「筋肉BL」アンソロジーの続編。なのでオール読切りとか言っても続きの話もちらほらあり。
12作品収録。
以下、収録順にざっと。(作者様敬称略)
「恥ずかしがりやな雄尻さん♂」斑まだ
主人公は銭湯の跡取り。絶対タオルを外さない常連さんのお尻が見たくて…
お尻見せてとか言ってるうちに何故か挿入っちゃいます。
「俺の愛しい脇」金子アコ
脇の下の匂いフェチの運送屋さんの続編。嫌がって避ける先輩を無理やりに。
「おムネちゃんの災難」にやま
彼女と別れたばっかりのおっぱい星人に男でもいいやと言われて、胸を弄られて感じてしまうおムネちゃん。ちょろすぎてなんだか可哀想。
「僕の自慢のライトプリンス」松基羊
アニオタとごついコスプレイヤーさんの続編。撮影会に護衛として付いていくが、彼にヤキモチを妬かせたくて女性レイヤーと際どいポーズを取るうちに…
ちゃんと甘々なので心配無し。
「恋人依存症Aの幸福」ミナモトカズキ
年下の恋人を溺愛してるのに他の男の影をチラつかせてジェラシーを煽るイケおじ。
手放せないから自分に依存させようと。うーん…やりすぎると危ないと思うよ。
「雄っぱいの揺れにご注意ください」わかちこ
満員電車でいつの間にかガタイのいいイケメンリーマンに密着してしまったフリーター。なぜかイケメンが反応し始め、2人で次の駅で降り…
さて、バイトの面接に行ったら面接官がそのイケメンでしたよ。
「BORDERS」鬼嶋兵伍
中央アジア?の敵国同士の将軍2人が次第に打ち解けあっていくが、ついに戦が始まることになり…
これ、衣装も肉体もサイコーです!さすが鬼嶋先生。
「ワンダフル・ロンリネス」土狼弍
ワンナイト主義のバッグデザイナー・蜂谷。一途な年下バイヤーに絆されて…
…と思ったら、彼は子供の時から蜂谷を知っていて慕っていた、からの〜ずっと夢見ていた、という天然執着というか。しかもバリタチの蜂谷をネコにしちゃいます。
「特別警備を突破せよ。」りーるー
大手不動産業の二代目・友也の見た目はチャラい。自社に入ろうとしたら強面の警備員に放り出され…
研修生と偽ってビル内を案内させ、途中で色々イタズラを。
りーるー先生お得意の、H大好きな襲い受けもの。
「ギュッとして!恋のサンタさん」紫妲たかゆき
紫妲先生ってガチムチも描くんだ…
女好きの大揮は幼馴染の乙目から告白されて逃げるが、クリパの途中で雪でガレージに2人きりで閉じ込められ…寒さ凌ぎにセックス⁉︎
「晴れた赤空」秋じたく
お山の赤鬼と青鬼。
赤鬼が人間と仲良くしたい気持ちを知って、青鬼はわざと暴れて赤鬼だけが人間に感謝されるように仕向けてそのままいなくなってしまう。寂しい赤鬼は人間に全てを話して…
赤鬼は褐色の元気系、青鬼は一本角でクール系です。
「はつ♡おじ」きよずみ々
ショタ甥とガチムチ伯父の続編。
このショタっこ攻めコワイ。体格差で潰されそうなのに攻めとは…
鬼嶋先生作品イチオシ!
にやま先生やわかちこ先生は安定。
全体で「萌」で。
面白みゼロの経理部・高坂を好きになり、高坂にプレゼン方式で告白してくる陽キャゲイの営業マン・稲森。
…という斬新な設定。
確かに面白くて、これまで色恋はおろか世の楽しみ/流行りに全く乗らずに生きてきた高坂のドがつくスクエアぶりと、キャピキャピしてる稲森の温度差が笑える…し、どうくっつくの?的な覗き見興味もあるけども。
高坂は稲森という人とどうこうよりも「新たな自分になる」ための行動かなと思い。
稲森はどうも惚れっぽい感じで、高坂は単に次のターゲットっぽいように思え。
それに高坂はあまりにも経験値ゼロでリアリティ無い。
そのせいか「初めての相手」となった稲森にのめり込んでいく高坂が無防備に見えました。
まあ、稲森にとって高坂がゲーム感覚ではなかったことは良かった。
ストーリーのテンポやエピソードの重ね方は巧みだと思います。評価は「萌」で。
狂おしい執着愛が更にdeeperな続編の下巻。
徐々にカズマに作り変えられていくナオト。
カラダも心もカズマ無しでは…的になっています。それでもカズマはまだ足りなくて。
やっぱ恋でネジが飛んでますね。
「普通」を盾に批判してくる横田くんに向ける視線の恐ろしさ。
ナオトへの想いはもはや狂おしさを越えて狂気の領域に見える。
でもやはり少年時代の原点、ナオトの痛みを治してあげたい、助けになりたい、その純粋さ、そこを共有しているからこそ、ナオトはカズマを真の意味で受け入れられるのだし、カズマも狂気ギリギリの淵で自分自身も救われてるんじゃないのかな。
そんなことを思いました。
エロシーンに関しては、上下巻通じてもうスッゴイです。
私個人としては、カズマがナオトに対してもゲスっぽい顔をするのがどうも馴染めない。上下巻それぞれ「萌」、トータルも「萌」で。
攻めの岸辺の愛が「深くて素敵」とは思えなかった1作目。
さて、タイトルにさらに「deeper」とついている続編、しかも上下巻!一体どこまで…⁉︎と思いつつ読む。
カズマの長年の想いを知り、付き合うことになったナオトだけど、カズマの本当の「長年」については到底追いつけないし、実際彼の本当のゆがみ具合もわかってない状態で。
1作目のレビューでも書きましたが、純粋だったナオトへの感情がどうしてこういう形になった?なぜクズ顔で笑う?
そこの違和感がずっと続いてます。
ナオトだけを強く愛して、愛しすぎておかしくなってる…のはわかるんですけどね。
表情の描き方が合わないのかなぁ。
とはいえ、当のナオトが「尽くされてる」と感じてるんだもんね。その上で自分もカズマに並びたいんだもんね。
2人がよきゃいいけどね、という結論。
今回、当て馬というかナオトのファンの横田くんにカズマが巧妙に攻撃しています。
何してもいいとでも思っているのか。
激しい執着はもはや認知の歪みだな、と思う。