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今回はちょっとスプラッタ コウモリはやっぱカワイイ

今作も面白かったです。

アルは吸血鬼という丈夫な存在のせいか、わりとすぐボコボコにされますね。趣味性を感じます。
わたしはそういうの好きな方ですが、コミックスの掲載誌的やターゲット的に抑えめな表現をしてるのかな…なんて思いつつ読ませていただきました。

4巻は1冊の中にいろんな出来事がたくさん起こっていて、誌面不足というか駆け足気味に感じました。1冊半くらいの内容を詰め込んでしまったというか。単行本の収録の兼ね合いとかでぎゅっと一緒に入れたかったのかなあ。
掲載誌の電子化など、昨今の少女誌の連載はいろいろ大変だと思うので何とかがんばってほしいです。

コウモリ カワイイ

今作も面白かったです。
楽しいところは楽しく、メッセージが込められたシーンは地に足がついていて真っ直ぐ刺さってくる。エンタメと読みごたえを両立していて原作、漫画共に書き手の練度を感じます。プロの仕事~。

3、4巻のコミックスのオビが、やる気のあるBLというか恋愛展開を煽るような内容で、1、2巻で読んだ作品世界や雰囲気から乖離感があって「そんな展開になるの?」とちょっとびっくりしたのですが、実際読んだらそんなこともなくてホッとしました。
新キャラの室井さんが悲しき当て馬として扱われなくて良かったです。人としてアル達と親睦があってよかったな。アルはイイ奴だなと思いました。

コウモリも可愛いですが人の状態のアルも可愛いです。すぐ泣くのが可愛いな。
津野くんがくだけた感じになってきて面白い。
アキラを取り巻く人々の層が厚くなってくるのが読んでてなんだかうれしいです。

Dear, My GOD コミック

朝田ねむい 

神さまと同じくらい

ボロボロのジャンキーカルト信者の少年×黒髪かっちり生真面目神父。

好きなタイプのCPというのもあるのですが、物語の力がしっかりしてて何度も読み返してしまう作品でした。
内面の心理描写、いわゆる心の声をあまり使わず、映画のような3人称視点の距離感で描かれてます。
なのにリブがロースに、ロースがリブに気持ちを寄せていく心の動きが伝わってくるのでそれがすごくソワソワします。
リブといっしょにロースを好きになってしまうし、
ロースといっしょにリブを憐れに思ってしまう。
キャラ名を連呼すると焼肉屋さんみたいですね。

リブがカルトでジャンキーをやっている時よりも、本当にロースを好きになってしまってからの方がハラハラしてしまうのが面白い。
リブの純粋さはある種のホラーで、彼のその気持ちに惑うロース神父にドキドキしてしまいました。
人ひとりの人生の責任というか、そういう重さを丸投げされる恐怖。それを突き付けられた時どうすればいいんだろう、と考えさせられます。
ロースが逃げてしまうのかタン導師になってしまうのか。すごくワクワクしました。

しかしながらこのテーマと関係性を祝福されたハッピーエンドで着陸させている、この終わり方がとても素敵だと思ったので神作品と評させていただきました。

個人的にはロースは身体を張ってリブを引っこ抜いてきたメンタルも肉体も強いマンなので今後も困りながらも頑張ってくれると思っています!何を?育児?
読んだ人の数だけ様々な感想が生まれて、読んだ人と感想を語り合いたくなるタイプの作品で、そんなところも好きです。

そういうシーンは控え目な方の作品ですが、露骨じゃないエロスがすてきで楽しいです。
個人的にはボタン直して待ってるロース神父がすきです。あとリブの俺も指…のところでのロースの対応をみて「コイツすげえヤツなのでは…」と懐の深さにビックリしました。

広島弁がかわいいすてきな短髪お兄さん

初恋の可愛いおねえちゃんに会いに行ったらがっしりめの感じのいい短髪おにいさんになってた。ショッキング!
すごく好きなパターンです。
恋に破れたはずなのに、同じ人にあらためて恋してしまうの最高ですね。

