周防佑未さんのレビュー一覧

夢も見ないで眠る 小説

榊花月  周防佑未 

とことんネガティブに理不尽に

ちょっと相性が悪いかな~と思っている作家さんですが、それでもチャレンジし続けるとたまに「おっ!」というものに出逢えるものですねv
読まず嫌いしなくてよかったデスw。
タイトルにあげたように、とことんネガティブな受けに、とことん理不尽で傲慢きわまりない攻め様。
それぞれの持っているもの、キャラ設定、抱えるトラウマ、事件、ピースはすごく個性的で、面白い(愉快という意味ではない)のですが、作品とし…

3

太陽の獅子と氷の花 小説

秋山みち花  周防佑未 

眠れる獅子が目覚めるとき

設定が好きです!!
ヤクザの組長×クールビューティーな若頭のお話です。
とりあえずおおざっぱにあらすじなんぞを・・・

先代の跡を継いでも、子供の頃から変わらない明るく優しく寛大さのある真田。太陽のような彼の性格をとても尊ぶ入江は、冷酷な組の仕事を真田に極秘で一手に引き受けていた。

当然、入江にはそのことが原因で心労も重なっていくが真田には見せられない姿である。しかし隠しても入江をな…

0

執務室は違法な香り 小説

篁釉以子  周防佑未 

S気分にさせられるイライラマックスを誘う黒ラブ受け

正義を振りかざす黒ラブロースクール生にイラとして犯っちゃって、のめりこんじゃう敏腕弁護士。
エロい、エロいですよー!
好きとかいうより、お互い体が優先しちゃって、弁護士のサドっ気も満載に、すごく楽しめた作品です。

小宮ルイはロースクールの学生、祖父の無実を勝ち取ってくれた憧れの弁護士ギルバートの元で夏のサマー・クラークのバイトを出来ることになり大喜び!
再会は最悪、しかも明らかに黒とい…

2

ロシア紳士の甘い罠 小説

かみそう都芭  周防佑未 

ジャンパン風呂、大吟醸風呂、酔っぱらいそうww

本日食べたプリン並みに甘い、ハーレクイン調のお話。
”ロシア”にマフィア絡みと見て、ちょっとハード部分もあるかと期待しましたが、全然でした。
もう攻め様が金持ちすぎて、完璧すぎて、付け入る隙もありません。
受けちゃんは男子ですが、女子なんでは?と・・・

芸術支援企業の新人・檜夏に一目惚れした、日露交流のスポンサー・アドリアノフ財団の当主レフが、強引に檜夏をロシアに連れ帰り、若干監禁めい…

1

眠る獣 小説

榊花月  周防佑未 

生徒の一途な思いに気づいてあげて

新米の先生って実際はたいして年は違わないけど、中高生からみると結構大人に見えたものです。
男性ならスーツの装い・女性ならもう化粧もしてて「先生」だからナチュラルな大人メイクだったりして・・・若さもあって近いけど「先生」は「先生」ていう近いけど遠い存在でもありました。
う~ん今の学校には友達みたいな距離の先生も多いのかな??

ええ、主人公は高校教師です。お相手は10年前新任の時に生徒だった…

0

龍は宝珠を喰らう 小説

篠伊達玲  周防佑未 

宝石よりもいい人

三代目オーナーの透吾の、八嶋真珠店は、前代未聞の苦境にたたされていた。
仕入れの宝石が盗品で、警察が押収。お客はただでさえ少なかったのに・・・
倒産寸前の店に救いの手をだしたのは片倉右京だった。以前に宝石をたくさん買っていただいた人だった。融資とともに右京の嫁になる。

右京の嫁になって、自由がなくなるが、透吾のことを考えてだが、はじめはきけずにいた。
抵抗するが、やがて身を任せ荒々しく…

2

太陽の獅子と氷の花 小説

秋山みち花  周防佑未 

上司への報告は義務って”ほうれんそう”を社会人は学びましたよね?

「極道の犬」で結構好き作家の仲間入りをした作家さんでしたが、このもえぎ文庫では極道ものは初だとか、意外でした。
ということで、このお話は主従がテーマのお話、で、”太陽の獅子”が心優しい組長で、”氷の花”がキレイで冷徹な若頭、ということになります。

子供が好きで心優しくて、争いごとが嫌いで、凛とした真田組三代目組長・遥を守ろうと、汚い部分を見せまいと、裏の事は全て一人で取り仕切って組長には秘…

2

龍は宝珠を喰らう 小説

篠伊達玲  周防佑未 

この作品はお笑いなのか?キャラが際立ってます

表紙からヤクザモノなのは一目瞭然、帯には「約束を破った罰に仕置きだ、快楽の淵で一日中もだえろ」なんてエロな煽りが書いてあり、シリアスなんだと思い読み始めると・・・・
中原一也さんの「極道スーツ」のようなお話なんですが、アレが間抜けて、コメディになった(?)、、、そんなお話なんですよ。

何より大ボケなのが、主人公の透吾。
銀座の宝石店の3代目なんて、かなり色々な面しっかりしてなくちゃ、って…

1

身代わり王子の純愛 小説

剛しいら  周防佑未 

ムリな展開を無理なく読ませる

ガライ王国の駆け落ちをした王子の代役に、現地人の王子のそっくりさんダンサー・ヒカルと日本人の声帯模写芸人・広夢が立てられます。
王子を探し出すまでの代役のはずが、王宮内の陰謀に巻き込まれ・・・

先日、先にCDを聴いたのですが、やっぱり原作の方が数段出来がよかったですね。
何が良かったって、やっぱり背景の描写の詳しさが全然違いますから。
CDだけでは説得力に欠けた部分が全て納得のいくもの…

2

我が儘な皇太子は恋着する 小説

剛しいら  周防佑未 

いい襲い受け

初めての出逢いのときから、お互い気になり目が離せなくなるほど好きになっていたのに、その気持ちを言えないんですよ、どちらも。
チヤベスは身分違いから、イーシュダットはツンデレだから。笑
こんな身動きのならない関係を破るきっかけを作ったのは、王子であるイーシュダットでした。悪い友人と一緒に遊びに行くと脅したんですから。
誘い受けですねぇ。ツンデレ王女受けは、こうじゃないと!
どっちも初めて同士…

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