山藍紫姫子さんのレビュー一覧

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

音はすれども姿は見えず、的な

電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。(私は『ネメシス』シリーズは未読です)

私が山藍さんのお話でグッと来る所は『そこから逃げ出せない関係性』なんです。「好き好き大好きーっ」って言うのではなく、相手を想えば憂鬱になってしまうのに、それでも逃げ出せない関係。
このお話の『逃げ出せない』は『孤島に捕らえられて逃げ出せない』っていう物理的なもの。あれ?あたしの読みたいのとちょっと違うぞ。

2

ラ・ヴィアン・ローズ 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

総受け

90年代に目にしていた山藍先生の作品の数々は当時
過激そうでどうにもこうにも手が出せませんでした

今回縁あってこちらの作品を手にとって
受けのかずまは誰からせまられても
流れ流され関係を持ってしまう
そのやるせなさとか
耽美的ですね

それに追い打ちをかける
本戻先生のイラストが
美しいです

感想は、覚悟していた山藍先生の過激さはなかったです
初読みとしてはソフトだ…

1

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

関連作は、ネメシスか!!

電子書籍を購入。
挿し絵なし、あとがきあり。

もともと「タリオシリーズ」を読了しており、関連作ということで本作品が気になっていたものの、読む機会がなくてそのままにしました。
今回、ひょんなことで手に取ることに。
すっかり、「タリオシリーズ」の内容も忘れたまま、読み始めました。

痛くて、エグいとの評判でしたが、それほど気にならずに読み終えることができました。
が、タリオシリーズ…

2

花夜叉 小説

山藍紫姫子  小林智美 

痛いけど

かなりエグい。だけど面白かったです。
ホラー小説読んでるときみたいに
怖いけどやめられない、ゾクゾクしながら読み続ける、
みたいなおもしろさがありました。

ただ複数モノや、凌辱系が苦手な方には完全に地雷です。

山藍さんの小説はBLという枠を超えた
世界観があって面白いです。

1

アレキサンドライト 小説

山藍紫姫子 

イマイチ

山藍さんの小説にはすごく好きなものもあるんですけど、
この作品は個人的にダメでした。。
受けが女性的すぎる気が。
あと監禁、凌辱から愛に発展って、どうしても無理があると思ってしまいます。
そういう設定多いけど。憎み合ってたのに急に何で?って。
あと延々と調教されてるので、エロいとか通り越して読んでて辟易としてきました。かなり暴力的だし。

ただまあBLというより耽美小説として、山藍さ…

4

トライアングル 小説

山藍紫姫子  ライトグラフII 

桜庭さんにあきれちゃう

鷹司さんは最初と最後しか出てきません。
真ん中部分は桜庭さんが女性にいいように喰われちゃうお話です。
女性といっても元男性の性転換者なんですけど、玉と竿なしでま○こあり、心は女性で言動も女性なのでほぼ女性です。その女性にま○こで喰われちゃいます。
BLでこれはないわと思いました。
桜庭さんは相手が女性で力尽くでレイプされるわけじゃないからか強い拒絶はしませんし、誰にもバレなければいい、体を…

2

山藍紫姫子の世界  Part 2 小説

山藍紫姫子 

山藍先生の世界・・・

私自身は怖い話やちょっとエグかったりグロかったりするお話は苦手なので、正直、これはダメだ~(苦手で直視できない・・・)という作品が大半だったものの、小説で好きだった「虹の麗人」と「アレキサンドライト」の漫画が見られたのはとても嬉しかったです。意外だったのは、コメディータッチの作品があった事です。なんとなく勝手に山藍先生は、「耽美」な作品しか書かれていないと思い込んでいたので・・・
小説を読んだこ…

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アレキサンドライト 下巻 小説

山藍紫姫子 

耽美な世界に酔いしれる・・・

上巻では、2人の関係が甘い方向へ行きそう・・・な予感で終了。
下巻では、甘くなりかけて、途中で波乱の展開になり、そして・・・という、耽美で甘美で淫靡な世界がそこにはありました。
当時、「耽美」といえば、アンハッピーエンドや死の匂いがしていることが多く、初見時は最後のページをめくり終えるまで、実は内心ドキドキでした・・・。幸せな終わり方をしてくれるかが分からなかったからなのです。
マクシミリア…

3

アレキサンドライト 上巻 小説

山藍紫姫子 

耽美な世界

最初に読んだのはもうだいぶ前に事になります。
まだBLをそんなには読んだことがなかった頃、きっかけは忘れましたが手に取って読みました。
今でも好きな作品の一つで、ちょくちょく読み返しています。

最初に読んだ頃は、BLは「耽美」というジャンルで、割とアンハッピーエンドだったり、お話もどこか暗くて禁断感も強く、どこか死の気配が漂うものが多いという頃でした。

この作品は両性具有ものではあ…

3

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

圧倒

評価を中立としましたが、結論から言ってとても面白かったです。

本作は座裏屋蘭丸先生が挿絵を担当するとのことで知り、購入しました。
絵は全て言わずもがな美麗でうっとりしました。
また、作風ともとても合っていてすごく良かったです。

物語に関しまして、なんと書いて良いのか正直わかりませんが、序盤から溢れる寂寥に、どんどん引き込まれていきました。
このお話の中には、幸せっていう幸せは無い…

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