芸術を仕事にしている人、しようと思っている人には読ませたくない一品。
それほど心に来ます。
後味は悪い方かと。
題が、青春の終わりですからね、切ない話でした。
最初のあいの、うたは心にじんわりと来るいいBLだと思います。
途中やっていることが何もかも上手くいかないのは解って、先は読めるんですけど、
木原がよく表現しているむき出しの愛が痛いくて愛おしい。
攻めのあいのうたは率直で飾らなくてドキっとしました。
The end of youthは辛い良い意味でBLではない。
田頭の弱っている心に付け込んだ力みたいな。
運と才能を若い頃に使い切ってしまった田頭が不憫。
音楽で食って行こうとした者の末路がリアルすぎて泣ける
最後、編集長どうなったんでしょうか、それが気になります。
音楽に関わり続ける限り彼は永遠に世間一般に思われる幸せにはなれない。
表紙、綺麗ですね。色合いもバッチシです。
そして、中の漫画の絵が更にいい。
受けの顔の頬の丸み、目のキラキラ。デザインが私のツボ過ぎて読んでて、ずっと萌えられました。
甘い絵柄で、中身も甘々のエロエロです。普通のBLより、ロマンチックで突き抜けている感じがします。でも、BLのお約束はちゃんとあります。
この突き抜けが気持ち良くてこの話の良さだと思います。
花がいっぱい出てきて、季節感の表現が上手いです。ぬくもりを感じます。
玉に瑕なのが、攻めがちょっと空気な事、作画もよくずれるし、カッコいいなは解るんですけど、受けの性格に霞ぎみ……。新人の作家さんということで、次回作に期待です。絶対、私は買います。
一、 二巻併せての感想になります。
矢代――――好きだ―――。←読んだ後にこうなりました。
これから読む人には、最初の1ページから最期まで、脇目も振らずに読んでほしいですね。
ネタバレになりますから、内容には一切触れられないんですけど、すっごい面白いです。(これ内容のヒントです)
暗い話や、儚い話、考えさせられる話が好きな人は、きっと好きです。
主人公の矢代の心情は一回読んだだけでは解らないと思います。それぐらい話は深いです。
BLっぽくは無いですね。
けっこう作者の作り込みが凄くて、矢代の下の名前はまだ明かされていないんですww。
これが話の肝になるとは思いませんが、矢代らしいと思います。
話は逸れますが、矢代は化物語の羽川さんに似ていると思います。
どうしても触れたくない。よりずっと面白いと思うので、是非皆さん読んで下さい。
視覚的にくる暴力表現は小説では出来ませんし、話が原作より上手くまとめあげていると思いました。
結構飛ばしている感じもあったので原作も併せて読むことをお勧めします。
また、違った感情が湧いてくるのではないのでしょうか。
どう話が上手くまとめあげていると言いますと、
木原音瀬さんは心理描写がとても上手く、最後の方になってくると(私の場合は)泣き疲れて萌えるどころでは無くなります。
今回この漫画でも泣きましたがまだ体力が残っていたので萌えられました。
二人の不器用さ加減と、透のちょっと意地悪なところよかったです。
あと、絵に関してですが原作の張りつめた雰囲気と絵柄があっていました。
透の折檻のシーンは何回みても心が痛いです。麻生ミツ晃先生は表現力があります。
少し顔のデッサン狂っている気はしますがそこが味になって、なんかわざと狂わせている気もします。
あえて言うなら、表紙もうちょっと上手く描いて欲しいですね。弱すぎます。もうちょっとコントラスト強い方がいいです。
あと、描き下ろしの小説は最後の可愛い方の透です。
もう木原音瀬が書かれることは一ありません、悲しすぎます。
COLDシリーズ好きな人は透にお別れをしたいなら買うべきです。
※木原の大ファンの書評とふまえてお読みください。
めっちゃ面白かったーー。
前作のCOLD三部作は切なかったけど、今回は嘲笑しながら読みました。
共通点は攻めの性格ががらりと変わるところでしょうか。
そう、今回はせつなくないんです!全く!!!
読む前は泣く準備をしていたんですよ。でも、前作の攻め透と今回の攻めの秋沢が大暴れしてるとこからテンションが変な風にあがちゃって爆笑しました。
透と藤島のその後がちょっとでも見れて嬉しすぎます。
秋沢くんは木原のキャラに良く出てくる人格がガチで子供の奴。
そして、受けの楠田の性格がいつもはメインキャラでホモにはならないが、ホモな主人公達を見つめる第三者でした。ここが新しい。
スピンオフだから当たり前なんですけどねw
だから境遇がいつもの受けじゃなくて、苦労もなしに秋沢と相思相愛になるんですよ。
だからでしょうか、いつもと比べて文章が力んでなかったです。
木原の本を読むと感じるエゴイスト感って言えば良いんでしょうか……いつもの真綿で首を絞められているような緊縛した雰囲気が無かったです。
今回の話は何をやっても上手くいく話しですしね。
だから、秋沢の無垢な愛がストンと心に落ちてきて、最後の蛍のシーンは読んでいて心が軽くなりました。
エロシーンがこれ良いです。木原さんは新装版の秘密という小説からエロシーンがどんどん上手くなってまして、木原の本の中で一番好きなエロです。
私自身エロシーンは下品で内容も無いものだと思えて苦手でして。BLにはエロシーンなんて無い方がいいと思ってましたが、これは行けます。
私の予想では秋沢の顔が父親と全く似てないのがキーになっていきそうな気がします。
in TOKYOはこれからの不幸の前座か、それともこのまま幸せになるか、
コノハラーとして木原の小説に油断なんかするわけないいですけどwwww
凪良ゆうさん人気作家ということで読みました。
ページ数も文字数も少なくてさらっと読み終わりました。
典型的なBLの鉄板ストーリーで、普通と違うのは攻めの夏市の変態度でしょうか。
夏市は親にゲイと告白してもたいして引かれないし、三つ子の弟たちも協力的……さすがBLです。
食べるのに二時間ぐらいかかったというシーンがあってこいつら暇だなーって思いました。
恋愛だけしてるBLは嫌いです。書き切れてたら良いんですけど。
良い意味で最後のポスターは流石に引きました。夏市は本当に変態。
恋の病に二人は落ちたということはわかりました。
普通のBL好きな人が読んだら面白いんじゃないかな。
この作品は人を選ぶと思いますが私は大好きです。
攻めの風見が本当に強引で俺様。はっきりいって受けの城山にやってることは犯罪w
典型的な自己中なアーティストタイプです。
でも悪気が無いから私は許せちゃう。
私は言葉で好きとは言わないけど、相手を思っているというキャラクターが大好きで、まさに風見がこれでした。
風見は嫉妬はするし束縛もするんだけど城山をまったく大切にしません。
こういうキャラがちょっとでも相手を好きとうい素振りを見せるのが萌えます。
城山は風見の気持ちが解りにくいからめっちゃ頭の中をぐるぐるさせて可愛いです。
好きってどっちも言わないから、ずっと萌えられます。
最初の序文みたいなのはちょっと中二臭くて微妙、共感を私は出来ませんでした。
でも、城山の哲学的な言葉は考えさせられました。城山のキャラづくりはちゃんとしています。
はっきり言って城山の過去はあっそて感じです。
わたしは親の離婚届けを中学生の時に目の当りのしたことあるけど、二年たったぐらいでどうでもよくなりました。
お涙頂戴設定と思ってしまいました。