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女性まぎぃさん

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ふたりの居場所

それぞれの生活を歩みながら、オフは一緒に過ごす二人。
久慈の実家を離れ、sレぞれ自分のマンションで暮らしていますが、吾妻はよく久慈宅を訪れて勉強をしたりあれこれしたり。
特に吾妻が予備校の仕事をしながら翻訳の勉強を始めたことで多忙を極めています。

そんな彼らの日常と、二人でいるときの会話、何気ない言葉の中に見え隠れする強がりと本音。それらがとてつもなく小気味よくおしゃれで、この漫画が永遠に続かないかなあと思ってしまいます。

最後のやりとりには涙が出ました。。

続巻も待ち遠しいけど、既刊も何度でも読み返して楽しめる、そんなシリーズ。

変声 コミック

はやしわか 

同級生

自分をしっかり持っている中川に憧れる棚橋。
走り方がおかしいと笑われようが、男子なのにソプラノ?と揶揄されようが一向に意に介しない中川。
一方の棚橋は勉強もスポーツも万能でクラスの人気者。けれど人目を気にしていて、どこかはみだしながらそれを恥じることもない中川に密かに憧れている。

そんな二人が雨の日に交流を始める、というキュンとする物語でした。
他に作者さんの短編がいくつか収録されています。
ちなみに、ナンバーナインの方はメイン作である変声のみが収録されています。
間違えて両方買ってしまいました。。

ギャグ

タイトルが個性的で、一体どんな漫画なの?と手に取ったのですが、作者さんの萌えが目一杯詰まったギャグ寄りBLでした。
荒削りな感じも初々しくてよかった。

幼なじみに片想いする司。その想いを、相手はそのままのキャラ、自分を少女に変えた少女漫画にして昇華させていたのですが、同人としてそこそこ人気があり、バレる寸前!?に追い込まれる、というお話。

かなりオタクな感じの言葉遣いやツッコミ満載でコミカルです。司がウジウジしてないのがいい。

ヒサの父などもっと膨らませられたところもあったと思いますが、独創的な表紙と内容で勢いもありあっという間に読了してしまいました。

ちょっと元気のない時にパワーをもらえる作品。

後編とスピンオフ

上巻からの続きが半分くらい、残りは王の側近カップルによるスピンオフが3話分入っています。

さて、人間であるゆえに番に相応しくないと、王宮を離れることになったシーアですが、二人が相思相愛であることは変わらない事実で、どうハッピーエンドに向かうか?という続編でした。
やはり王の強い思いが周囲を動かすという展開です。しかし、犬の長であるアクロの立場や気持ちはどうなった、というのが気がかりですね。
そのあたりが解決しないまま、まあ二人が幸せだからいいか、と。。

ところでスピンオフの方ですが、草食動物で高い神性を持つ側近のリーカーが主人公。力では肉食動物に敵わないのを精神でなんとか持たせているが、その柔らかい内面を晒すことが出来る相手は。。
というお話なのですが、上巻の匂わせからてっきりアクロだと思っていたら、そっちでしたか。

メインカップルともども、Hシーンは官能的でした。

タイトル通りのカップル

神性が強くなればなるほど人間の体を持つという獣の世界。その王は、獣になれないヒトの子を好いていて、というお話。
恋が何かも分かっていないシーア。その名を呼ぶことも憚られるような王、ゼン。だけれど二人は身分を離れて生き物同士として向き合っている。

さて、そんな王が妻を娶ることになるのですが、二人の運命はいかに、というのが上巻です。

シーアを獣に見せようとお面を被せ、花嫁候補に紛れ込ませると、シーアを求めてやまない王、ゼンはすぐに気づいて、王宮に呼び寄せるのだが。。

二人の前途はなかなか多難そうです。

花贄と鬼の王 コミック

池泉 

鬼と人間

人間に害のある魔物から守ってくれる鬼を大切にするヒトと、食べ物として生贄を捧げてくれるヒトを守る鬼の共存関係。
その狭間で苦悩するカップルを描いた作品です。

鬼のためなら生贄になってもいい、むしろそれを望む桃。しかし使える先の鬼、玄柳はそれを良しとしない。ヒトを食べることを拒み、体調を崩すまでになっている。
懸命に薬草茶で癒そうと玄柳に尽くす桃だが。。

