なんて心のあたたまるお話なんでしょう!!
魔王のギャップと人柄にやられました〜。ウッ衛生兵!
あたたかくて優しくて穏やかで。魔王と勇者のお話なのにとっても楽しく読めました。
角が生えてて強面で全身黒くて大っきな魔王が実は…な設定が良すぎですよ!まおうしゃま〜。
そして勇者(仮)のフィルの柔軟さや優しさ。
ピンチもチャンスに変えた二人。
宿命で運命の相手に出会ったら種族も立場も乗り越えて欲しいですよね。
二人のかけあいも楽しく夫夫漫才でいつも笑っていて欲しいです。
番外編の使用人たちのお話もとっても良かったです。
ますますお城の暮らしも賑やかになりそうですね。
BL版の冒険物語というか読み物って感じでした。
次々とあがる高評価に飛びついてみましたら…。
本当にごめんなさいです。
高校生ものはもう近づかないようにしてたのに、こちらからぶつかりに行って因縁つけてるみたいで。タイトルがもしかして面白いお話かも?と思ったのですが…。
幼馴染3人組、ドリカム編成ですね。
王子とヒロインとヤンキー。
まずヤンキーの理由は?
そしてヤンキーの噛ませ犬だとか自虐が読んでて苦しいです。
周囲の女子からも邪魔とか自覚しろみたいな心ない声。
高校生ならではな拗らせた思い込みや、周りの女子たちの幼稚な押し付けや、そもそもありえないヒロイン像やら、ほぼ全てのエピソードが無理でした。萌えに全くかすりませんでした。
もう干からびてる身には高校生の自意識やすったもんだが、読んでて逆に恥ずかしくなってきます。
本当にごめんなさい。なら書くな!なんですが、せっかく発売日に買ったので。
宮緒さんらしいお話でした。
前半はオカルトホラーな、読ませる力がすごい!
清く正しく美しい諦めない男な主人公鋼志郎。名前の通り強くてしなやかで逞しく。
友を探しに極楽島へ…。
なんだか駆け足でしたね。もう少し描写を詳しく欲しかったです。
鋼志郎がとにかくスーパーマンでした。
勇気と正義感と機転と。なんでそんなに賢いの?よく土壇場で正解がわかったね!な。
二人の攻めも頼もしすぎ!やはり宮緒さん攻め。鋼志郎を引きずり込みますね。
前半は駆け足でこれで1冊書けたのでは?な感じでした。後半もきっと読み応えがあるんでしょう。鋼志郎は逆境でも諦めない男が好きなのかな?
後半
明治の高等学校男子たちの言葉遣いや武士の末裔ならではな気概がいいですね。
またまたピンチに。しかし真っ直ぐな男鋼志郎、折れません。
今作も攻めの執着がすごいですね!元々一週間ほど極楽島で一緒にいただけなのに、ここまでとは!しかも互いが独占欲が強く殺気まであるのに鋼志郎のためだけに協力して。
どんなに抱かれ包囲されても男らしい何も変わらない鋼志郎が新鮮でした。
表紙に4人。これは複数プレイか四角関係?真ん中の美しい人を取り合うの?と思ったら違いました。
お話は不憫で辛くて緊張感がずっと張り詰めて。
レアンがシエルの名前を聞いたことで前世を思い出し…。シエルと彼を巡る二人の王子の悲劇を。
その前世の物語の記憶と現世の悲劇の芽を摘むようなお話です。
とにかく緊張感がすごい!なんとかしなければ!ふぅ〜間に合ったの繰り返しで。
ほぼレアン視点で進みます。本来の物語にはレアンは登場しないのですが、なんとか悲劇を防ごうと命がけで3人を守ろうと。
BLでありつつ4人の成長と過去の整理の物語でしょうか。とっても読み応えがありました。
レアンがすっごく頑張ったね!!そしてシエルの執着も激重です。
僕が守らなきゃな天使かと思っていたシエルの心の中にびっくりでした。いいですね!
カイエンやエドワードもそれぞれ苦悩しながら宿命を解決して。
壮大でした。カップルだけの恋が成就するまでを見守るんじゃなくて、4人のハラハラな青春と青年期をまさにハラハラしながら、次はいったいどんなピンチが?と止まりませんでした。
激重なシエルの愛と独占欲もほどよくマイルドになって。絶対にレアンは俺のモノ!なシエルですね。世界一美しい人なのに。
番外編
緊張感ただよう本編とは違って、楽しくワクワクな短編でした。嬉しい再会やレアンの魅力など。こちらで読後も楽しくなりました。
異世界召喚の聖女に巻き込まれてな主人公のお話ですね。
てっきりこの厚さなので国を護ったり陰謀があったり呪われたりとかあるのかな〜?と思ってたら?
ひたすら主人公ハルが後見人の騎士アルフレッドに溺愛され外堀を埋められるお話でした。
主人公の自覚待ちが長かったですがアルフレッドがハルに婚活衣装を仕立て自分色に染めたり、イヤーカフ(GPS付き)を贈ったり。尽くす攻めも良かったです。
また、ハルの幼馴染で一緒に召喚された聖女の澪ちゃんもとっても良い子で良かったです。
ちゃんと芯と良識があり、イケメン王子や神官にもよろめかず。
なんですがね…。お話が壮大すぎて、あれ?恋愛は?なのもほどほどにして〜なんですが。
このお話はほぼハルとアルフレッドが二人で無自覚イチャイチャしてる感じで。
アルフレッドって仕事してないの?会議以外。
1冊まるまる余計な邪魔や試練や苦痛もなく恋愛に集中できるお話でした。
アーサー・ラザフォードシリーズの番外編ですね。お付き合いも2年。NY生活は1年半の落ち着いてきた二人です。
読み応えがありました。じっくり二人の気持ちや考えが書かれてあり、相手への怒りや反省やこれからのことなど…。
トキに親戚が見つかったから会いたいと言うトキに、アーサー!どうしちゃったの!?な反応で。アーサーは話し合いさえ拒んで寝室も別に。ええ〜本当にどうしちゃったの?な始まりでした。
アーサーの傲慢さにこちらも怒りがわいてきます。なぜわかってあげないの?アーサーはスクールの出資者だけどトキが一週間レッスンを休むのがそんなにいけないの?
そして日本。トキと親戚との対面は心配していたようなことは起こらず。良かったですね。
そしてアーサーもトキも最低限のメールしかせず、お互い反省するのですが…、アーサー!!な〜にがこれくらいの意趣返しだよ!何やってるの!トキがそんなことしたら激怒して軟禁しそうなくせに!
最近は初恋王子シリーズもアーサーシリーズもだんだん攻めが、許しがたいけど憎めないけどやっぱり許しがたいようになってきました。