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女性フランクさん

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シャーシャーしつつも健気な受け。

月村さんらしさが詰まった作品だと思います。

月村さんの描く手仕事男子が好きなんですが、今回は攻めが仕立て屋さんで良かったですね。
バンドカラーにサスペンダーパンツが似合う攻めというところにニマニマ(挿絵もとても良き。)

受けのリオンは、生まれてから今に至るまでさんざん裏切られたり嫌われたりした結果、
期待してはいけない、
甘えてはいけない、
信じてはいけない、
と心の中でお念仏のように唱えつつも、
本当は誰かに必要とされること、愛されることを渇望している……という不憫な子。

そんなリオンが洋裁店を営む攻めの大我に拾われて一緒に暮らすことになります。
大我は表情もほぼ変えないし言葉も少ないぶっきらぼうな人なので、どことなくとっきにくい。
でも時折、垣間見える面倒見の良さとか、優しさにキュンとなります。

私は、有限の幸せを噛み締めている受けが好きなんですね。
この幸せは今だけのもので、また独りになったとしてもこの幸せなひとときを思い出せば生きていける、生きていこうみたいな。
(というか、嫌いな人いないはず)

このリオンもそんな子なんです。
P138(電子で)にある「柑橘をぎゅっと搾るみたいに、ほのかな甘さも、酸っぱさも、少しの苦みも〜」という文章は、切なさすらも「今しか味わえない期間限定の貴重なときめきだ」と言い聞かせているリオンの健気な気持ちを、美しく見事に書き表していてさすがだなぁと思いました。

攻めの元奥さんや顧客のおばあちゃまなど、周囲を取り囲む人々も温かい人ばかりで、読んでいて安らぎました。
手作りのウサギ姫とかもいい。
そのうち、リオンにも仕立ててあげるよね?

45歳のこのタイミングで出会うことに意味があった。

作家さん買い。お久しぶりの新刊、嬉しいです。

1話で早々に付き合うようになった二人がめちゃくちゃいい感じで、めちゃ面映くて、読んでてニコニコする一方でチラッと思ってしまったんですよね。
うわー、この二人がもっと早く出会っていたら、もっと良かったのにぃぃぃ〜!!って。
45歳で出会ってハッピーもいいけど、20歳くらいで出会ってたらそこから25年間もっと幸せ満喫できていただろうに、もったいないなーって。

ところが。

全然違った。

45歳のこのタイミングで出会うことに意味があったわ。

第1話でイケオジの完全無欠に見えた井田さんときたら……。

現時点で、攻めの属性登録が「 40代以上・ゲイ・ヤリチン・男前・天然 」となっていますが、男前か?!天然っていうのも違うような……
顔は確かにイケてる男前だけど、精神面は男前どころか、ドヘタレだと思います。

ほんとバカたれー!!!!!!
雪の中、肩を落として帰るかけるのページ、泣きそうになりましたよ!
少年時代の願いは45歳になっても叶わないのに、「もうそれで十分幸せだ」なんてー!!!泣ける。

私はドヘタレ攻め大好きですが、自己保身のヘタレというか、ヘタレたせいで受けを傷つけるような攻めは大嫌いなので、井田さんを市中引き回しの刑に処す気満々でしたが、あの時ゴーゴーと来たことで彼の首は繋がりました。

「いろいろあった今だから」って本当にそうだなーって。
駈を宝だと気づけるようになって良かったね。

恋のはなし コミック

斑目ヒロ 

祝・コミック化!

まさか、あの単話が一冊にまとまるとは思っていませんでした。

2017年発売の単話「恋のはなし 」を初めて読んだ時は、うわああ、この後どーなるの?!どーなったの?!続きほしいぃぃ!!と心の中で絶叫した記憶があります。
で、2021年に出た続きの「愛のはなし -恋のはなし2- 前編&後編」がこれまた最高で。
(単話のレビューは当然神にしたはず!と見返したら、まさかの萌止まりでびっくり自分、アホなの自分!)

