ゆーちん24
玄間 × 氷見 に次いで人気の二人、守夜 × 隆成。ですが、血なまぐさい事もあって、私としては他の巻に比べ、読み返す事は少なめな方です。(読んでは泣くこと、変わりないですが。)
親殺しの悔恨から決して言霊遣いをしないと決めていた隆成は自身の為では無く、親友の弟さんの為にそれを遣う事になる。主人に仕えたいと思う守夜にも、重体の弟さんの傷を治す為にその力を使えと命じる。隆成は自身の死の間際にも守夜を…
3巻から続く、三刀家の外の人たちの物語。玄間 × 氷見 に続き、「紙様」の白紙(=死)に言及したテーマになっていて。主人を亡くした「紙様」である守夜はその秀でた能力と高いプライドを持って、「白紙」になることを拒否する。彼は和記から新しい主人に仕えることが出来たなら、と1ヶ月の猶予を与えられるのだが…。彼が出向いた先に居たのは、下品で野卑で、愚劣で淫乱な隆成だった。隆成は「紙様」である守夜を、と言う…
4巻から以降、号泣ものだと思っていたが、読み返してみれば、この3巻から結構ヤバかった。今では、この物語の結実を全て判っているものの、やはり涙しながら読む始末。あとがきにもありますが、掲載中の雑誌の方のリニューアルに合わせたアダルト仕様になったとかで、そのせいか2巻までと違って、グッと大人っぽく、艶っぽく、湿り気を帯びたトーンになっていきます。玄間と氷見の出逢いと別れ。遠い記憶。16年前の猛々しく劣…
6巻からの、曜明 × 火弦 編の余韻が冷めやらぬ身としては、これはかなり来ます‼︎‼︎まさか『俺の犬自慢』がこんなに早く読めるとは。ありがたいです♡ 想像してたシーンとは違ってましたが。(私は仕事関係の男どもに自慢するのかと思ってましたので…。)そしてめちゃくちゃエッチです♡ 曜明さんはその表情が読みにくいんですが、火弦のことを好きって事で良いんですよね?常に火弦目線で描かれてますけど、火弦のエロ…
私としては、この2巻までと3巻以降というのが全然違う物語だと思っていて。1巻で登場した、雷蔵くん(言霊師一家、三刀家以外の外部の人間。)と「紙様」である紺くんの初恋を描いたもの。なんていうか、ここまではまだ爽やかというか(…いやエロいけどねぇ。)可愛いというか。
紺くんの、亡くしてしまった主、秋光。秋光はその言霊師としての初仕事で命を落としてしまったので、紺くんとの交流は無い。ただ、元・言霊…
既刊で完結した長めのシリーズものを読むのにはちょっとした勇気がいる。レビューの評価が一番高かった9巻を最初に読んで、さっぱり分からず。けれど最初から読んでみたい‼︎ と思わせるのには充分な魅力があった。で、全て読了してみれば、好きな巻もあるし、何度も何度も読み返す巻もあるが、それに比べれば1巻なんてそんなにインパクト無かったよね、と思っていて。それは間違いだった。何度も読み返して戻って来ないと、こ…