従兄弟のみのりさんの広島弁が可愛いです。
高校教師でもあるみのりさんは優しくて笑顔が眩しいすてきなお兄さんです。
落ち着いてるようでいて、親友のテツローの前ではやんちゃになるのがとっても可愛いです。
主人公の蒼佑くんは女ったらしのシティボーイのはずだけど、ハチャメチャ百面相してくれるのでイケメンであることを時々忘れさせてくれます。楽しい!
みのりさんへの気持ちを再自覚してからの安定感がカッコいいです。アウティングに傷ついたみのりさんの心を思って、たくさん誠意をみせてくれます。まっすぐでブレない。

蒼佑がブレなくなった分、みのりさんが揺れてしまいます。
みのりさんの憂い顔や困り顔がやたらに可愛くてエッチでこまります。
べつにエッチなことしてないのになんかこのお兄さんエッチで色っぽいな。こまります。
お尻で自慰するみのりさんがハイパードチャクソエッチで、女の子大好きマンだった蒼佑が一発でアアーッになるのもわかります。
そういうシーンはそんなに多くないですが、する時は描写の密度が濃くてうわーおです。エッチじゃん。
個人的には黒いキャップ被ってるみのりさんと、眼鏡のみのりさんにドキドキしました。カッコよくてセクシー。

一冊まるまるこの二人のお話なので読み応えがあってうれしい。感謝です。

読んでて気持ちいいフレンドシップ

相田が頼れる良い奴な受で彼の人間性がブレないので読んでて気持ちがよいです。
自分を偽り、恋に破れて傷心の攻・穂積が、相田と一緒だと自然な自分で居られて楽しそうに、居心地よさそうにしているのを見るとこっちもうれしい気持ちになる。よかったねえ。よかったねえ。穂積と相田がワチャワチャしてるやり取りが面白くてカワイイ。
相田はどこまでもノンケなので穂積に恋をしてくれないのですが、穂積は全然前向きで諦めてないので二人の未来は楽しく明るいのです。作者あとがきによれば粘り勝ちです。

BLとしての恋愛要素は薄めですが、いかにも普通の男の人らしい雑さと適当さを持ったノンケの相田、穂積にときめいてくれないしキュン♡もしてくれない乙女要素ゼロの相田が、穂積にはちゃめちゃにヤられて子供みたいに泣くのは最高にカタルシスがあってエッチで可愛くてドキドキしました。穂積がちょいちょい妄想するクッソエッチな相田もエロ可愛くて、さっさと現実にせんかいとエールを送りたくなります。或いはもっと妄想してください。

穂積が相田を落とす未来を読みたいですが、今から編集部にリクエストしても間に合うかな?

おっぱいは良いもの

黒髪まじめナイスバディが好きなので巳鹿島さんと同じく新田くん……イイってなりました。
制服おまわり とても良いもの けしからん

新田くんが御子柴せんせ>巳鹿島さんなのが面白い。巳鹿島さんがしばらく御子柴センセのお世話する事になったら巳鹿島さんにこの野郎…と嫉妬してくるのが可愛い。がんばれ巳鹿島さん。次はやりきろう。がんばっておまわり落としてください。

面白かったし可愛い

トラウマと向き合う為に踏み出した子に出会う事で、自分の性格がトラウマによって形成されてしまった事に気がつく子のお話というか。
少年、少女漫画だったら4、5巻くらいかけてやりそうなお話を6話に収めたという印象なので、駆け足感はあるけどよくまとまってて良かった。コミカルな描きっぷりが上手くて漫画として面白い。
重いトラウマを扱っているが暗くなりすぎないのは、物語が始まる時点で有馬がトラウマと向き合う為に戦い始めてるからかな、と思った。
大河の友人のテツと福丸がいいヤツですき。
大河もバカだけど無垢なるパンツマン可愛い。

恋愛まで行かない二人かな?と思ったけど、最終話と二人がデートするおまけエクストラを読むと彼らがとても可愛くて「これから恋愛する君達のこの先が知りたい」と萌えました。この先が知りたい。読みたい。

とても可愛い

主人公ガエルがいいヤツで好感が持てる。ガエルの良いところをエルフのエルシエラスが容赦なくほめてくれるので読んでてきもちいいのでした。
エルシエラスが美しい様相なのになかなかにずけずけしてるのが面白い。
ガエルの赤毛に映えるように白いお花が咲いてくれるシーンが可愛くてすき。
コメディなノリで読みやすいけど1話ごとに心にぐっとくるシーンがあって、作者さんの思う人の優しさやありようがうかがえていいなと思った。

続編〜帰り道〜で二人の進展が読めるのうれしい。