周防佑未さんのレビュー一覧

ラブシッター 小説

夜光花  周防佑未 

最悪最低な男が最高過ぎる


まず攻めの紹介をさせてください。

初っ端から強引なレ〇プをしてしまう、一歩間違えれば性犯罪者の暴君。
イライラするとまず手が出てしまい、攻めの頬を叩く。
お前が俺を好きじゃないのが気に入らない。
そんなジ〇イアンのような俺様攻め。

どう考えても理不尽!受け可哀想!

…そう、とんでもない攻めだと思いました。

でもこの攻め、不器用と片想いを拗らせまくってます。
子共…

0

殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

電子版短編への私見

電子版には紙に未収録の短編がある、という事で購入。
改めて既読の「殉愛」と「メビウスの環」を再読したけど…
重い、重い…
こちらは紙の方でレビュー済みですが、このドロドロがどこか懐かしく今令和の時代の新たなドロドロを読みたい気分になりました。
時代も生活様式も変わったけれど、人の心はそこに沿いながらも変わらない核があると思うから。
さて、電子版限定収録の2編について。

「一通の手紙…

1

ルーデンドルフ公と森の獣 小説

かわい有美子  周防佑未 

めちゃくちゃ好ましい攻め

ちるちるの詳細検索で「ヘタレ」攻めでヒットしたのがこちら。
人狼の攻めって尊大なキャラが多いイメージの中、この攻めはどこかシャイで繊細な雰囲気をたたえた男で、めーちゃくちゃ庇護欲そそられまくりました。

最初は遠慮がちなんだけど、次第に想い溢れてスキンシップしまくりとかかわいすぎる。

私は獣姦が苦手で出来たら避けたいシチュなので(地雷というほどではないので読めることは読める)、最初は、…

3

ラブシッター 小説

夜光花  周防佑未 

破れ鍋綴じ蓋カプ

狂犬っぽい攻め、レイプありということを把握した上で読んでみたけど……。
小中時代から、攻めは何かと受けに付きまとっては暴力してたそうで……。
(同級生からみると「いじめ」と思われていたくらいの)

暴力的な男は嫌だわ……。
なのに受けときたら「いじめられていた感覚なし」だし、そんな男そういえばいたっけね……程度なもんで、これは破れ鍋に綴じ蓋カプのお話でしたね!
この受けにしてこの攻めあ…

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殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

「一通の手紙」

短編集
なかでも「一通の手紙」が、凄く評判だったので、読んでみた。
・・評判になるだけあります。

京都の板前から、愛した人の妻へのわび状。
詫び状と言っても、調理人らしい復讐。
しかも、頃合いを見て後から届く手紙が示す内容が、グロイ。
愛しているからこその、情念と怨念。

綺月先生は、寓話的な、痛みを伴うトラウマや、深い後悔を伴う結末を仕込む展開が上手いと思う。
人を傷つける…

1

王様、お手をどうぞ 小説

夕映月子  周防佑未 

存在感光る

おもしろかったー!
一気に読んでしまいました。

社交ダンスで始まる大学生同士の恋愛です。
最初は、攻め江神のまさに王様然とした傲慢な態度にムカムカしますが、それを補って余りある受け杏里の魅力ときたら。

生命力に溢れ、まるで内側から発光しているかのような杏里の描写に、とても惹き込まれます。
吸引力があるんです。
そりゃあ、王様江神も陥落しますよ。
とにかく素敵!
あぁ…杏里を…

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王様、お手をどうぞ 小説

夕映月子  周防佑未 

面白かった

夕映先生は、文章が丁寧で読みやすい。
そして、読者サービスもマメな方だった。
この作品のSSは、ブログに投稿されています。まだ閲覧可能。

★『王様お手をどうぞ』SS
http://yueinfo.blog.fc2.com/blog-entry-60.html
クリスマスには素敵なダンスを

★王子のキスと王様のキス ―『王様、お手をどうぞ』SS
 http://yueinfo.…

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いつもそこには俺がいる 小説

綺月陣  周防佑未 

萌えまくる

電子書籍で読了。
久しぶりにガッツリ好みのストーリーでした。

高校時代からセフレの真崎と倫章。
モテモテの真崎は女が切れたことがないくらいのいい男。でも、倫章は真崎と関係を持って以来、女にインポになっちゃった奴で。そんな時に真崎は結婚すると言い出した上に、披露宴に来いと。
その上、今後も関係は持つとのたまう。倫章はこれを機に親友に戻りたいと割り切ろうとするけれど、結果、真崎のことをセフ…

1

王様、お手をどうぞ 小説

夕映月子  周防佑未 

想像以上に良い

最初は、王様の攻めがスパダリ的で引っ張っていくのかと思いきや、受けの杏里がおっとこまえ!

江神は傲慢な王様で由緒ある家を背負っているが、後妻の息子としての苦悩も、家の事業も色んな見えない鎖に縛られている。杏里はプロのダンサーとして江神のいる大学のクラブの指導をしにいくのだが、最初は険悪な関係から始まる。
社交ダンス界では男同士のダンスはマナー違反として避けられているが、結婚前の男女が接する…

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極道は蜜を暴く 小説

秋山みち花  周防佑未 

シリーズ三作目

今回は餌付けもそこそこに、喜多村の過去の因縁を晴らす、が主題です。
前巻で郁也は研修で渡米するって話だったのですが、単なる遠距離ではなかったようで、流石は喜多村。。。
ちょいちょいUSに出張(何のしごと?!)、それなりに逢瀬は重ねられていたようです。で、その因縁の相手が実は郁也の身近にいたFBIの教官?だったという。

サカグチという日系で、人の懐に入るのがうまい!演技もうまい。郁也も同僚…

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