篠伊達玲さんのレビュー一覧

くちびるに誘惑 小説

篠伊達玲  桜遼 

シェフと外国人

レストランシェフにお相手はイタリア人、というオシャレな作品なのですが、ちょっと内容が軽いかも・・と思ったのが中立にした理由です。 
瑛二はプライドの高いシェフなのですが、冒頭から外国人のサルヴァトーレ(トトー)に口説かれて憤慨しています。
なのに、トトーの手に落ちるのが早いというか…。

トトーも仕事ができる男ではあるのですが、口が軽いというか、ノリが軽いというか、日本人に馴染みの薄い、軽…

0

灼熱宮の虜 小説

篠伊達玲  あしか望 

盛り上がりに欠ける

 おおまかなあらすじとしては、「王族である攻めが、偶然に出会った受けに惚れこみ、自分の宮殿に監禁し、性的に屈服させようとする→性的にいたぶられ続ける受けが、攻めの王族としての苦悩に触れたことで攻めに惹かれるようになる→そのうち受けが監禁場所から脱出するチャンスを得るが、戻ってくる」という、アラブモノの定石?をなぞっています。

 アラブモノは、ここでなんらかの捻りがないと、オリジナリティが出な…

1

蜜愛ベビーシッター 小説

篠伊達玲  三雲アズ 

新米ママが頑張ってます

縁あってベビーシッターをすることになった家出中の青年が、新米ママとして奮闘しながら素敵な旦那サマを見付けちゃう、子持ちフランス人パパとのほのぼのラブストーリーです。この双子ちゃん達が、ホント可愛くて癒されます。

ただ、家出中だからって空き家に勝手に住みついたりとか、住人に見つかってお尻の中までボディーチェックされそうになるとか、そのままベビーシッターをする流れになるとか、子供たちがお尻の中ま…

2

龍は宝珠を喰らう 小説

篠伊達玲  周防佑未 

愛はあったのか

自分の宝石店潰れそうで、色々と良い条件ばかり出されて最初は断っていたけど、最後はOKしたみたい。

OKした理由って男妾?右京は宝石を買いに来た時の一目惚れだったらしいけど、透吾はどこに右京の引かれたのか?店に来たときカッコいいと思ったらしいけど。

裸に剥かれて、流されてセックスして…透吾にそこまで魅力を感じない。27歳までキスの経験もないらしいですから、冴えないイメージしかない。

3

籠の鳥の啼く夜に 小説

篠伊達玲  こもとわか 

受け様の鈍さに手を焼く攻め様

表紙だけ見ると遊郭での花魁とのラブかと思ってしまうのですが、
遊郭で逃げようとする遊女を取り締まるお役をしている若衆と呉服屋の若旦那の
ラブストーリーなんですよね。
オビに身請けラブなんて打っているけれど、微妙にニュアンスが違ってるかも。
簡単に言えば、身請けなんてしなくても受け様本人の意思で吉原を出れるのですが
最終的に強引な感じで身請けってスタイルに持って行ってしまうお話です。

0

蜜愛ベビーシッター 小説

篠伊達玲  三雲アズ 

3歳の子供に危うくイカされそうになる受けさま?!

フランスのブランドメーカー勤務で日本進出準備で双子の子供と
日本へ来た攻め様と父親と喧嘩して家で中にお化け屋敷と噂の
家で勝手にこっそり暮らしていた受け様とのファミリーものの
ほのぼのしたラブストーリーでした。
受け様の行くあてが無いからって言って勝手に人様のお宅に
寝泊りする非常識ぶりもびっくりですがその受け様が寝ている隙に
雁字搦めに縛って危険な物を持っていないかのボディーチェック…

2

純情Wトライアングル 小説

篠伊達玲  湖住ふじこ 

微妙でした...

受けの一人称です。
基本的に、私は一人称はNGなんだなぁーと改めて思いました。
攻めにも受けにもあんまり魅力を感じないし、内容もいまひとつのめり込めるものではなかったです。
告白作戦の協力を強要する先輩やライバルの先輩が登場した割には、受けも攻めも困ったり切なかったりするエピソードが弱い...というか、それで?って言いたくなる感じ。
例えば、脅してる先輩が受けのことを好きになっちゃったり、…

0

無慈悲な龍の寵愛 小説

篠伊達玲  藤河るり 

一回読めば

一回読んでみたいけど、一回読めば十分という満足度。

転職を繰り返すダメな兄の、新しい仕事先の上司として水澤と出会い、初対面の印象ではとても良いと思った和樹。
その後行方が分からなくなった兄の不始末で、代わりに和樹がわけわからないまま拉致監禁。
水澤は典型的なヤクザの屋敷に住む組長だった!?

という流れで始まります。
拉致監禁といっても、最初だけ。ヤクザのお屋敷がメインの舞台なので…

1

龍は宝珠を喰らう 小説

篠伊達玲  周防佑未 

宝石よりもいい人

三代目オーナーの透吾の、八嶋真珠店は、前代未聞の苦境にたたされていた。
仕入れの宝石が盗品で、警察が押収。お客はただでさえ少なかったのに・・・
倒産寸前の店に救いの手をだしたのは片倉右京だった。以前に宝石をたくさん買っていただいた人だった。融資とともに右京の嫁になる。

右京の嫁になって、自由がなくなるが、透吾のことを考えてだが、はじめはきけずにいた。
抵抗するが、やがて身を任せ荒々しく…

2

龍は宝珠を喰らう 小説

篠伊達玲  周防佑未 

この作品はお笑いなのか?キャラが際立ってます

表紙からヤクザモノなのは一目瞭然、帯には「約束を破った罰に仕置きだ、快楽の淵で一日中もだえろ」なんてエロな煽りが書いてあり、シリアスなんだと思い読み始めると・・・・
中原一也さんの「極道スーツ」のようなお話なんですが、アレが間抜けて、コメディになった(?)、、、そんなお話なんですよ。

何より大ボケなのが、主人公の透吾。
銀座の宝石店の3代目なんて、かなり色々な面しっかりしてなくちゃ、って…

1
PAGE TOP