鹿住槇さんのレビュー一覧

ポジション 小説

鹿住槇  よしながふみ 

ちょっと痛々しい話

 高校二年生の南は、バイト先の先輩である巽が苦手。
 どうして、苦手なんだと問われても「何となく」としか答えられないのだが、どうしても苦手だった。
 そんな愚痴を親友の卓に散々零していたのだったが、実は巽は、その卓の自慢の兄だった。
 そのことがわかってから、実は卓のことが好きな南は巽の悪口を言うわけにも行かず、フラストレーションが溜まるばかり。
 おまけに、卓に嫌われたくない一心で、巽に…

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ココだけCOMICフォーカス!! EXTRA 2006 グッズ

贅沢な予告編集

雪舟さんの描く『FLESH&BLOOD』のコミカライズが載っているということで入手。
お目当ての作品は、まるで予告編のようにちょこっと(笑)

というより、この本のコンセプトがそうなのだ。
「キャラ文庫のココの部分を漫画で読みた〜い」というリクエストを
その小説の絵師さんが漫画化してみました……
というのがこの冊子。


全部で11作品、ちょっと古い冊子ということもあって…

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ヤバイ気持ち コミック

鹿住槇  穂波ゆきね 

初投稿です

先にCDを聴いて、とても印象に残ったので本を購入しました。
可愛い絵でまったく古臭さを感じなかったので、10年以上前の作品だと知ってびっくりしました。

透サイドでお話が進んでいきますが、涼司の無自覚な気持ちも「……」でうまく表されていて、透への気持ちをどうしていいかわからなくて迷走する涼司も憎めないキャラでした。

他の方のレビューで、小説のほうでコミックの続編が読めると書いてあったの…

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恋愛協定~抜け駆けナシ! コミック

鹿住槇  桜城やや 

こういう設定は結構好き^^

高校生仲良し3人組のお話です。
そのうちの2人は中学時代からの親友で、もう一人は高校になってから知り合った友人です。
お話の筋を詳しく書くとネタバレになってしまうので書きませんが、このお話はちょっと捻りがありまして、その部分が結構好きでした。
攻め様が一見ちょっとワルに見える外見も魅力的。強引で「好きな人は奪ってでも手に入れる」と言い切る男前さがその外見にも出ている感じです。
受け様はとて…

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欲張りな選択 小説

鹿住槇  こうじま奈月 

主人公にイライラ

私自身は友達より恋人の方が大事という考えではないので。結婚して家族になれば別だけど友達の方が一生の付き合いだしね。というわけで今回のお話、主人公が親友に隠し事したり、ごまかしたり、嘘をついたり、とイライラしました。親友に別れると宣言したにもかかわらず、恋人に拉致されて一緒にバイトしてウキウキ浮かれているのを見てイライラも最高潮。主人公が優柔不断で誰に対しても誠実ではないので、主人公が恋人にそこまで…

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Chara collection EXTRA 2007 グッズ

『桜姫』です!

今までの方のレビューを拝見して思うに、みなさま『お目当て』がそれぞれ違うんですね~。同じ作品(小冊子)を指しているとは思えないくらい。

私はとにかく『桜姫』です。オンリーワンです。

もともとキャラ文庫の人気シリーズはあまり読んでいない(あるいは好みではない)ので、毎年発行されるこの小冊子もこちらしか持っていません。そもそも応募する気がないんです。興味がないから。
でもこれだけはどうし…

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お願いクッキー 小説

鹿住槇  北畠あけ乃 

自分の人生の年輪を感じる。

これが発売された当初、私はまだ若かったと言うことがよく分かる。
自分の将来のその先を当時ちゃんと考えていたつもりだったけど、現実問題として「こうなるかもしれないから、こうしよう」というリスクケアも考え付かない子供だったということがよく分かる。

当時、私はこの作品に結構ハマッた。
姉の婚約者を好きになる主人公・一馬。
一馬の家は大手製菓会社の麻城製菓。
妾の子だからと家で冷遇されている…

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恋するひよこのラビリンス 小説

鹿住槇  Lee 

いったい何がメインなの?

『半熟たまごのレジスタンス』の続編です。

こちらでは、メインCP(のハズ)の冬樹×幹のその後はもちろんですが、幹の三つ子の弟・葉と、冬樹の弟で幹の親友・夏海のラブも描かれています。

しかし、メインCPのラブはともかく、やっぱり私は葉がどうしても無理でした。生理的に受け付けない。

葉は、冬樹が幹と自宅で2人で過ごすために、弟である夏海は追い払われていたと冬樹や幹を責めるようなことを…

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半熟たまごのレジスタンス 小説

鹿住槇  Lee 

ラブが吹っ飛ぶ勢いで!

決してメインじゃない(ハズの)兄弟関係にもうハラ立ってハラ立って・・・

幹(受)は、三つ子の長男です。

普通、三つ子というと三卵性(というのかは知らんが)でしょうが、弟2人(葉と翠)が一卵性で幹だけが違う卵なんだそうです。
幹の疎外性を出すための設定なんでしょうね。

この弟2人・特に葉が鬱陶しくて・・・

兄への思いやりというにはあまりにも横暴で無茶だし、単に独占欲と言…

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ヤバイ気持ち コミック

鹿住槇  穂波ゆきね 

ひたすら切ない

このコミックを読んだのはずいぶん昔ですが、すごく心に残る内容だったので今更ながらレビューを書かせてもらいます。

高校生の思春期にありがちな性への好奇心というのが題材になってるようです。
親友の涼司に片思いしている透。
ある日、涼司に「お前とヤリタイ」と言われ戸惑います。
透は自分のことを好きでもないのにセックスなんてと傷つくんですが、でも同時に好きな人に触れられたいとも思って悩むんです…

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