このタイトルと帯…すごく、すごく、書店で買いづらいです。特に帯。
ので通販で購入。便利な世の中でよかった!
でりこさんなので安心して読めました。文句なしに面白いです!
そろってアホやってきた四人の幼馴染それぞれの恋の話です。
相変わらずの方言男子。少しおばかな学生たちがエロい欲望に忠実に生きてます。
私は黒髪ツンデレ眼鏡萌え属性なので中でも太郎×充(表紙のカプ)がツボでした。
充は攻め希望?だったのにあれよあれよと受けになっちゃって…えろはもう、ほんのり淫乱ちゃんな感じでつゆだくぶっかけ最高です。うはうは。
太郎はこう思ったら一直線!ってな感じで強引だけど、すごく一途。しかもあほだけど結構器が大きいのかもしれません。
「俺ほどお前のこと好きな奴おらんと思う」とか言われたらそりゃキュンとしちゃうでしょう!
うじうじな充にはぴったりなお相手だと思います。
そのほかに二組のカップルがあります。
一つはリバ、おいしいです。もう一つもリバでもいけそうな気がするー!
六人それぞれキャラ立っててすごい大満足な一冊でした!
さてさて、小冊子に応募しなければ。
でりこさんのサイトで期間限定でアンケートに答えるとおまけ漫画が読めますよ。11月末までみたいです。
違う漫画のキャラも出ててにやにやしてしまいました!
戦隊ヒーロー出身俳優×スタントマン
受けの方が攻めに片思いから始まるのですが結局は両思いで、いちゃいちゃラブラブなコメディ。
くっつくまではあっという間なのですが、受が兄から請け負っている仕事のためなかなかエッチ本番に至りません。その分それに向けた攻めの頑張りっぷりが空回りしていて可愛らしいです。
ただ、その請け負っている仕事が怪盗のまねごとをすることなのですが…
怪盗なんておいしい設定なのにそれが活かされていない気がします。ハラハラドキドキとか、ばれないように~とかがほぼないです。
どちらも相手が大好きで堪らない感じが如実に描かれているので、ラブラブなのが好きな方には良いかもしれません。
表題作よりも性日記の方が萌えた私はきっとマイナーなんだろうな…。
というわけで、同時収録の性日記の方をレビューしてみようかと思います。
もちろん表題作の方も申し分なく面白かったです。
でりこ先生、おしょんしょん好きですね。うふふ。
さて、性日記。同級生の男とセフレ関係を続ける主人公(受)と、その年下の従兄弟(攻)のお話。
セフレの男には彼女がいて、それでも受はぐずぐず関係を続けていってしまう。
その関係を断ち切るために従兄弟を新しい男とでっち上げてみれば、その従兄弟は受のことが本気で好きで…うんたらかんたら。
私はBLだろうがNLだろうがGLだろうが『年下の横恋慕』っていうシチュがとてつもなく好きすぎるので、性日記はドツボを突かれた作品でした。
しかも従兄弟の攻が三歳年下(中学生)なんですけど、見た目が少しショタで。
えちの最中にべしょべしょ泣きながら「ほなけん、きらわんといて」って…!かわうぃすぎる…!!これで攻めって…ありがとう!でりこ先生ありがとう!
受を一途に想い続けている攻が報われて本当に良かったです。
あれ…これってキャラ萌えなのかな…?
これはどのでりこ作品でも言えることですが、えちは受も攻もどちらも感じまくってます!!ってびしばし伝わってきます。つゆだくですごくエロいですし。まさにピアス。
方言なのも素敵です。たまに意味分かんないですけど。
エロもストーリーもどちらも楽しめて最高でした。
でかいグループの跡取りである高校生社長+大学生社長×グループ会長から二人の様子を探るよう頼まれた一般人。
読み終わった率直な感想は…
こ れ は 酷 い
に尽きます。内容がなさすぎます。
まず、誰一人としてキャラクターに魅力がない。顔が良いだけ。萌えどころなし。
ストーリーも陳腐過ぎて辛い。攻めsが受けに惚れた理由は顔だけ?受けが攻めsに惹かれた理由は何?やっぱり顔だけ?