一冊にまとまったのは嬉しい一方で、長年この単話を繰り返し楽しんできた私の納得がいく着地点ってどこなんだろう?と不安になったりもして。

というのも、ちひろはいわゆる泥棒猫。
仲睦まじいカプの間に、割り込んできた存在なんです。
おまけに律(攻め)の恋人は、いい人なんですよ。
だからこそ、正直ちひろの恋を全力で応援しずらいというか。

お話は、いわゆる高校時代の再会ものです。
振られた側と振った側が再会するんですね。
で、振られた男・律には仲睦まじい恋人がいて幸せが溢れんばかり。
その一方で振った側のちひろは、まともな恋愛はしてこなかった。
というのも、いつも本命にしてもらえずポイ捨てされてばかりなんです。

律と恋人の仲睦まじい様子を見たちひろは、あの時、振っていなければこんな風に愛されていたのは自分だったはずなのに……と思ってしまい……。

「(恋人を)愛してるから」と臆面もなく言う律と、「高校の時 僕のことも愛してた?」と尋ねるちひろのやり取りが何度読んでもたまらんです。
いい男になった(でも高校の時もいい男だったと思う)律に、あんなこと言われたら……!!
久しぶりに読んで、自分がちひろの立場だったら、豆腐の角に頭ぶつけて死にたくなるなーって思いました。
そして絡め取っていくちひろの様子とか、さすが斑目ヒロさんだなーって読むたび思います。

そしてあの笑顔の美しさ。
神々しい。

そのせいか3話の「コイアイ」のちひろの佇まいときたら、もはや飛鳥時代の仏像のよう……すらりとしてて、美しくて、謎めいていて…
でもいくらなんでも仏像っておかしくないか?!
昨夜、学習漫画・日本の歴史3(飛鳥時代)を読んだばかりなので、その影響なのか??と狼狽えてしまいましたが……

そうか!ちひろの笑顔は、アルカイックスマイルなんだ!!!

と、そこに気付いた時、あぁ、ちひろの本当に笑った顔が見たいなー!!って思いましたね。
だから、書き下ろし読んで、ほんとーーーに良かったって思いました。
ちひろの幸せを素直に喜んでいる自分がおりました。

というのも、律の恋人・優哉さんが、幸せそうだったから。→ここ重要。
ここが一番の懸念点で、この人が幸せになれないと、律&ちひろを推せないのでほんとによかった。
この人が一番表情豊かで、素敵な人だと改めて思いました。

そして律が電子書き下ろしではもはやアホな攻めになってて、嬉しかったです。

「恋の分量」は単話で既読。
これも斑目ヒロさんらしい作品で、覆面係長に収録されている「略奪のルール」とか好きな方でしたらたまらんと思います。

二人ともかわいい

上下巻、まとめてレビュー。
作家さん買いです。
秋平さんの作品を上下巻で読むことができて、まずは幸せ!

キラッキラのイケメンエリート浅桐さんを「心の王子様」と崇めている青柳くん。
青柳くん、かわいかったなぁ。
なんていうか、全編通して存在そのものが癒し。
だから、ノンケの浅桐さんが青柳くんを選んだ理由がつべこべ言わなくてもわかる。

なんでこんないい子が、粗末な扱いを受けていたのかしら……
過去の男たちを成敗したいわ。

ほわほわコミカルなテイストだけど、浅桐さんのゴミ屋敷化に至った残酷な理由と「好きな人と結ばれたら、青柳くんはどうしたいの?」という問いに対するシンプルな青柳くんの答えがガッチリ組み合わさって、浅桐さん!青柳くんと出会って良かったねぇ!!という気持ちでいっぱいになります。
「青柳くんじゃなきゃだめ」ってのが無理なく本当にその通りだと思える。

ほんと青柳くんいい子。
残された写真と共に過去のことを打ち明けてもらった時も「残っていて良かったですね」と心の底から言えて、そして「俺の存在も浅桐さんの一部になれるのだろうか この先会えなくなっても‥‥」というモノローグなんか、いじらしすぎて泣ける。

攻めの浅桐さんもナイスでしたねぇ。
休日のノホホンとした姿のメガネ浅桐さんにも萌えたし、ポンコツなところも萌える。好き。

そして書き下ろしの攻め視点が最高でした。
顔しか取り柄がないと思うに至ってしまった王子様の悲哀と、そして怯え。
愛が滾りすぎるがあまり、青柳くんはいつか他の男に目移りする日が来るのでは……と無駄に苦悩する王子様。
(永遠にそんな日は来ないに決まってるのに!)
こういう攻め、大好きなので読んでてニマニマが止まらなかったです。

さらっと

時々、こんにゃろーー!!ってくらい腹ただしい俺様攻めと遭遇してしまうのが義月作品だと思っていますが、許容範囲でした。
そんな許せない俺様攻めと遭遇してしまう可能性があるにも関わらず、ついつい手にとってしまうのは受けが好みなことが多いんですね。
凛としていて芯があってしっかり物申すことができる大人の受けというんでしょうか。
この作品の受けも、非常に有能かつ芯があるお方で好みでした。

