「死にたがりは吸血鬼に溺愛される」電子限定おまけペーパーとなります。
1p。
以下、内容となります。
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自称不老不死の吸血鬼レオに「早く僕と同じ吸血鬼になってよ」と誘われているが、
「ならねぇっつってんだよ!」
いくら言っても、ツンデレオ〜ケ〜〜とか言ってニヤニヤ喜んでる。
「そばにいてくれるだけでうれしい」なんて言われると、必要とされることに慣れてない雄琥はドキッとして心がちょっと揺れるのであった。
(レオはそんな雄琥がチョロくてかわいい)
とか余裕こいてるけど、本編でもいつまでも契れないヘタレになったレオに対して、雄琥は覚悟を決めたら男前に逆転してましたよね!
吸血鬼ってのは耽美なところがいいんですよね。
本作は登場人物みな美形。
甘いキスシーンの延長のようなエロティックな吸血シーンが「吸血鬼」モノならではの萌えを引き立てています。
主人公は元ヤクザの雄琥(ユウゴ)。
組は解散し、戻る場所もなく死んでもいいと思っている。
そんな雄琥を助けて口説いてくるのが、自称吸血鬼のレオナルド。
自称と書いたけど、本物です。
20年前、日本で死にかけていたレオを偶然助けたのが子供時代の雄琥で、その時からレオは雄琥を伴侶に選んでいた…
レオはひたすら雄琥を口説き、世話し、抱きつぶし。
はじめは反発していた雄琥もレオと生きる事を考え始める。
なのに、逆にレオがいつまでたっても「契り」を実行してこなくて…
…という感じで、攻めはヘタレに、受けは男前に転ずる的な「転」があって、後半にレオの過去や狼男の友人(こちらもイケメン!)など盛り沢山な印象。
最後ちょっとごちゃついたかな〜と感じるけど、登場人物みなイケメンでエロシーンも充実、読んで損は無しですね。あとがきもいつも通りおもろいです。
「訳アリ淫魔はそれでも誰かに愛されたい」の番外編。
まず冒頭は、鬼族の王子であるつくもの乳児〜幼児時代のミニエピソード。
生まれてすぐに地獄に放り出されてひとりで崖を登ってきたつくも。
お相撲して遊んでるところに父鬼王が来て、マジ頭突きで死にかけるつくも。
「お母さんは?」
「15の時に出てったっきり」
…という話をプロレス観戦中に百合也と話しながらイチャイチャする九十九だけど、そこに入場してきたディーバ(女子)レスラー「死紅玉悪(シルビア)」を見て…
「お、おふくろ‼︎」
ついに母と再会した九十九でした。
続いて、九十九と百合也が引っ越してしまってポンコツ天使が孤独になってしまったエピソード。
そのままクリスマスになってしまったけど、町で九十九に偶然会ってクリパに誘ってもらえるお話。
「訳アリ淫魔のしあわせ暮らし」
そんな感じで、再会後穏やかに暮らしている九十九と百合也。
しかし、遂に父鬼王がやってきてしまう。
そこに母(シルビア)が現れて……
父鬼王をぶっ飛ばしたみたいです。
今回もただやられっぱなしの九十九。百合也の愛は変わらないけど、やっぱもっと強くなろうね。
菊地原x市川義一の「残像スローモーション」の2巻!
