かん衛門さんのマイページ

レビューした作品

女性かん衛門さん

レビュー数3

ポイント数16

今年度287位

通算--位

  • 神2
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

めちゃめちゃ泣けるので全BL好きに読んで欲しい

おもしろいと聞いたので、発売されていた3巻まで纏めて購入して読みました。

すごく、すごく、良かった!!

お願いだから1巻だけじゃなくて、3巻まで、せめて1巻と2巻は一緒に買って続けて読んで欲しいです!
1巻だけだと、最後「なんで?!」ってなってしまうので……。もちろん、1巻だけでも面白いし満足感はあるけれど、この作品は巻を重ねる毎に面白さも満足度も上がっていきます。ジーノとダンテが愛しくて、二人の幸せを願う気持ちが大きくなっていきます。
攻のダンテも、受のジーノもどちらも可愛くてかっこいいです!
是非BL漫画が好きな多くの人に読んでもらいたい作品です。

とても好みな一冊でした

3Pものはそれほど惹かれなかったのですが、こちらの御本はとても素敵な三角関係でした。
攻の二人・濡羽と天満が、受の鋼志郎を挟んで互いに牽制し合いながら、それでもいざとなれば二人で鋼志郎を助けに来るところ、けれどもしも鋼志郎が自分たち以外の者に奪われるくらいなら一生閉じ込めても構わないと考えているところ……人ならざる者らしい価値観を持つ攻が怖くてとても良かったです。
そして、その二人に執着される鋼志郎も無鉄砲なのかあざといのか……なかなか魅力的な性格で、狗神族に愛されるのも納得がいくキャラクターです。

”極楽の島”の顛末については少々性急に感じますが、メインは人ならざる二人に執着された鋼志郎、その三角関係なので、寧ろこのページ数でよくお話を纏められていると思います。
ねっとりと絡みつくような執着愛、濃厚な3Pシーン。少々背中がゾクリとしますが、読後感は悪くないので気になる方は是非読んでいただければと思います。

シリーズを重ねる毎に最高を更新していく

改めて、平良と清居の二人を愛おしく感じた一冊でした。
相変わらず、というかより一層キモさが増している(褒めてます)平良と、そんな平良を気持ち悪いと思いながらも理解が深まっている清居。
二人の会話は思わず笑ってしまうほど面白いのに、最後には二人の想いの強さに泣かされてしまう……このシリーズはどのお話もそうなんですよね。
クスクス笑って読んでいたのに、読み終わったときには涙が溢れている。凪良先生の読者の心を動かす文章が素晴らしいと思います。

この先も二人には様々なことがあると思うけど、その度にすれ違って、また互いに成長していくんでしょうね。山形社長のような温かな目で清居とそして平良の成長をこれからも見守っていきたいと思います。
平良と清居、唯一無二の二人のこれからをまた読むことができることを願っています。

想いの強さが未来を変える

死んでしまった元恋人を死なせないために、四年前にタイムリープする主人公(受)。
だけど、戻ってきたその日は、その恋人から別れ話を切り出された当日だった!

元恋人が死んでしまう未来を変えるために、なりふり構わず貴文は頑張ります。周りからも性格が変わった?と驚かれるほどに一生懸命に。
やり直したい過去があったとして、人はそこまで選択を、行動を変えることが出来るでしょうか?私は、難しいと思っています。たった一つの選択を変えたからといって未来は大きくは変わらない。他の要因と相まって、結局今と同じ未来へつながっていく……そう思っているので、貴文の行動力には驚きました。
おそらく、彼にとって湯峰の死を回避したいのはもちろん、ずっと湯峰との別れが心の重しになっていた。だから、あれほど必死になれたのだと思います。

タイムリープものは元々好きなのですが、この本はその中でも上位に入る好きな作品になりました。タイムリープものが好きな方は、絶対に後悔しない物語だと思います。是非読んでいただきたいです!

静かだけど温かな物語

作者様の作品を全て読んでいるわけではありませんが、私は今のところ「セカンドクライ」が一番好きです。

作中、大きな事件は特段無いんです。敢えて言うなら、攻めのお兄さんの死。
その一番大きな出来事は既に起こっており、お兄さんの葬儀から話が始まります。
攻めはお兄さんの遺言によって、一人の青年と同居生活をスタートさせます。
”普通の生活”を送るうちに、孤独だった二人の心が少しずつ開かれ、惹かれ合っていく……とても静かで美しい、そしてぬくもりのある物語でした。

慧の想いは恋愛なのかな?と途中疑問はありましたが、彼が初めての夜に泣きそうな顔で言うセリフがその疑問を打ち消しました。
心が温かくなる、幸せな一冊だと思います。

こんな奴隷あり?!