受けがちょっと触られただけですぐアンアン喘いだり、攻めsだから気持ち悪くないんだ、感じちゃうんだ的なことを言ったりするほど、読んでる私の気持ちは冷めまくっていきました。
で、内容がないからHはすごいのかというと。本番は一切なし。えちシーンはお触り程度のみ。
最終的に三人でくっついて(結婚して)しまうんですが、そこでドカンと3Pでも盛り込んでくれればまだ救いがあったと思うのですが…
ピアスみたいにエロスに重点置いてるわけでもないのに内容もない。
お金出して読んで後悔しました。
この文庫版の『俺の気も知らないで』にはビブロスから発売されていたコミックスの
『俺の気も知らないで』
『プライベートレッスン』
が収録されています。
二つのコミックスまるごと全部入っているわけではないですが、二つともいまでは手に入れづらいのでこちらの文庫はありがたい限りです^^
*俺の気も知らないで*
カフェバイト(ノンケ)×厨房担当(タチ)のお話です。
タチといっても受の直樹はもともと抱かれたいと思っていた人。
しかし自分を抱きたいと思う人間なんていないだろうと思いこみ、タチからの秋波に全く気付かない。
かっこいいけどにぶにぶの可愛い人なわけです。
かっこいいからこそ、ふとした時に可愛く見えるその姿はたまらん可愛いです。そりゃもうノンケの攻・紘を落とすほど!
紘はすごく誠実で、好きだと思ったら一直線。ストレートだからこそそんな直樹を落とせたんですね。
二人のじわじわした距離の近づき方や、パワーバランスが反転したりするのがすごく楽しいです。
さすが村上さんだなぁ~としみじみ。
*この僕をどうするつもり?・わがままな唇にキスをする *
『俺の気も知らないで』のスピンオフ。
カフェバイト(ノンケ)×カフェバイト(ゲイ・高校生)
自分の気持ちに素直になれない者同士。かわいいのう。
*プライベートレッスン*
一話目は音大付属生×進学校生。すごく微笑ましいです。
至は天才である朝日に対して憧れとコンプレックスを持っているのだけど、そんな朝日も童貞であることを知って大喜び。
いくら憧れの存在でも男として上に立ちたいっていうのはありますよね。そんな至が微笑ましいです。
朝日も天才なのに恋には不器用で、やっぱり微笑ましい。ニヤニヤ。
えちはありませんが、中学生同士なのでなくて良いと思います。
二話目からはCPが変わります。
朝日×至の続きというか微笑ましい成長をじっくりまったりあるのかな…と思ったらまさか……それだったらAct2とかじゃなくてタイトルを変えればいいのにと思わなくもないです。
でも私的には次のカプのが萌えました。
もう一つのCPは朝日たちより少しだけ大人~な感じで(といっても高校生ですが)
進学校生(受の初恋の人の義弟)×音大付属生(やりまくりの女王様)
受は朝日の先輩ですが、朝日たちのカプはまったく絡んではきません。
中学生時代は一途で可愛かった受が高校生になったらもうやりまくり。
攻は受が破れた初恋を引きずっているのだと思っているけど、本当は引きずっているのは初恋ではなくて…というお話。
なんだかんだで二人とも一途で村上さんらしい可愛いキャラです。
あとがきまんがでは『俺の気も知らないで』『プライベートレッスン』のキャラが絡んでて思わずにやり。
絵柄結構違って時の流れを感じました。
ネコ×ネコというあまり見かけない設定がとてもおいしいです。
男同士っていう難関がまずあって、それを乗り越えてもネコ同士という壁。
しかし、受の朋記の可愛らしさのおかげでその壁は見事崩壊。
ずっとネコだった安積をも陥落させる朋記の可愛さは見ものです。
ちなみに私は朋記が初めて涙を見せるシーンで落ちました。
ページめくった瞬間ひぇぇぇ可愛いぃぃぃ!と叫ばずにはいられなかったです。
朋記ならノンケだって落とせる気が…w
でも安積も朋記もネコで色気満載で可愛らしいのに
安積は言わずもがな、朋記だって男なんだ!と思わせる表現があるのがまた素敵です。
作品中は安積×朋記のみでリバは描かれてないのですが、
最後の描き下ろしえちシーンはまるで安積が入れられているかのような色気&喘ぎ満載でたまらんよかったです!
それに対する朋記の反応にもキュンキュンしすぎて苦しい!
たったの3ページであそこまで萌えさせてくれるなんて…!村上さん…恐ろしい人…!
なんだか可愛らしさばっかり語っていますが心理描写もとても上手に表現されています。
お互いを好きになっていく過程が不自然でなく描かれていて、すんなりと入ってきました。
朋記はゲイである自分に戸惑っている上に別の人が気になっている、安積はネコ同士だからあり得ないと思っている。
そんな状況からスタートしても、そりゃあお互い好きになっちゃうよね~、と納得できます。
「かなわない恋はしちゃいけないのか」はもう名言かと…
少女マンガ好きな人にはたまらないんじゃなかろうか。
村上左知さんの作品を読むのは二作目ですが、この作品ですっかりファンになりました!