αかつ御曹司であることを鼻にかけたクソ生意気な小僧が登場するんですが、うろたえることなくしっかりと釘をさす事ができてて痛快でした。

二人の恋愛描写にかけては、可もなく不可もなく……というんでしょうか。
義月作品の攻めにしてはまぁ配慮があったほうだと思いますが、それでもそんな重要な事は自分ひとりで決めずに受けにお伺いたてろよ!ってところがあり、まぁそれがないとすれ違い&勘違いも生じないので仕方ないかなぁ……とも思ったり。

「溺愛」「スパダリ」属性にチェックが現時点入っていますが、スパダリとは感じなかったし、溺愛ってほどでもないような……。
溺愛&スパダリ属性なら、まず受けを不安にさせないと思うんですよね。
こいつは言葉が足りないから、結果的に受けを放置&勘違いさせてしまって心痛めさせてる始末。もう〜!!なにやっとんじゃ!と思いました。

というわけで、個人的には溺愛&スパダリ認定はしておりません。










αオメガというオメガバースの発展形が用いられていましたね。

過去をもっと知りたい

発売から8年経ってようやく読みました。

8年前の私は、オメガバース=Ωがやたら虐げられていて不憫な目にあってる世界 みたいな先入観が強すぎて読めなかった。

8年前ちるちるのランキング上位にこの作品が入ってたの覚えてるし、(BLアワード7位にランクインしているくらいなので)すごく評判がいいのは知っていたけれど、完全にスルーしていました。

それが8年の間に色々なオメガバースを読むようになり、オメガバースへの抵抗もなくなり、ようやくここへ。

愛に満ちてるわ、2歳児の輝がかわいいわ、で癒された。
(でも当時のわたしは、リアル2歳児抱えて消耗してたから、けっ!!子供ってこんなかわいーだけの生き物じゃねーわ!!みたいなひねくれた感想を抱いたかもしれない。そう考えると読むタイミングってあるんだなと)

ただ弘と真生が乗り越えてきたであろう苦難の道があんまり描かれていなかったり、弘父とのやりとりもさらっと描かれているので、もしかしてこれは続編の3巻目くらいに相当するのか?このシリーズの一巻ってあるんだろうか?それとも何かのスピンオフなのか?とか思ってしまって、しばし有りもしない一巻を探してしまいました……。

ドラマチックかつ苦難に満ちた恋路を乗り越えてたどり着いた平安の地を一巻から描いた作品ってあんまり見ない気がします。

なので、この二人の過去をもっと知りたいわ。

先生のせんせい コミック

noji 

あったかい

αとしてどう生きればいいのか悩んでいた高校時代の大路は、スクールカウンセラーの保美に悩みを打ち明けることで救われていた。
卒業と同時に告白するも、玉砕……。

そして新米教師として赴任した先のスクールカウンセラーはかつて自分を振った相手で……という、再会ストーリー。

新米教師が新一年生を担任するなんてまずありえないだろう(友達の子供はそうだったので皆無ではないけど)というツッコミはさておいて、新一年生のわちゃわちゃ感、学校でのあれこれが微笑ましくて、嫌な人が誰一人として出てこない優しい世界で癒されました。
家庭訪問とか、夏休みのプール教室とか、学芸会とか、全校生徒揃っての運動会とかコロナ前後から我が子の学校では一切無いこともあり、妙に懐かしさも感じました。

αとβという組み合わせもあまりないので新鮮。

αの先生ということでΩの生徒の突然発情にヒートになりかける描写に空恐ろしくなりましたが、このオメガバースプロジェクトの世界観はα用の抑制剤がないみたいなんですね。
他のオメガバースだとαにも抑制剤があったりする世界観なので、ええっ?!と驚きました。
大路は何とか耐えしのいでたけど、あらためてオメガバースって残酷だな……と思いました。
やたらΩが虐げられているとかそういう描写は一切ないけれど、自分のなかで制御できないモノがある恐怖というんでしょうか。
あんなに好青年な大路の「こんなときだけαなんだな」という言葉がググッと突き刺さったし「めっちゃ怖かった」がほんとうに可哀想で……。自分が自分ではなくなる恐怖というのかな。
そしてオメガバースってΩの苦労は描かれることが多いけれど、αはαなりに苦労するんだなぁ(αとして望まれる役割や立ち位置と、本人の希望との折り合いなど)とかあれこれ思いました。

