雑誌掲載時に読んだとき、正直、萌える!とかじゃなかったんですよね。
オメガだけどベータの彼氏を選ぶという発想は面白いとは思ったけど、さらっと読み終えてしまい……
だから単行本化されても続き読みたい!という気持ちにはならなかったけど、番外編でスピンオフがあると知りスピンオフ読みたさで、こちらもポチ。
雑誌掲載時以来、久しぶりに読みましたが、やっぱり特に刺さるところもなく。
本能やフェロモンよりも、愛というめちゃいいテーマだと思うんだけど、そうは言っても一生、発情から逃れられないのつらいよね……とか無意識で思ってしまうのかなぁ?幸いにもフェロモン分泌不全になって呪縛からは逃れられたからいいようなものの……
あと保住、すごくいい男だと思うんだけど、刺さるところもないんですよね。なんでだろ?
申し訳ないのですが、私は嘉納と伊吹カプのほうが好き。
なので、つんと澄ました勝気な美貌のギャルソンかと思った伊吹と、尊大な俺サマな嘉納のこれからを見守りたい!という気にさせられる後半が好きです。
この作品のオメガバは、アルファは非言語コミュニケーションが不得手とされる設定なんだけど、嘉納はとりわけ格段に鈍いときた。
まじで絶望的なの。
伊吹から「僕はずっと嘉納さんに憧れていました。好きでした。」どストレートに言われても「彼の真意はわからない」ときたもんだ!
なにがわからんのーー!!??
アルファだから、オメガ相手なら匂いで好意を嗅ぎ分けることができるけど、伊吹はベータ。
だから匂いで相手の好意を察することができないんですね。
それにしても絶望的にポンコツすぎるんですよ、嘉納が。
保住や有と一緒になって、いやいやいやいや……!!と天を仰ぎたい気持ちになります。
でもそこがいいんですよね。
めっちゃスマートな男かと思ってたら、恋愛に関してはあまりにも不器用すぎて笑えます。
ベータとオメガな主役カプよりも、アルファとベータの嘉納と伊吹のほうが好きですね。
フェロモンで強制的に発情してのセックスではない、いわゆる普通のセックスを初めて体験するアルファ攻めっていうのも萌えるし。
コミックの表紙だと俺様攻めに見えますが、電子単話の表紙をご覧ください。
向かって右の強火オタク。これが攻めです。
売れない貧乏アイドルの玲央が主人公。
攻めとは一晩きりのはずだったのに、ある日のライブで最前列に客としてやってくるんですね。
自分の名前はもちろんのこと、アイドルやってるなんて教えてないのに……!
高級スーツ着たびしーっとした超絶イケメンが、人目も気にせずアイドル・玲央の追っかけを始めちゃうんです。
あまりのイケメンっぷりに、玲央よりも注目を集めてしまう二階堂。
玲央はあれこれ考えちゃってますが、規格外の御曹司イケメンにロックオンされた時点で運命は決まったようなもの。
二階堂の強火オタクっぷりと、アラブの石油王と遜色ない行動&お金持ちっぷりを楽しむといいと思います。
正直言うと、尻すぼみ感があるというのかな。
そもそも攻めがぶっ飛んでるのだから、もっとぶっ飛んだハッピーエンドでも良かったというか。
何も悪いことしてないのに、なんでグループから脱退しないといけないの?
アイドルとして致命的というけど、そうなのかなぁ?
だって二階堂は強火オタとしてファンから認められていたんだから、知らない女にかっ攫われるよりも二階堂とくっついたほうが納得いくし、御曹司来ますよね?とか呟いてるファンばっかだったじゃん。
ヘリコプターでタワマンの窓ぶち破る攻めなんだから、開き直って、そーですよ、恋人同士で何が悪いんですか?これからもガンガン公私共に応援しますよ!!みたいなぶっ飛んで破天荒なハッピーエンドのほうが良かったと思います。
ゆりの先生らしいスケールのデカい攻めでしたね。
さすがアラブの王子様。
怖い思いさせた償いとして、受けの玲は「帰国時にプライベートジェットに乗せてくれたらチャラにするよ」と言うんだけど、それに対して攻めのイルファーンは「お前のためならいつでも何度でも出す、そうだ!プレゼントしよう!もちろん維持費もすべて私が出す」とか言い始めちゃうので、笑いました。
そしてイルファーンは待てができるおりこうさんで健気なところも良かった。
最初の突発発情期でも挿入しないよう我慢してたし、玲に真実を打ち明けたかっただろうに心のバランスを崩す恐れがあるから言わずにひたすら耐えていてめちゃ健気!
