先にレビューされていた方々ありがとうございます。おかげで久しぶりに心にトスっときた漫画に出会えました。
購入してから何度読んだことか。
これぞリーマンBL。求めていたものでした。
同僚でライバル。お互いに仕事では負けたくない気持ちが強くて、まぁ受のやり方は少々どうなの?って感じもありますが、お互いに相手が‘仕事が出来る男’だと認めている。
ちょっとした誤解といじわるから、受は攻への気持ちに気付くも流されつつも認めたくなかったり・・・
攻は受を手に入れられると思っていなかったのにその誤解から実は手に入りそうとなってエンジンがかかるも・・・
流されたり拒否ったりの受にいつもはすべてに出来る男の攻が翻弄され、そこにはいつも後輩くんが絡んでいて、それぞれの思惑が交差して面白いです。
個人的にBLの魅力は、相手の仕事(能力)を認めていたりライバル視していて、なおかつ惚れると言うところにあると思っているので、このタイプの話は大好物です。まさに「咬みつきたい」はぴったり。
「咬みつきたい」の意味もいろいろ含まれていて、本当に口でかみつく、言葉でかみつく、行動でかみつく(襲われる)などなど。
よく出来ているなと思いました。
次期社長とされる奔放な後輩くんもお相手がいるので、スピンオフ希望です!
この人物の方がはっきりしたタイプで、違った展開が予想されるのでこちらもとても魅力的。
最後は語りで終わるのが、ちょっと似つかわしくない気がして(コメディなのに急にラストだけシリアス?)その点が残念ではありましたが、とにかくこの作家さん大好きになりました。
次の作品がとても待ち遠しいです。
大の虫嫌いのワタシが、虫に耐え虫に耐え虫に耐え…読み続けたのは、もちろん面白かったからです。
そして、最終巻。楽しみにしていました!
が、期待したあまりか?つまらなくはなかったのですが、それほどドラマチックに感じられず展開にもわくわくすることができませんでした。
いつものような、ぞくぞくわくわくどきどきが薄くて。
ラストは確かに映画のようなエンディングで、ぞくぞくしましたが、その前に本編で萎えてしまってたので、ふーんって感じでした。
とても残念ではありますが、トータルでは本当に面白い作品だと思っています。
奇想天外な発想にわくわくして、大嫌いな虫にぞくぞくして…
CPふたりにあまり甘さはないですが、静かな気持ちの変化に萌えました。
生涯離れず運命に抗わずふたりで共に生きていくのだろうとしっかり思わせてくれるのがイイです。
優れた文章好みの文体ということもありますが、本当に本当に虫が大嫌いなワタシに「虫」という題材であるにもかかわらず読ませてしまうと言う作家さん、凄いです!
ナニコレ!面白い!
ふんふん幽霊見えるんだ・・・署長さん。オカルトちっくなの好きだしいいかもなんて思ってたら、そこそこシリアスに始まりそれをすっかり忘れて読んでいたら、出たよ!破廉恥幽霊!
