山藍紫姫子さんのレビュー一覧

山藍紫姫子の世界  Part 3 小説

山藍紫姫子 

ファンブック

1巻2巻よりもファンブック色が強い一冊だと思いました。
この作者さんの本をほとんど読んでいて、シリーズ等も全てわかっている上でこの方の作風が大好き、という方には楽しめると思います。
私は全部を知っているわけではないのですが、金環蝕が好きでコミカライズが読みたくて手に取りました。
金環蝕は小説とコミックが入っています。色んな方がイラストを手がけていますが、この作品の雰囲気や耽美さは作者さんの持…

2

長恨歌 下之巻 青蛾 小説

山藍紫姫子  水上シン 

人の業とは

上下巻合わせてのレビューです。

もう、さすが山藍先生といった作品でした。
圧倒的な世界観。山藍作品は痛い話が多く好みが分かれるんじゃないかと思いますが、この作品もその作風を違うことなく何とも痛々しい内容でした。
そして何がすごいって、この作品が1991~1992年に書かれた作品だということ。素晴らしい作品は年月が経っても色褪せないんだなあとしみじみ。

読み始めた時、沙門の弁天への凄…

5

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

悪の華もしくは悪徳の栄え

山藍紫姫子さん読んでみたくて、一番読みやすそうだったこちらを。
1990年の作品だそうです。

ロマンス、ダークロマンス、ホラー、ミステリー、サイコサスペンスといった成分がふんだんに詰まった一冊で、BL小説としてはどうだろう?といったところですが、娯楽小説としては先が気になるストーリーで面白かったです。
ハーレクイン×角川ホラー文庫みたいな感じ……と形容しようとして、1990年といったら角…

2

長恨歌 上之巻 蛇性の婬 小説

山藍紫姫子  水上シン 

チラリズム萌え

電子書籍を購入。
上下あわせての感想です。

かなり、購入を悩みました。
苦手な時代物だし、3Pだし、長いし、読むの疲れそうだし。

でも、ずっとずっと気になっていたので、フェアで割引きがあったこの機会に思いきって購入。
いやぁ、神評価です。
なんというか、別格です。

あらすじからわかるように、主に町娘のお澪視点で話が進みます。
主人公たち(あれ?ひよっとして主人公はお澪に…

2

禁じられた戯び 小説

山藍紫姫子  蘭丸 

歳の差僅かな近親相姦

一気に読めます❗❗

ストーリも「えっ❗」
Hも、ぬあああああ~な近親相姦です。
調教ありの、ややSM有り?な感じかな?
父、子なのにさほど差がないのか萌えかも(〃ω〃)
今まで読んだ、山藍先生の作品の中でも一番好きかもです。

2

瑾こん花 完全版 小説

山藍紫姫子 

美しい。

とにかく文章が美しかった。
日本語の美しさを感じる作品。
人に薦めたいのになかなか難しい、人を選ぶ作品かもしれないが読み始めたならば最後まで読み切って欲しい。
BLではなく耽美、山藍先生の凄さを思い知る。

1

山藍紫姫子の世界  Part 2 小説

山藍紫姫子 

独特の世界観

山藍紫姫子さんの短編小説をコミカライズした短編集で、小説含め、8作品入っています。読み応えはかなりあります。

原作は実はどれも未読なので、実際の雰囲気がどんなものかわからないのに、何故かこれ以上のものはないんじゃないかって思うくらいどの作品も完成度が高いと感じます。
こう言ってはなんだけど、アンソロジーって一つくらいあんまり上手くないものがあってもおかしくないのに、(もちろん原作が良くでき…

3

クリームな僕 小説

山藍紫姫子  ぽ~じゅ 

えろ度の高い短編集

短編集ですが、表題作はかなりショタチックです。
キャラクターが可愛くて口調が幼児ぽく女のコぽいので読み手を選ぶかもしれません。

設定は愛玩具として買われてしまった主人公、というものですが、えろえろだけど本人は無邪気で楽しんでもいますので思っていたよりライトなお話でした。嗜好が合えば楽しいお話だと思います。

2つめも少年受けのお話で、ひたすら攻められるショートストーリーです。内容よりプ…

3

禁じられた戯び 小説

山藍紫姫子  蘭丸 

近親相姦・調教もの。でも、美しい

人を選ぶ作品だと思います。近親相姦ものは苦手ですが、このお話は大丈夫。かなり萌えました。なによりも受であり父であるシェヴィーが儚く美しいのです。弟であるエリックを守る為に身体を捧げる決意をします。存在を知らなかった息子アランと、調教師であるヘンリー卿に調教されていく過程は、見ている方が溶かされそうでした。何よりもアランがシェヴィーを想っているというのが解るので、そこも良かった。途中辛い展開もありま…

5

金環蝕 完全版 小説

山藍紫姫子 

ドロドロなのに綺麗な作品

言い方は悪いのですが、雰囲気を表現するなら古い時代のBLと言う感じ。でもそれがとてもいい。背徳的で耽美で官能的です。

昔はきっとこういうのが多かったんだろうという雰囲気の作品ですが、お好きな方にはたまらない空気をかもしだしてるとおもいます。
最初から最後まで凌辱ものですので苦手な方はご注意を。
でも愛はあります、多分。

毎年夏の間、あるお城に招かれたセレブたちが饗宴を繰り広げるお話…

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