それと、受けに害虫が寄り付かないように密かに排除し、己のテリトリーに囲い込む攻めはゆりの先生あるあるだと思うのですが、このイルファーンも期待に違わず、バース覚醒前から涼しい顔してガッチリと玲を囲い込んでたことがわかって、ニヤニヤしちゃいました。
ちなみに玲は、イルファーンの逃げた婚約者の身代わりをすることになるんですね。
で、間近でイルファーンがその婚約者をいかに愛しているかをつぶさに見聞きすることになり、こんなに彼に愛されている婚約者を羨ましく思うようになる…ここがわかってるけど切なかったです。
再読。
受けの瞬介の自慢は「49人(いちいち人数を数えている)の女と、のべ数百回のセックスをしてきた俺」ということだけ。
で、攻めの健をギャフンと言わせたくて近づくんですよ。
健をめろめろにさせて「お願い、抱いて♡」と言わせたところでこっぴどく振ってやろうと。
でも自分を攻め様だと信じているおバカな受けちゃんのコミカルなお話……ではないんですよね。
少なくともコメディには感じませんでした。
私は瞬介の思考回路や言動を笑い飛ばすことができませんでした。
というのも、ホストと抱き合う母親を見て「俺を抱っこしてくれたらいいのに」と思ってしまったりとか、沢山の女を抱きながら「次こそ、運命の相手なのでは?」という夢を実はこっそり抱いているんですね。
なんか哀れすぎて笑えないし、言動が幼稚で屈折してるのでかわいいとも思えないし……。
健は、瞬介が仕掛けてくる幼稚なマウントをすべて見抜いた上で返り討ちにしていてお見事なんだけど、健もどことなく腹黒というか、あんまり好きではなかった……。
どこがというのはないのだけど、よくあんな瞬介を相手にしておまけにノンケなのに好きになれちゃうなぁと思ったというか……。
CHERRYは好き(神評価)だけど、こっちはおまけして萌で。
作者名を知らずに読んでも、あぁこれは月村さんのだなとわかると思います。
月村作品を何冊も読んでる人なら。
両親を相次いで亡くし、頼る人もいないから、独りで必死に生きている空。
事故がきっかけで攻めの堤と出会って、堤の店でバイトすることになるんですね。
で、必然的に堤の家族と過ごす機会が多くなるんだけど、元気な小学生の姉弟がかわいい。
姉弟のわちゃわちゃっぷりと、否応なしに巻き込まれる空との絡みが好きです。
堤ファミリーの幸せを願うからこそ‥‥という健気な空だけど、なんせタイトルが「家族になろうよ」ですからね。
いずれは「家族」になるんだろうなぁという保証付きなので安心して読めます。
月村作品に時々登場する毒母みたいなアクの強い人物も登場しません。みんないい人ばかり。
くわぁ〜萌える!!みたいなところはないんだけど、とりたてて特筆すべきことのない日常こそが尊いみたいな感覚と通じるというんですかね、派手さはないけれど楽しく読めました。
私は有限の幸せを噛み締めている受けが好きなんですね。
この幸せは今だけのもので、また独りになったとしてもこの幸せなひとときを思い出せば生きていける、生きていこうみたいな。
(というか、嫌いな人いないはず)
この作品の受け、ぎんも健気なんですよ。
育ての親である九尾の狐・緑蓉から1000年生きる狐になることを望まれているぎん。
陽壱と一緒にいることができるのも、あと少し…となり
「千年も生きたら、今夜のこの景色も、陽壱の顔も、声も、ぬくもりも、ぜんぶ忘れてしまうのだろうか」
と思うんですね。
ここがめちゃくちゃせつなくて。