もう笑っちゃいました。思わずふふって声出してw
怖い方の幽霊じゃなかったヨ・・・
署長さん、よりによって嫌いな元同級生で今は管理官として同じ職場で働くオトコに抱かれるという試練。なぜかと言うと、えっちに未練がある幽霊くんを成仏させるため。
犯人逮捕を手伝ってくれたお礼なのですが、いや、幽霊くんに脅されてなんですけどねw
なんと強引なんだけれど、署長さんもよく決心されましたなな展開。
ベースはありがちで、学生時代の出来事は誤解で溝ができたけれど攻の管理官はずっと受の署長さんのことを好きで、最後は誤解が解けてハッピーエンド。
そんな二人を破廉恥幽霊くんがあれこれかき回してそして手助けにもなってるわけです。そこがなんとも面白い。
とにかく幽霊くんはえっちがしたいので、すごい要求をするわけですが、お堅い署長さんが自ら進んでそれを求めるわけですから、きっと管理官もなんで?!と思っているはずです。ですが、もうエロに突き進んでいるので、その辺はスルーでいろんなバリエーションでいたしておりますw
とにもかくにも署長さんも自分の気持ちに気づき、なんとか破廉恥幽霊くんも成仏させてまるっと収まったのでした。
ファンタジーな部分をきちんとまとめているところがとてもイイです。
楽しくて笑えて萌えて、これでもうちょっとホロっとさせてくれたら満点でした。
でも「神」つけちゃいますw
発売日よりちょっと早めに届きました♪
いや~聴き応えありました。原作も厚めな本ですが。
進みはほぼ原作通りで、多少のカットあり盛ってるところもありますが忠実です。
一弥役の羽多野さんが語る部分が多いので、羽多野さんのファンは必聴です♪
静かに語る声、岳を愛しむ声、艶っぽい声、悩んでいる声。いろーんな声を堪能できます。
岳との普通の会話をするような場面はとってもやわらかい声で、とにかく岳のことが可愛くてしかたない様子がとても良いです。
えっちシーンはもう低い声で甘く囁かれるとね…ヤバいですよ(笑)
増田さんは岳が寡黙なので語りは少ないですが、一弥に対して遠慮しがちに話すことが多いのに激しい気持ちを表したり、しっかりと意思を伝えるところの強弱がはっきりしていてとても気持ちが伝わってきました。
原作を手に聴きましたが、久しぶりに読んで再び感動しました。
岳の「逃げんのはどっちだよ」のところは何度読んでも(聴いても)泣けます。
バーのシーンで(原作にもありますが)オカマさんの声が入るのがイイ感じです。和みます。本編がシリアスちっくなので、このシーンとかところどころで一弥の岳をからかうようなセリフがよいアクセントです。
岳が剃毛のことで一弥が過去にもそういう事をしていたのかと変態を見るような目をするところはカットだったので、些細なシーンではあるのですが少し残念でしたw
ボクシング(会場)シーンはとても臨場感があって、ほんの少し付け足されたセリフでさらに感動が増しました!
ミニドラマCDはオリジナルが入るのかななんて勝手に思っていたのですが、原作書き下ろしの「after care」でした。この後にもトークあり。
得点トークCDのお話の中心は「お酒」と「剣道」と「ワセリン」!
ペーパーは「岳がスパー練習でパンチを避けきれずその結果あちこちに一弥がつけた赤い印がついていることが発覚そして岳は赤くなり一弥は青くなる」でしたw
原作もCDもとにかく満足な作品です♪
ずいぶん前に読了して、自分の中で評価も良かったのに、レビューも評価すらもしてなかった…
どんな内容だったっけ?とさらっと見るつりががっつり普通に完読!
そして、やっぱり面白かった!
そもそも設定が大好物なのと、まったく甘くないようでいて甘いのがイイ♪
この二人がこの先どんな感じで関係を続けていくのかもっと読みたいです。
「仁義なき嫁」のスピンオフとは知らずに読んでいましたが、これ単独でも問題なかったです。
「仁義なき嫁」は姐さんからオススメされたことがあり、読みたいと思いつつシリーズで長いので躊躇してましたが、めっさ読みたくなりました。
積本が多く、それ以前にオススメされたのもまだ手をつけておらず、いつになりますやらですが^_^;
ふたりのぜんぜん甘くないけんかのようなえっち、逆に萌えます(^^ゞ
拒みつつも受が攻に傾いていくのが上手く展開されていて、最後は受と共に読み手も陥落w
この先は甘くない物語にはなりそうですが、それを乗り越えてあまあまになるところまで想像しました♪
あれれ?なんだろう?この感じ?