可愛くて一途な桃と、悩める鬼、玄柳。お似合いすぎて、どうか幸せに暮らして欲しいと思わずにはいられません。


おじさんが愛される

39歳のおじさんが、10歳下のイケメン部下に溺愛されるお話。

雀さんは、仕事ができる頼りがいのあるリーマン上司。みんなから好かれているも、家に帰るとファンシーな部屋着でお一人さまを決め込むアラフォーです。
そんな雀さんに、部下の高身長イケメン慶司が近づいてくる冗談任せかと思ったらそうでもなくて。。

ゲイ同士の葛藤もありますが、それを乗り越えてのハッピーエンドでした。
雀さんが考えた、40までにしたい10のこと、10年間ひとり身だった寂しさの裏返しだったかもそれませんが、慶司に見出してもらってよかったです。

H

非BLのアクトアウトにハマったことがきっかけで、それより最近に描かれたこちらの作品を手に取りました。
なんか全然えっちぃやつだった!

事前に何の前情報もなく読んだのですが、SMっぽい設定で絵もそうなんですが緊縛で言葉少なながらゾーンに入っていることが分かる黒髪メガネさんがすごくHでした。
巻末に初期設定があるのですが、最初はもっと真面目な風貌の設定だったようで、こっちの方がさらにHだったかもと思いました。

両片想いなので苦手な設定ではありますが、今回当て馬役だった先生との絡みも官能的で、後ろ暗い雰囲気が面白く最後までテンションを保てました。

先生のスピンオフぜひとも実現させて欲しいです。

内容は全然違いますが、いたいけで純情な受け設定は共通してるかも、と思いました。

アクトアウト(下) 非BL コミック

冬房承 

バックグラウンドが語られる2巻

そう、完結となっていて、これは上下巻での発売なのです。
しかーし!お話は終わっていない。作者さんが後書きで心残りだと書かれていたように、読み終わって一応一段落した体ではあるものの、ここからの続きが読みた過ぎてじれじれします。

対照的な二人の過去が語られ、それぞれに壮絶な人生を歩んでいたのだと分かる。読者に分かるけれど、自分でも見つめることを避けてきたその過去を、お互いだけに語るシーンが切ない。胸にぐっときました。

相変わらずきれいなスケートシーンと、次第に心を通わせる二人の人間ドラマにじーんとします。

祥伝社さんはどうしてこれをここで終わりにしてしまったのか?
onBLUE枠で続編ができないものでしょうか?
あるいは他の出版社さんでぜひ続きを掲載して頂けないでしょうか。
切に続編を望みます。

ふとこの作品を手に取る機会に恵まれて本当にラッキーでした。
作者さんの他の作品を探したのですが、BLが1冊しか見つからなかった。。

今後も注視していきたいと思います。

アクトアウト(上) 非BL コミック

冬房承 

おすすめ!

hontoで祥伝社のセールをしていてふと表紙が気になり購入してみました。
結果大正解でした!これは読まないと損と言い切れる!

フィギュアスケート選手と、その(主に芸術面)アドバイザーとなった元ダンスール。二人の人間としての交流を描く作品。
BLではないけれど、BLである必要もない。そして一人の青年の成長物語でもある。

本番で失敗ばかりのいばら。でも練習の鬼。
そんないばらの元に、元トップダンスールのヴァシリーがやってくる。いきさつは後で騙られるけれど、コーチでもコレオグラファーでもない彼が、どういばらのフィギュアに関わるのか。

なによりフィギュアのポーズがきれいで迫力がある。そして、自分のことをあまり出さないいばら。ヴァシリーと共に、読者も彼が一体どんな人間なのか、何を考えているのかが分からない。
ただ彼の世界トップのスケーティングと、月のような凜とした、けれど冷たい体温のたたずまいに魅せられてしまう。

一方のヴァシリーは、太陽のような雄々しい存在。けれどケガで引退してしまう。彼のバレエがいばらに変化をもたらすのか?

そう、スケートがうまいからといってジャンプが跳べる訳ではないし、よい得点がとれるわけでもない。そういうフィギュア漫画かと思ったら全然違った。

もう今はこの漫画のことしか考えられない。
2巻に続く。