オークションの売れ残り奴隷を仕方なく2円で落札した闇オークションの雇われオーナー。
落札したとはいえ、さっさと解放するつもりでいたのに、何故かその奴隷に懐かれて、果てはセックス相手(攻)も務めると言い出され、家に押しかけられて……

闇を抱えつつも、外面はめちゃめちゃ明るく人懐っこいガタイのいい大型犬なお兄ちゃんが、オークションにかけられ落札されている時点で、BLでよく見る闇オークションではない?と笑ってしまいました。
シリアスよりもギャグ寄りな感じで軽く読めるのですが、読み返せば読み返すほどに、そのコミカルさの裏にある誠実の執着や光太郎の寂しさが伝わってきて、この二人は互いを救い合って、互いに救われているんだと思いました。
年上の光太郎がイかされるところはとてもエロいですし、欲望露な誠実の表情も雄っぽくて最高です。満足できる一冊だと思います。

確かに読む人を選ぶかもしれない

【ディーン】
性的興奮と暴力が結びついているコトは、一生好きな人を作らずにいるつもりだった。けれど、密かに想いを寄せていたソノから告白されてしまう。ソノに暴力を振るわないように、コトはソノに抱かれることを選ぶが……

【クラスメイト】
いじめが性加害へ(救い無し)

【ハレの日】
ゲイの父親が息子もゲイであると気付く。父と息子の家族愛がメイン。

【アイ、セイ】
アプリで知り合ったアイと爛れた関係を続けるうちに本気になって……

人格を疑われそうですが、「クラスメイト」含め4作品全て私の性癖ストライクでした。
4作品共に世間一般的には”普通でない人”に焦点を当てた物語です。
読む人、読むタイミング等を選ぶと思いますが、この本に惹かれた方、気になる方は読んで損のない一冊だと思います。迷うなら是非、読んでいただきたいです。

萌×2に評価を変更したい

最初に一読して評価を付けたのですが、その後、時間が経てば経つほどに自分の中で評価が上がっていった作品です。
作中で起こる事件自体に目新しさは無く、犯人も動機も想像の範囲内といえると思います。
ただ、不器用な男(特に受の辻)が、読了後どんどん愛おしくなってくるんです。ツンデレというか……デレてはいないのですが、愛を知らない辻が二人の男(財津と菊池)に愛されて恍惚の淵で涙する姿に、読んでいて心が震えました。
甘すぎない関係なのに、三人でのセックスは何故かとても甘く思えます。エロさもしっかりあるので、是非読んでいただきたい作品です。

この物語に何を求めていたのか?

この最終巻の評価をどうするか、ずっと迷っていました。
壮大な物語をハッピーエンドに纏め切ったこと、ノア・テメレア・雄一郎が互いに絆を強め夫婦であると共に家族に成ること、とても素敵で温かな物語でした。満足です。

その一方で、葵やエドアルドについて、どこか中途半端な気がしています。ノア+テメレア×雄一郎のBLとして読むのなら、どうでもいいのかもしれませんが……
私は異世界戦争ものとしての重厚さを求めてしまったのかもしれません。
それから、正直に言うと、ゴート×雄一郎の話にもモヤッとしてしまったんです。ゴートとの過ちがあった後、どちらも失いたくないと言う雄一郎に釈然としませんでした。それに、IF、つまり『もしかしたら、ゴートとセックスしていた未来があるかも』ということですよね……ということは、そうじゃない未来=ナナシくんが存在しない未来もあるということになります。なんというか、IFという免罪符で、ナナシくんの存在が曖昧になるのは……と。IFにせず、雄一郎には「お前らみんな愛してやる!」と胸を張って欲しかったのかもしれません。全て私の勝手な期待で神評価を付けることが出来ませんでした。ごめんなさい。

鍛え抜かれた強面の(しかも年上)受けが、長髪美形や年下王の攻めに喘ぎ乱れるところは、3冊通してどのシーンもとてもエロくて最高に楽しかったです。
全体としては満足できる作品でしたし、結局何度も読み返しているので作者様の書かれる世界観や萌えは好きなのだと思います。次作も叶うなら拝読させていただこうと思っています。

CANIS-THE SPEAKER- 4 コミック

ZAKK 

お見事です!

ずっと続きが気になっていた作品の最終巻。
どんな結末が彼らに待ち受けているのか、ドキドキしながら読みました。
……良かったです。色々なものを犠牲にしてきた三人が、幸せな未来に辿り着けたことが本当に嬉しく安堵しました。穏やか、とは言い難い未来かもしれませんが、この先三人が一緒なら大丈夫だと思えます。三人にが共に望んだのは、三人で一緒にいることなんだと納得させられるのは、ここまで三人の心情を一コマ一コマの絵に刻みつけ、読者に伝えてきたからだと思います。
本当に読み応えのある素敵な物語でした。完結おめでとうございます。最後まで彼らを追うことができて幸せです。ありがとうございました!