山田ユギさんのレビュー一覧

ただ、優しくしたいだけ 小説

水原とほる  山田ユギ 

「ただ、優しくしたいだけ」いいタイトルです

19歳のくせに片付けもまともにできず大人の男性のかげに隠れオドオドしていて女の子みたいな見た目の受。
最初は障害でもあるのか!?と思ったほどでした。
自分の好みと正反対で、むしろ地雷、かと思っていたんですが……
わたしも隆次と一緒にアズにほだされちゃいました。
途中からアズがかわいいかわいい。
そうなったのは多分最初は隆次がこんな女みたいな男は嫌いだとアズを邪険にしていたからかな。
そ…

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何でやねん!(2) 小説

久我有加  山田ユギ 

何度も読み返してしまう

久我有加さん、初読みでした。
1・2巻一気読み。もう、ほんと面白かった!
私のツボである、男前だけど受けに対しては弱気なワンコ攻めと、仕事で辛いときに助け合えるという要素満載(笑)

1巻では高校生だった二人が2巻では24歳。
高校生コンビとしてデビューして9年、苦労しながらも着実に実力と人気が上がってきて、とうとうゴールデンの番組を持たせてもらえることに!そうなると、昇っていく二人を妬…

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たかが恋だろ コミック

英田サキ  山田ユギ 

もっと戸惑ってほしかった

英田サキさん×山田ユギさんの作品ということで期待しすぎた感は拭えませんが…評価は「中立」です。

続編に当たる「愛想尽かし」を続けて読みました。椹木が素敵すぎて、この作品も悪くないのですが「愛想尽かし」のプロローグという位置づけに思えてしまいました。

泉巳はストレートだし子持ちだし、亡くなった奥さんのことも愛してるのだから、高津戸からのセクシャルなアプローチにもうちょっと戸惑ってほしかっ…

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麗人∞(ムゲンダイ)Vol.8 グッズ

発見あり

 本誌の鹿乃しうこ先生の読み切り目当ての購入だったので、小冊子にはまったく期待していなかったんですが発見ありました!

・『アンチヒーローエゴイスト』イイモ
 『イノセント』を読んでまったく好みじゃなかったイイモ先生。評価だけ入れてレビューもしなかったんだけど、この読み切りはよかったです!
 こじらせている攻めの泉原は金持ちの息子で、中学の頃から金に任せて何でも手に入れてきたゲスな男。方や…

1

麗人∞(ムゲンダイ)Vol.8 グッズ

コンセプトに疑問

麗人21周年記念の付録小冊子ですが、
「新進気鋭の作家陣」の読みきり二篇がページ数の大半を占めており、既刊の番外編は各2〜4ページ。
色々と事情があるのかもしれませんが、読みきりは本誌でやれば良いものを何故小冊子にまで載せるのか、21周年記念企画の趣旨とズレているように思え、些か不満な内容でした。

■イイモ「アンチヒーローエゴイスト」34ページ
父親の借金返済に追われる主人公が、中学時…

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最後のドアを閉めろ!(2)(新装版) コミック

山田ユギ 

読み応えたっぷり!

1・2巻合わせてのレビューです。

好きな後輩(男)の結婚式で荒れた永井が出会ったのは、新婦の元カレ本田。
こんな奇妙な出会いが運命の?出会いになるとは…
お互いノンケなのにどーしても気になる!曰く『年下の男ふたりの間でよろめき流され押し倒されて…』
意外と嫉妬深い本田と負けず嫌いな永井は、なにかっつーとケンカ。
でも、フラれ癖のついてる永井の気持ちは、今度は失いたくない、とはっきりし…

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人はなぜ働かなければならないのか コミック

山田ユギ 

スーツだらけの恋模様

ユギ祭りにはまっている今日この頃、満を持して「人はなぜ〜」です。
バツ1で仕事イマイチ、ルックスもイマイチ、さえない40男の先輩社員中津になぜかメロメロの門倉。自分はイケメンなのにね。
執着してるけど、コメディタッチで楽しく読めます。

「closed」
みみそうじ、のお話し。俺だけが知っているこいつの耳の中のちっちゃいほくろ…キスもHも無いけど雰囲気エロ。

「僕らはただ走るだけ」…

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一生続けられない仕事 3 コミック

山田ユギ 

早坂がいたから三上と片山が解放されたんだと思う

1〜3巻まで一気に読みましたので、満足度の大変高い読後感でした。
1巻のゲイ隠しの不倫慰謝料のお話は、ちょっと詰めが甘いかなあとも感じましたが、2・3巻で繰り広げられる三上の恋人小野田の死、それに絡む遺産相続の話は読み応えあり!
三上と片山は、二人とも小野田の死に傷つき、二人ともお互いその死に責任がある、と罪悪感に苦しんで。でもその時の当事者ではない早坂を間に挟むことによって、特に片山は今まで…

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夢が叶う12月 コミック

山田ユギ 

アダルト・アソート

8つの短編とおまけマンガ。
どれもこれも読み応えがありすぎます。

こんなに短い1編なのに、兄が好きで家を出た弟、マザコンで熟女と不倫する自分、そんな自分を好きな同期の男、彼らの抱えてるドラマが詰まってて圧巻の「ラブ・ストリームス」。
素直になれない大人のすれ違い「さすらい」。
鈍感男に(仕事で)添い遂げてやる「とまどい」。
こんな時代からボコり愛を描いてたユギ先生。「なぐり愛20ye…

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やらしい昼下がり コミック

山田ユギ 

エロも切なさも

全7作(内最終2話は続いてるので実質6作)、短編なのに全部とんでもなく完成した世界で濃い!
各話の小宇宙はそれぞれヒリヒリと痛く、じくじくと埋み、泣きながら抱き合う男たちばかり。
表紙の鮮やかな赤い色やアメリカ国旗、コカ○ーラなどのポップなイメージや、「やらしい昼下がり」というタイトルから感じる軽妙さとは裏腹に、かなりシリアスな内容の話が集まっていると感じます。
叶わない片想いの果て。学生ア…

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