この2人は〜…シリーズで一番好き。
なんてったって、ケンカップルなのにしどけなく溶け合うところがとにかく最高。
仁は卒業。遠距離恋愛が始まる…という事で「卒業旅行」しよう!っていうのが大きなイベント。
大学入ったばっかの子と高3の子が行くには贅沢すぎる旅館チョイスだな。
でもBLテッパンのH三昧には必要な描写だったか。
この2人、悟っちゃってるような所とか、あとエロ方面では年齢に似合わぬ熟成感を漂わせてる。特に色気はけしからん。
描写は大袈裟な喘ぎや擬音が無いところが非常に私好みで、美しい絵柄と合わさって一言でエロいとか片付けるのが勿体無い官能を感じさせる。
…というエロ方面はソレとして、やはり所々年齢相応の幼さ、焦り、思い込みなどがのぞくギャップもいい。
まだまだまだ若い2人。指輪なんか交換しちゃってもこれから色々あるわよって事で、まだ続くそうなので色々期待はしてますけど、あんまりツラい試練は与えないで〜って思っちゃいますね。
センチネルバース作品。
センチネルものを読むのは初めてではないけれど、さすがベテラン、今までで一番読みやすい!すんなり世界観に入り込めました。
五感のどれかが特別に発達しているセンチネル。
その感覚の暴走を抑制するガイド。
…という大前提があっての、日本の三本の指に入るほどの高度な五感全部のセンチネルの天川と彼専属を命じられたガイドの黒井のストーリー。
しかし、天川はガイディングを頑なに拒否して能力ギリギリまで追い詰めるような働き方。
なぜなら。
まだ養成時代、自分の暴走に黒井を巻き込んで彼のバリアが壊れた事があるから。
好きだから、もう組めない。
そんな強気の意地っ張り。
一方黒井は歴然と能力差のある天川を護れる自分になるために、5年間のアメリカでの研修を経て力も心も鍛えて戻ってきた…
…んだけど、何かにつけ「仕事だから」を枕詞にするので、天川はすっかり誤解を。
そんな中で、センチネル集団特に天川の能力を潰す事を狙う勢力が!
…と事件を絡めて天川の命が危うくなり、その状況で2人の愛が成就し、とドラマチックにストーリーが動くのはさすがベテランの腕。
ガイド無しでは生きられないセンチネル。でも…という揺れ動く「愛心」(恋心より深く)、厳しさと甘さの対比もとても良かった。「萌x2」で。
現代を生きるリアルな男性たちのリアルな恋愛事情を描くくらのね吉先生の新作テーマは…ズバリ「セフレ」!
主人公のかなたは今もひとり馴染みのセフレがいるけれど、もうひとり欲しいかな〜という事でのマッチングアプリ。
そこで連絡を取ったのが「ちひろ」という男性。
彼はクローゼットゲイでこれまで誰かと付き合ったこともなく、本当の恋をするまでに経験をしておきたい、と言う。
かなたも納得して早速ホテルへ行くも当然ちひろはぎこちなく、かなたはイマイチ満足できないんだけど、ちひろはまた会いたいと言ってきて。
その後会うようになる2人。
ちひろも段々セックスが上手くなってきてかなたの満足感も上がってくるが…
ストーリーとしては、好きなのにはじめに「セフレで」と言ってしまったためにモダモダする…というBLではまぁあるよねというパターン。
だからまあ結末もわかってる。
本作で面白いところは、まず2人のキャラクターのギャップ感。
かなたは目立たぬフツメンだけど実は性的に奔放で、千弘は女性にモテモテで勝手にキラキラ系と思われてるけど実はちょっと暗め、とか。
そして何よりこの2人は実は…という接点のお話。
誠実味は薄めで性欲中心だったかなたが千弘ひとりを恋人として愛するようになるので、読後感は良いです。
現代ものとしてとても読みやすい。くらのね先生さすがです。
攻めx攻めならぬDomxDom恋物語、第2巻!
私なんて続編というとすぐ波乱!とか考えちゃうけど、さて本作は…?
…と読み出しましたが、相変わらずマサがとってもカラッとしてていいですね〜。
攻めx攻めの攻防とか、恋愛となるとベタベタとかウジウジとか、そういうのが無いのが最高です。
逆に。
オトの方がイジイジしちゃう感じ。
DomのマサをSubにしちゃっていいんだろうか…みたいな。
そこで元の関係性に戻ろうとしたり…っていうのが今回の波乱部分と言えそうだけど、とにかくマサの方が自分のSwitch性をさくっと受け入れて、オトとのプレイを快く感じている事をストレートに肯定してる。それどころかサブスペースに興味津々で、オトに本気のコマンド出してくれ、と迫る。
波乱になり得ないんですね。
オトは逡巡してるけど、あるきっかけでメラメラと「おしおき」したい、という本能が出てきて遂に…
ただですね。マサが男前すぎて色気の方面は今ひとつの気がします。
ここはひとつ、オトの方に官能表現多めでぜひ「攻め喘ぎ」お願いします。
攻めて喘ぐ。Domでも喘ぐ。
2人のストーリーはまだ続くようなので、楽しみにしてます。