登場人物みんな道徳が死んでて、せっせと人を殺します。
でも、仕事(殺し)をある意味真面目にこなしてるからこそ、フザけた世界でも気持ちよく読めた!
倫理観が0だけど、一本筋みたいなのが通っててそれが気持ちいいからこんなに心動かされたんだと思います!
それを強く感じたのは、組織幹部の命令通り受をちゃんと一回殺すところです!
好きになっちゃったから殺さないとか守るとかじゃなくて、組織幹部を説得させるためにも、一回ちゃんと殺す(ちゃんと殺すってなんだ)
掟通りにちゃんと殺したんだから、あとは好きにするってすごく説得力というか有無を言わさない力強い狂いがあって最高でした。
あと組織のボスが誰かわかるシーンと海上での告白シーン、かっこよすぎてシビれました!!!
受は終始シンプルに生きてて面白いし最高だし(もちろんサイコ野郎)、攻は本当にやばいサイコ野郎なんですが、話が進むにつれてどんどんカッコよさがわかるシーンが見られて、最初の印象がやばサイコだっただけに、最後はサイコかっこいい野郎に昇格します。
この、サイコだけど共感とか格好良いって思うところがあるから読者としてキャラのこと大好きになっちゃうんですね!
この世界観にもっと浸かりたい!なんともうすぐ新刊発売のようなので紙でも電子でも買います!人生がまた一つ楽しくなりました!