だからこそ保美の言葉には、かつても、そして今も救われたんだなぁと。
そこの見事な回収が良かったですね。
保美が運命のつがいとかではなく、あくまでオメガバースの世界観ではモブになりがちなベータというところも良かったです。














攻めがいい

失恋小説家ってなんぞや?と思いましたが、なるほど。

自分の体験を糧に、小説を書き上げてきた結。
この結が書こうとしている小説の主人公(私・女性)と、結の実体験が並行してるところが面白い。
でも正直言うと、自己陶酔感強めのヒロイン節が陳腐というかキツくて読んでてむずむずするんです。
だからぶっちゃけ結の小説が売れてる&権威ある賞まで受賞しているとは到底思えないんですよね。

いいなと思ったのは、攻め。
ごくごくふつーなんだけど、そこがいいんですよね。
肩肘はることもなく、等身大というんでしょうか。
なにげない一言で、狭い視野に陥りがちな結の軌道修正をしてくれる存在で、世の中こういう人で溢れていたら、だいぶ世間が平和になると思う。






思わず考えてしまった

異世界に転生させられて、チート能力を手に入れてしまった受けの陽色が主人公。
チート能力ってどの程度?と思ってたら、もはや神レベルのチート能力。

でも、その能力を手に入れたおかげで幸せになりましたとさ!ではなく、その能力のせいで森の奥深くでひっそりと孤独に暮らしているんですよね。
なんか不憫で……。
っていうか自分なら発狂するだろうな……と思いました。
すんごい能力を手に入れたけれど元の世界にも戻れないし、この能力なんかあっても意味なくね??みたいな。

読んでいてウクライナ侵攻を彷彿とさせるところもありましたが、これは侵攻が始まる前の作品とのこと。
読みながら、もしこの能力を私が手に入れたらどうするか?日常レベルの「ご飯を作らなくても毎食、食べたい料理が一瞬で出来上がりますように」みたいなあくまで個人的な範囲か、それとも世界レベルの幸せを祈るのかとかあれこれ考えてしまいました。

そして最後に第三者の語り部による「幸せに暮らしたと伝わっている」とか、後年の人によって二人の生涯を語られてエンドというパターンが大好きなので、終わり方がすんごく嬉しかったですね。
(ヒーロの日記は蛇足感があったけど)


なんか、もやる……でも駄菓子絡みは面白かった。

普段は地味で冴えないリーマンなのに、満月の時だけ老若男女を骨抜きにするレベルの絶世の美貌男カグヤに変身してしまうという特異体質を持つ周が主人。

ぶっちゃけ、どちらの人格も好ましいとは思えなかったんですよね……。

普段の人格・周は、特異体質を知られないため友達付き合いも避けて……という仕方ない事情を抱えているとはいえ、やたら後ろ向きで僕なんか……みたいな感じでなんかイライラさせられる。
満月ver.のカグヤは、自分の魅力に1000%の自信があるイケイケ男って感じ&入れ食い状態の俺、イケてる!みたいな感じで性にも奔放で、自信満々なところがかわいくない。

で、攻めは満月時のカグヤに一目惚れしてしまい……。



ネタバレで申し訳ないのですが。





カグヤよりも周をLOVEっていうのが、ピンとこず。

え?そこまで好きな気配あった?!
それよりあんた、めっちゃカグヤにご執心だったじゃん!!と思ってしまい。

さらにわたしが微妙だなぁと思ってしまったのが、童貞処女の周とビッチのカグヤが共存しての初エッチ。

ビッチになったりウブになったりする様子に忙しそうだなぁ……と思ってしまいました。

それと攻めに申したい。

カグヤへの想いとは決別して、周を愛したんじゃないの?

なのに、別人だと思ってたカグヤのビッチっぷりも喜んで愛でてるところがなんか嫌だなぁ…と。
これが同一人物だと事前にわかってたら、どっちも愛してるよ!も納得できるんだけど、カグヤは別人だと思ってたのに一人で二人分美味しいみたいなの、なんか嫌。

でも、零細企業の駄菓子製菓会社を立て直そうとするところは読んでて面白かったです。
小さい頃のお隣さんが駄菓子屋さんだったので、小銭を握りしめてあれこれ悩んだなぁとか思い出しました。

それとギムレットに絡んでレイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」が出てきたところがあり、あの小説が好きなので嬉しかったです。