・・の発刊でした。
途中、何度ホームページの全サ状況をチェックした事か・・・(^^;
執筆陣はさすが豪華で嬉しいのですが、目次がもう少し分かりやすいと良いかな・・・と思いました。目次が作家様のお名前と掲載ページだけだったのですが、できれば目次にも元作品のタイトルも併記されていたら、読む作品を選びやすかったな・・・と。(さすがにご掲載作家様の全作品を読んでいる訳…

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甘い水 小説

かわい有美子  北上れん 

うーん、いい感じに焦れてる~

かねがね読みたかったんですが、やっと読めました~
getできた本を見るとなんと第三版!(しかも発売から2.5年あとに)
中古本をよく購入させていただいておりますが
BLで初版以外の本ってなかなかお目にかかったことのない私、かなりびっくりしました(笑)
そんだけ売れてんですね・・・
れん先生の挿絵たどりで到達していた本ですが、あまりの人気になかなか手に入らず
ようやくです!

まじで…

4

UNDER THE HEAVEN(上) 小説

かわい有美子  立石涼 

ハリウッド映画みたいに波乱万丈

97年のノベルズ「帝ーMIKADOー」を大幅改稿して復刻した作品。
両親を事故で失った主人公が、マフィアのボスに養子として引き取られ、
マフィア同士の抗争に巻き込まれて、不運な目に遭わされますが
愛する人の支えで立ち直り、逆境を乗り越えて家族で幸せを掴む話です。
二巻組で話にボリュームを感じるのは当たり前ですが、
きちんと肉付けされた登場人物が多いのが、本作の特徴の一つだと思います。

1

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

エルヴァン(攻さん)の我慢!に神評価

皆さまおっしゃっておられる通り、葛西先生の挿絵のあまりの美しさに脱帽。
私も口絵が最も好き!たまらん・・・
攻めさん、受けさんの着衣姿。
大きめのディヴァン?に二人して座ってるところ。
受けさんの衣装が薄いライラック色で、美しすぎる背中がvネックで見えてて斜め後ろにいる攻めさんを振り返っておられ、麗しい金髪がはんなり・・・(ああなんて拙い私の言葉。先生の美しい挿絵を汚してる気がする(泣)で…

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天国より野蛮 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

失って初めて気づく大切なもの

最初 かっとんで読んでしまって放置。
いかんいかん、先生に敬意を表せねばとじっくり再読。
最初はあっさりした話やなーと思ってましたが
二回目でえらい印象変わりました。それでレビュー。

他のお姉さま方がおっしゃっているように、受けさんがえらい淡々と
しているんで、盛り上がりにかける印象。
まあ受けさんのその性格が「誰よりも神をたたえることに忠実」で神に関係ないことは知らん!という魂の…

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伯爵夫人の魔法の靴 小説

かわい有美子  あじみね朔生 

大人な二人のシックな恋愛物語

39歳のイギリス人支社長と32歳の日本人秘書。表紙のイメージよりも大人な二人のシックな恋愛物語でした。

激しい恋情というものは登場せず、宝飾品や着物などの芸術品としての歴史、英日の文化の違いなどを紹介しながら、お互いが静かに恋心を育てていく様子が描かれています。

かわい有美子さんらしいクールな雰囲気の作品ですが、その分、艶っぽい雰囲気は控え目でした。あとがきにも書かれていましたが、スー…

1

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

金の鳥籠

葛西先生の美しくも繊細な絵に彩られた歴史ファンタジー。
キーワードは、大国に攻め滅ぼされた「亡国の王子」。
父王の、生き延びて国の再興を果たせという命のもと、シルカシア王国第二王子のカイは、前年に亡くなった姉姫に扮して城を脱出するのだが…。

もうこれ、カバーイラストが圧勝!
美貌で謳われた姉姫に扮しても、王子と見破られない美少年。
取り替え花嫁のお話には挿絵の力がどれだけ味方するか、…

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