車内で読んでたんですが、思わず涙がこみあげてきそうになって焦りました。
あと、ぎんが陽壱からもらったバンダナや、プレゼントの包装紙、一緒に食べたときの割り箸の袋といった細々としたものを大切に宝物箱にしまっているところもかわいい。
pixivとかSNSで大バズリとか一切知らない状態で、電子の試し読みで面白そうだったので購入。
坊主いいなぁ。
いや、坊主頭がいいって言うんじゃなくて、この攻めの緋村 将輝、顔面がいい。
坊主頭なのに、かっこいい。
髪伸ばしたら、めっちゃモテるんだろうな。
おまけにいい身体してる。
紫乃は好きをダダ漏れてさせていて可愛かった!に尽きます。
個人的には、璃空と朱里が早々にくっついてビックリでした。
璃空ってノンケだよね??と。いつ目覚めたよ??と。
正直スピンオフでくっつくぐらいで良かったと思います。
将輝と紫乃が恋人同士になって仲良くやってる姿を見て、へぇ〜男同士でこういうのもあるんだなと気づく→男同士ねぇ〜とあれこれ考え始める→いつも側にいる朱里の存在に改めて気づき、注目する→こいつ、可愛くねぇか?!と気づく→くっつく
くらいでいいと思う。
多分、SNSで「璃空と朱里はカプ」という情報を知ってる方々からすると野暮な意見だと思うんですが、前情報ゼロだと、主役の二人差し置いてなんでこの二人が早々にくっついたの??どこにそんな気配あった??てか璃空は男もイケたの??!という違和感しかありませんでした……幸せそうだからいいんだけど。
おまけして萌萌で。
これ好きで時々読み返しています。
まずなんといっても、イリヤが文句なしに可愛いんですよね。
私もキアラやホリーたちと一緒にキャーキャーしたくなります。
王子の学友を選別したときの過去エピソードが個人的にツボ。とにかくおかしい。
ピムの芸当のすごさと、イリヤのかわいさと、それに対するケアリー卿の感想。
ケアリー卿の可愛いセンサーは王子限定かと思ってたけど、ちゃんとリスなどの可愛いものにも反応するんだな!と意外な発見が。てか、かわいいの好きなんだ!
私は後半が特に好きです。
というのも、前半のライジェル(攻め)は、冤罪のせいで厭世家となりクールな男だったけど、後半の彼の脳内はデレ全開!!
それが攻め視点で描かれている。
ここが本当におかしい。
イリヤの好みは無骨で素っ気ないタイプかもしれないからできるだけクールキャラを保とうとしつつも、イリヤの可愛さビームをもろにくらって、ぐおぉぉーーっ!!と叫んでゴロゴロ転がりたくなったり、デレっとした顔をしそうになったりと、情緒大忙しなんですよね。
受けを好きすぎておかしくなる攻めを書いたら小林典雅さんの右に出る人はいないと思っているんですが、この作品の後半は攻めの情緒崩壊具合がピカイチだと思います。
はぁ〜かわいい。
真山は頭わしゃわしゃぐりぐりしたくなる可愛さ。わんわんこ。
佐山はローテーション系なのに、ちょいちょい垣間見える真山ラブっぷりがすごい。
「舐め回したいなぁ」とか冗談に見せかけて、こいつかーなーりマジだなっていうヤバ本気度が好き。
そんで、「しんどいわけない、ずーっと幸せ」でぎゃああああああってなった。
この佐山が成熟したオスになったら最強だなって思ったんだけど、でもまだ高1なんだですよねぇ。
キスでもドッキドキしてるし「二十歳になってから」とかさぁ!!!くわぁぁぁあ!!!反則すぎるよーー。
可愛すぎて死ぬかと思ったーー!!!
最後のボロボロ泣きながらの喧嘩もクソ可愛くて、なんじゃこいつら!!
永遠にやっとれ!!!って感じ。