志水ゆきさんのレビュー一覧

是(6) コミック

志水ゆき 

“最期の願い”が切ない。

5巻に引き続き、守夜×隆成のお話。
弟のように可愛がっている少年・洋次が重傷を負い、
家まで送り届けなかった自分を悔やむ隆成。
一人で罪を抱え込み、決して自分を見ない隆成に、寂しさを感じる守夜。
隆成に頼まれ、洋次の怪我を治すため、病院に出向いた二人は、
理不尽な理由で洋次を痛めつけた高校生と病室で遭遇し、
キレた隆成は言霊を使い―。

言霊を使った罰として、死を以って償おうとする…

6

是(5) コミック

志水ゆき 

言霊を使わないという誓い

メインカップル入れ替えで、守夜(紙様)×隆成(言霊師)のお話になります。
現在から、過去に遡っての回想編です。

仕えていた主の死により、白紙に戻されるはずだった守夜は、
人形師の和記から、まだ紙様を持っていない言霊師の存在を聞き、
生き延びるために、彼の紙様になるべく、隆成の元を訪ねます。
しかし、隆成は、守夜の存在も、言霊を使うことも、頑なに拒否します。

守夜はいかにもインテ…

6

是(5) コミック

志水ゆき 

予想に話して

アダルトなお二人のお話でしたww
集団生活の皆様とはかなり離れてしまった感あり。
個人的にはアダルトな男二人がカップリングされるというのは思ってもない好機ですがwウマ

主人に恵まれない紙様と、言霊を使わない主人。
引き続き暗いネタでいきますが、コレはコレですごくクル作品。
執拗に言霊を使おうとしない主人と、主人がどんななのかもしらない。
過去使えてきた主人にされた仕打ちを考えても、…

4

是(3) コミック

志水ゆき 

切なくて激しい恋

メインカップル入れ替えで、(言霊師)×氷見(紙様)のお話。
16年前の過去編が中心になっています。

自分と母を捨てた亡き父の紙様だった氷見を貰い受けた玄間は、
強引に彼を犯し、毎晩のように無理やり抱き続けます。
初めて見た時から、氷見が欲しかったという玄間ですが
愛情表現がうまくできず、ついつい彼を乱暴に扱ってしまいます。
それに対して、それまでの主人とは、全く違う態度をとる玄間に…

6

是(2) コミック

志水ゆき 

じっくり描かれた純愛

この巻は、雷蔵×紺がメインとなります。
個人的には、かなりお気に入りなカップル。
初エッチまでの長く険しい道のり(笑)が楽しかった~。

もともと仕える予定だった言霊様のところへ紺くんが攫われてしまったり、
波乱含みの展開ではありますが、
二人が本当の意味での恋人同士になるまでの過程が丁寧に描かれています。
雷蔵のおばあちゃんが亡くなった時の回想シーンには、思わず涙が…。
ラブラブ…

6

是(1) コミック

志水ゆき 

愛の意味を

初めて読んだ志水ゆき作品。
この方、すごく沢山描いているという印象が強かったのだが、発表作は3タイトルしかなかった事に少し驚いた。
しかし短命な作品が多いBLジャンルで、2タイトルも長期連載が出来るのは稀有な作家であるという証拠でもあり、やはり志水さんはスゴイ!と言えるかもしれない。

そんな「是」の1巻は雷蔵×紺を中心に、近衛×琴葉・櫻花×紅緒・彰伊×阿沙利、そして人形師の和記などが登場…

6

是(1) コミック

志水ゆき 

存在意義

面白い設定だな~と思いました。
言霊使い(陰陽師)と、言霊使いの災厄を引き受ける為に存在する
100%天然パルプの神で出来た紙様たちが登場するお話。
こういう設定のお話って、出てくる言葉や名前等がわかりにくくて
覚えたり理解するのが大変…というパターンに、陥りやすいと
思うのですが、その辺り上手に描かれていると思います。

物語は、言霊使いと紙様の巣窟(笑)へ、何も知らない一般人の雷…

7

是(2) コミック

志水ゆき 

涙の意味を教えて

1巻に引き続き雷蔵×紺編。
言霊師の力を持たないものの、紺の言霊様になると申し出た(プロポーズした?)雷蔵。
その理由がこれ以上無暗に紺を傷つけたくないから、そしてこの先は自分が彼を守っていきたいからというもので、かなり強引なのだが(笑)何とか紺を貰い受けることに成功したのが前巻。
これでめでたしラブラブなのかと思いきや、やはりなかなかそう簡単にはいかないようで・・・・・・。

今回は元…

7

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

傑作発見

調教モノかと思ったら、ぜんぜん違いました。
最初はお金のために犬のふりをしているだけの主人公が、だんだん「犬でありたい」と思うようになる。
そう思うようになるまでの展開が自然で、共感してしまった。私も犬になりたい。普通は共感しないです、榎田さんの描写力に感服しました。
嵐のなか、外に繋がれたまま、簡単に逃げられるのに逃げない。飼い主のほうは、もういいから俺から逃げろって言ってたんですよね。でも逃げ…

6

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

シリーズ3作目ですが、先入観を持たず、一番最初に読むのをおすすめします

祖父からの「遺産がほしければシュレディンガーという名前の猫を探せ」という遺言のため、屋敷に集められた3人の孫たちの猫探しの日々。
祖父の秘書にしては若いストイックな雨宮や、メイド服が着たくてメイドになった千鶴、祖父の知人という割りに若い金持ち仁摩、6匹いると言われている猫たちと、会社が倒産しそうで金が必要な妻子持ちの加瀬(孫その1)、金融業の社長で金の亡者・ついでに猫アレルギー?の舘(孫その2)…

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