こちらは春恋の続編になるわけですが、私は春恋を読んだ後ずっと何故美里はあの時あんなに好きだったアキとの別れを受け入れたのか?別れてしまう必要があったのか?何故好きな相手と5年の間会おうとしなかったのか?と疑問に思っていました。
男同士とか親にバレたとかまだ高校生だったとか生徒と先生とか状況的に難しいのは良く理解していたけれど、美里の想いがすごく強かったし更にやっと両思いになったんだし近くに住んで居るんだから別れなくても内緒でつき合えるんじゃないの?って思ってたんですよね。アキの性格状難しいかもしれないけれど(笑)。
それが、アキの「美里が女なら良かったのに…」の言葉がその後の5年の原因になっていたとは…。やっと疑問が解消されました。
しかしながらその言葉に対するアキの説明は私には少し解り辛い様に感じました。言いたい事は何となく解るけれど文章にして伝えるのは難しいのでしょうか。そこだけがちょっと???て感じました。
それでもこの本で二人がやっと結ばれてあまあまなその後の生活まで読めるのはとても嬉しくて幸せな気分になれました。