実相寺紫子さんのレビュー一覧

「野良猫とカサブランカ」書き下ろしSSペーパー グッズ

さすが獣~どこでもだw

文庫の書き下ろし「お互い、獣」の後日談です。
その書き下ろし中で須田が、
「 松本さんと小料理屋の女将が、深い仲になったみたいだ 」
な~んて言っていましたが、
どうやらそれは、律にドアを開けさせるために言った嘘だったようですw
でも、このSSで松本さんと女将はちょっと関係が進展しそうですよ~


近々定年を迎える松本さんの前祝いとして、
須田が小料理屋を予約して、
松本さん・…

3

野良猫とカサブランカ 小説

中原一也  実相寺紫子 

書き下ろし付きの文庫化

2008年に出版された同タイトル本の文庫化で、
16P(エッチシーンあり)の書き下ろし付きです。
中原さんが同じ作品を出し直すのは、今作が初めてのようです、
正直ちょっと意外でした、もう何度もあるものかと思ってましたよ。

コチラの作品、あとがきによると、
ラストの辺りを中心に、ちょこちょこと手直しがされているようです。


昔、インポの男に性奴隷にされていたという過去を持つ、

7

楽園は何処にもない 小説

華藤えれな  実相寺紫子 

レモンが食べたくなる

華籐さんといえば異国情緒。
異国の街並みや文化の魅力的な描写が攻の魅力と相通じる所が好きです。
今回の攻もとても魅力的でした。

攻の魅力の一つがレモンをかじる仕草に象徴されています。
この描写がとても印象的なのですが、それもそのはずで
攻の内面を語る伏線になっています。

あくの強い攻と、男らしく潔い受は最強の組み合わせでした。
受はむやみに吠えません。芯が強くじっと耐えるタイ…

5

獣の月隠り 小説

沙野風結子  実相寺紫子 

ラブだけなら・・・

『獣の妻乞い』のスピンオフです。
前作は悪くなかったんですが、こちらはちょっと・・・

別CPで2編構成。

1編目は表題作です。
前作に脇で出ていた(そして、ラストのSSで描かれていた)猟獣同士の月貴(攻)と睦月(受)ですね。

ラブ面に限れば決してキライじゃないんですよ。
それどころか、キャラクターも魅力的でよかったんです。もともと人外は好みですから。

ただ、それ以外…

1

獣の妻乞い 小説

沙野風結子  実相寺紫子 

激しい純愛。

沙野さん初読みです。
基本的な作風そのものが私の好みとかけ離れていますので、これ読むまでご縁がありませんでした(故意に避けてました)。

こちらが、私にとっての『初獣姦』でした。この作品についての情報は、軽~く見てみた限りでも何よりもまず『獣姦』が出てくるんですよね。

読む前からわかっていたのと、そもそも個人的にはタブーでさえないので(だからって好みでもまったく!ないけど)『獣姦って…

5

こんな、せつない嘘。 小説

松幸かほ  実相寺紫子 

傲慢俺様攻めが苦手

松幸さんの作品はまだ三冊しか読んでいないのですが、いずれも甘い系で、そういう松幸さんは好きです。
で、こちらの作品はテイストがちょっと違うんですよね。
ノベルズの文庫化で、加筆修正、えっちシーンの加筆がされているとのことです。

********************
受けの夏は美大を卒業し、現在は京都に住み手描き友禅の仕事を生業にしています。

攻めの恭一は31歳で、財閥の御曹司…

3

晴れ男の憂鬱 雨男の悦楽 小説

水壬楓子  実相寺紫子 

BLファンタジーそのもの。

同級生もの、数年のブランクを経てリーマンもの。
受(晴れ男)x攻(雨男)…人為的にはどうしようもないものを味方につけて
どうしろというのか…BLファンタジー全開でした。
読んだのが新装版で初版が2003年だそうなので、そんなものかとなぜか納得。



お天気を味方につけたまずありえない設定です。
同級生、それは高校時代の2年間のみです。
当時から攻が気になっていた受は面影を追いつ…

2

こんな、せつない嘘。 小説

松幸かほ  実相寺紫子 

健気受け好き

健気受けっていうんですか?最近そういうものがあると知りました。
そんな感じの子が出てくるのが好きで、この本も。
もっと読んでいたくなる感じ。
特典のSS付きイラストカードの寧々(猫)視線のお話が可愛かった(*´Д`)

恭一じゃなくて執事の遠野との話も面白いかもと思ってたら、ホントの拓実との話があるんですね。
文庫になるの待ってます(*´ω`*)

2

Chara BIRTHDAY FAIR2008 創刊11周年記念 グッズ

ネトとトーニャ

刑務所ではリベラと呼ばれているネト。

この番外編はネトが独房から、出てきた後のネトとトーニャのお話ですね。
DEADLOCK本編でユウトを抱き締めるシーンのネト視点も書かれています。

ネトを心配するトーニャ。
トーニャ姉さん、相変わらず美しい!
二人の再会話も書かれています。

番外編を読むと、お話の影の部分がわかるので物語の繋がって行く感じがとても良いです。

「遠い夜…

1

永遠の愛を、我が花嫁に 小説

高岡ミズミ  実相寺紫子 

再会物のアラブ王道

6年前に自分を置いて国に戻ったアスィールに拉致されて国に連れてこられて
よりが戻る話です。

6年たってやっと思い出になったのにアスィールに求愛されしかも婚約者までいて
反発し、危ない目にあったりします。

でも、結局2人も好きなのにお互いの今の立場や将来の不安ですれ違って行く話でした。

アラブ、砂漠皇子物は結局受けが攻めの国に留まることが多いですがこの話は
アスィールが結婚式…

0
PAGE TOP