山田ユギさんのレビュー一覧

麗人∞(ムゲンダイ)Vol.8 グッズ

発見あり

 本誌の鹿乃しうこ先生の読み切り目当ての購入だったので、小冊子にはまったく期待していなかったんですが発見ありました!

・『アンチヒーローエゴイスト』イイモ
 『イノセント』を読んでまったく好みじゃなかったイイモ先生。評価だけ入れてレビューもしなかったんだけど、この読み切りはよかったです!
 こじらせている攻めの泉原は金持ちの息子で、中学の頃から金に任せて何でも手に入れてきたゲスな男。方や…

1

麗人∞(ムゲンダイ)Vol.8 グッズ

コンセプトに疑問

麗人21周年記念の付録小冊子ですが、
「新進気鋭の作家陣」の読みきり二篇がページ数の大半を占めており、既刊の番外編は各2〜4ページ。
色々と事情があるのかもしれませんが、読みきりは本誌でやれば良いものを何故小冊子にまで載せるのか、21周年記念企画の趣旨とズレているように思え、些か不満な内容でした。

■イイモ「アンチヒーローエゴイスト」34ページ
父親の借金返済に追われる主人公が、中学時…

2

最後のドアを閉めろ!(2)(新装版) コミック

山田ユギ 

読み応えたっぷり!

1・2巻合わせてのレビューです。

好きな後輩(男)の結婚式で荒れた永井が出会ったのは、新婦の元カレ本田。
こんな奇妙な出会いが運命の?出会いになるとは…
お互いノンケなのにどーしても気になる!曰く『年下の男ふたりの間でよろめき流され押し倒されて…』
意外と嫉妬深い本田と負けず嫌いな永井は、なにかっつーとケンカ。
でも、フラれ癖のついてる永井の気持ちは、今度は失いたくない、とはっきりし…

2

人はなぜ働かなければならないのか コミック

山田ユギ 

スーツだらけの恋模様

ユギ祭りにはまっている今日この頃、満を持して「人はなぜ〜」です。
バツ1で仕事イマイチ、ルックスもイマイチ、さえない40男の先輩社員中津になぜかメロメロの門倉。自分はイケメンなのにね。
執着してるけど、コメディタッチで楽しく読めます。

「closed」
みみそうじ、のお話し。俺だけが知っているこいつの耳の中のちっちゃいほくろ…キスもHも無いけど雰囲気エロ。

「僕らはただ走るだけ」…

2

一生続けられない仕事 3 コミック

山田ユギ 

早坂がいたから三上と片山が解放されたんだと思う

1〜3巻まで一気に読みましたので、満足度の大変高い読後感でした。
1巻のゲイ隠しの不倫慰謝料のお話は、ちょっと詰めが甘いかなあとも感じましたが、2・3巻で繰り広げられる三上の恋人小野田の死、それに絡む遺産相続の話は読み応えあり!
三上と片山は、二人とも小野田の死に傷つき、二人ともお互いその死に責任がある、と罪悪感に苦しんで。でもその時の当事者ではない早坂を間に挟むことによって、特に片山は今まで…

4

夢が叶う12月 コミック

山田ユギ 

アダルト・アソート

8つの短編とおまけマンガ。
どれもこれも読み応えがありすぎます。

こんなに短い1編なのに、兄が好きで家を出た弟、マザコンで熟女と不倫する自分、そんな自分を好きな同期の男、彼らの抱えてるドラマが詰まってて圧巻の「ラブ・ストリームス」。
素直になれない大人のすれ違い「さすらい」。
鈍感男に(仕事で)添い遂げてやる「とまどい」。
こんな時代からボコり愛を描いてたユギ先生。「なぐり愛20ye…

0

やらしい昼下がり コミック

山田ユギ 

エロも切なさも

全7作(内最終2話は続いてるので実質6作)、短編なのに全部とんでもなく完成した世界で濃い!
各話の小宇宙はそれぞれヒリヒリと痛く、じくじくと埋み、泣きながら抱き合う男たちばかり。
表紙の鮮やかな赤い色やアメリカ国旗、コカ○ーラなどのポップなイメージや、「やらしい昼下がり」というタイトルから感じる軽妙さとは裏腹に、かなりシリアスな内容の話が集まっていると感じます。
叶わない片想いの果て。学生ア…

3

「一生続けられない仕事」3巻発売記念描き下ろしペーパー グッズ

3P妄想+モブカプ誕生!?

『一生続けられない仕事』3巻発売記念の描き下ろしペーパー。
『麗人2016年1月号』と82円切手のみで応募できるお得な全サでした。

内容は、3巻おまけまんが(ピーチパイのママ、片山とご対面☆編)の続き。

Barピーチパイにて、
「はぁ〜ん♡
 片山先生ステキだったわあ〜♡」
と、うっとりするママ。

アタシの初体験の相手(自衛隊時代の上司)にちょっと似てるのよ〜などと語るマ…

6

誰がおまえを好きだと言った コミック

山田ユギ 

これぞユギワールド!

ユギさんの短編集はどれも素晴らしいですが、その中でも本作はかなりのお気に入り。
収録作の5作中3作が音声化されていたり、ユギさんワールドの名物・ピーチパイママの貴重な過去の姿が出てきたりで、何かと印象的な一冊です。

■表題作の受けはピーチパイママ(本名:兼太郎)の幼馴染。
そして攻めはママの弟ということで、ママの出番が多いのが嬉しい一篇です。
幼い頃から受けに惚れている攻め(年下)。

4

たかが恋だろ コミック

英田サキ  山田ユギ 

振り回されてもそばにいたい気持ち

先にスピンオフ作の「愛想尽かし」の方を読んでしまったので、本編のこちらは「前日譚」としての位置付け的に読みました。

シングルファーザーの泉巳は、息子誠の保育所で中学の同級生高津戸と再会する、という冒頭。
この泉巳は子育てにも一生懸命だし、亡くなった奥さんの事もちゃんと愛してるのに、なんともオトコを惑わす?フェロモンが漏れ出しているのです。
高津戸は何が吹っ切れたのか、昔からずっと好きだっ…

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