大好物の極道物。
設定もろもろ好みなのに、まったく萌えませんでした。
まさか、自分がこの設定で「しゅみじゃない」をつけるとは、ショックでした。
受が気持ちを隠して攻を犬にしているのも、攻が切ない想いを隠してひたすら犬でいようとするのも、組のいざこざも、同級生同士の三角関係と見せかけるのも、受の復活劇も、タイトルも…
どれも良いのになぁ。
一部地雷もあったからかもしれませんが、それを引いてもいろいろな要素はとても魅力的なものだったのに。
文章の運びや文体との相性ですかね。
あまり原因がわからないのが正直なところですが、萌えられず。
本当に残念でした。
切なくて凛とした印象の小説。
開業医の受は過去の恋愛で悲しい思いをしていて、後悔もあって忘れられず、恋愛に臆病になっている。
そこへ日本画家である攻と出会い、苦しく切ない想いを抱えながら、乗り越えて大切な人を得る。
そんな受なので、攻は強引じゃなきゃ成り立たないのですが、BLって攻が強引って多いいなぁとしみじみ。
いや、私がそう言うのが好みなのか(^^ゞ
最初はそんな攻に受と一緒になっていらっとしつつ、でも受が再生するには必要な人で、そして、ふたりの絆は深いのだと感じました。
ふたりの気持ちが近づいても、受の過去の出来事の影がつきまとい、その影から抜け出すのはなかなかに難しい。
でも、その苦しさ切なさの先にふたりの幸せが。
攻の描いた美しい妖艶な天女の日本画を鮮明に思い浮かべることが出来ました。
それは素晴らしい朝南かつみ先生のイラストによるところが大きいです。
とても満足感の高い小説でした。
弁護士とやくざ、この組み合わせはとっても好きです。
この組み合わせで展開されるお話しとしてはありがちかな。でも、必要な要素はぜんぶ入っていてバランスは良かったように感じました。
バイオレンス的なところとか闇の部分は割とあっさり済んでしまうのでもうちょっとハード&ディープでもよかったのですが。
攻はやくざさんのセオリーのようにやっぱり強引な形でコトを進めちゃいますが、でもその後はぜんぜん強引じゃないので(落とすまでも落としてからも時間がかかってます)受の弁護士先生の方がかえって自分が悪かったんだと思ってしまってそこからどんどん深みにハマっていきます。
攻は気持ちを上手く表わせない人なので、まぁふたりが事件的に追い詰められたところで漸くお互いの気持ちがって感じでした。
展開も人物設定も良かった気はするのですが、受の気持ちとか考え方が少々わかり難かったのと、ところどころで言葉の使い方が不思議なところがあって意味がわからなかったり、表現が馴染まないところがあったのが残念でした。
それでも、この世界でふたりは末永く幸せにやっていくのだろうなと見えたのでBLとして萌でした。
あっ、あまり〝犬感〟はなかったです(^-^;
残念感いっぱいです(>_<)
職業設定も人物も好みではあったのに…
受も攻も好きになれずぜんぜん萌えられませんでした。
ストーリー的にも、後半急にいろいと展開し過ぎな感じで、面白みが半減してしまいました。
架空の捜査機関やサイキックという設定はすごく良かったんだけどなぁ。
受の攻に惹かれていく過程がなんかしっくりこなくて、攻のビッチ感にもやもやしてしまっいました。
きっと、愛情や絆も表現されているのだろうけれど、私にはそれがわからなくて。
ラスト、攻の受への愛情も感じることができず…撃沈(T-T)
内容の良し悪しと言うよりは、物語の運びとか文体が自分には合わなかったのだと思います。
挿し絵が好きだっただけに残念感増でした…
とても美しい小説でした!
読み終えてじんわりと幸せ気分。
バレエの美しい面だけでなく、悩み葛藤し、また家族との確執がありつつ、その中でふたりが穏やかにそして運命的に惹かれ合う。
本来は日本人でありながら受はほとんどフランス人として暮らしてきたので、習慣や感覚の違いがあって、攻が戸惑ったりするのがほほえましいです。
あとがきの後の「おまけ」は、やや出来すぎ!なお話ですが、ふたりの周りの人達と同じく祝福致しました♪
読後、読み手も幸せになれるお話。
いろいろな感想はあるのですが、映画を観ているような、目の前で展開されたような錯覚さえあって、あまり言葉で上手く表すことが出来ませんでした^_^;